時々日記に登場する、JAMSTEC に努める妻の知人から、上野にある国立科学発物館で開催中の「深海」展のチケットをいただいた。
開催前にいただいていたが、昨日やっと家族で見に行く。
平日だというのにすごい混雑。
保育園の子2人はあまりの人込みで、途中から「つまらない。早く出たい。」と言い出す。
小学生の長男はそれなりに興味深く見ているが、混雑で思うように見られないのは多少面倒なようだ。
つまらないと言うには多少訳があり、展示の内容の多くが見たことのあるものだから。
協力しているのは JAMSTEC と新江ノ島水族館、それにすみだ水族館のようだ。
元々 JAMSTEC の本拠地と江の水は立地が近いせいもあり、仲が良い。江の水にも深海コーナーとかがあったりする。
そして、家からは上野に行くよりも、JAMSTEC や江の水に行く方が近い。
結果として、展示内容の多くはすでに見たことのあるものだった。
僕は過去に数回科博に言っているが、どういうわけか「コンピューターの歴史」コーナーを見られていなかった。
このサイトのページ構成を見てもらってもわかるように、一番の興味分野にもかかわらず、なぜか行くたびに展示入れ替え中だったり、企画展の都合で閉鎖中だったり、見られなかったのだ。
今回初めて見ることができた。
実は、深海展よりも僕にとってはこちらがメイン。
科学技術の発展コーナー。
コンピューターだけでなく、伊能忠敬の使った道具や、和式時計、からくり人形もある。
子供たちにこれが何であるか解説。
学芸員ではないが、近くにいた親子もなんとなく解説をきいている。
お父さん、こういうの語り始めると熱いよ~(笑)
しばらく前にスプライン曲線の歴史について書いたのだが、技術の発展コーナーの片隅に、なんの説明もないまま、製図用具(スプラインと呼ばれる道具)が展示されていた。
…といっても、製図用具そのものではなく、展示用にアクリル板で作られた「イメージ」だけどね。
これでも十分。あとで記事に写真追加しておこう。
高柳博士が最初にテレビの実験を行った機械の復元も置いてあり、数時間ごとにデモを行っていた。
これも写真を撮ってきたので、あとで「80年代の画面技術」の走査線の話のところに追加しよう。
しかし、この実験装置、存在は知っていたけど「ビデオみたいに決められた表示を出すだけ」だと思っていた。
撮影側もちゃんと再現してあって、手などを出せばちゃんと動画として写る。素晴らしい。
タイガー計算機や計算尺については、僕が子供に熱く語っているのでボランティアの人が寄ってきた。
触ってもよいタイガー計算機や計算尺もあり、日によっては出せるのだけど、今日は都合が悪くて出せない、と謝られた。
それはちょっと残念だけど、いろいろ突っ込んだ質問をしてみた。
…ボランティアなので、突っ込んだことになるとわからないとのことだった (^^;;
リレー計算機や真空管計算機については、もう言わずもがな。
と言っても、実際ここらへんになるといじったことがあるわけでもなく、それほど語れない。
ただ原理を教えられるのみ。
というわけで、楽しい科博見学でした…が、特別展と常設展示見て1日じゃ足りないね。
科博はちょっとしたテーマパークなので、1日じゃ回りきれない。また行きたいところ。
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