関内ホールに、プリキュアミュージカルを見に行ってきた。
長女(6歳)と次女(4歳)が広告を見て「これ見たい!」と主張したからチケットをとったのだが、そんなこと子供はすっかり忘れていた。
とはいえ、前日に見に行くよ、と言ったら喜んではいたが。
長男(8歳)は、妻と一緒に毎夏恒例のポケモン映画へ。
安いチケットなので2階席。
でも、最前列だったので「前の席が邪魔で見えない」ようなことはなくて助かった。
プリキュアミュージカルは始まったばかりだし、これから全国を回るので内容についてはあまり触れない方が良いだろう。
始まり部分のあらすじだけ書いておけば、プリキュアの4人+キュアエースの5人が、別世界に迷い込む。
その別世界…アニマルランドでは、ジコチューの幹部3人が暗躍していた。
プリキュアに阻まれてなかなか征服できない人間界はとりあえずおいておいて、アニマルランドを征服してジコチューランドに変える計画らしい。
偶然アニマルランドの王女、ミーシャと出会い、危機を救ったプリキュアたちは、アニマルランドの平和のために立ち上がる。
ミュージカルとしてのクオリティは、ピューロランドより低いように思う。
でも、値段も安いのでコストパフォーマンスは悪くない。
変身シーンが3回ある。
そのうち2回は、変身時に舞台が暗転しているが、人が舞台そでに行くのがわかる。
長女は「いま、着替えてきたんでしょ?」と、見破ったつもりで得意顔。
でも、この演出、どうやらワザとだったようだ。
3回目は、暗転もせずに舞台上で変身を行う。
…いや、それだって大人が見たら、やっていることはバレバレなんだけどね。
長女は一瞬驚いた後に、「あー、どうやったかわかった!」と見破って得意満面。
見破って大喜びしている時点で、子供向けとして演出は成功である。
ちなみに、4歳の次女には何が起こっているかわからない。その程度の巧妙さはある。
途中で20分の休憩が入る。
この際、ジコチューの幹部3人が放送席に勝手に入る…という設定の演出がある。
「後半は俺たちのカッコよさに、おしっこちびっちゃうかもよ」と、トイレに行くことを促す。
ジコチューだから勝手な放送をして、その内容でトイレに行くことを勧める、というのはなかなか上手い。
そして休憩あけ。
その3人が、休憩中にちゃんと「わざわざトイレに並んだりしないで、ちゃんと横入りしたか?」などと聞いてくる。
腹減ったら、席に座ったままお菓子食べていいんだぜ?
前に来た方がよく見えるから、他の子を押しのけて前においでよ。
なにせ、「ジコチュー」の言うことだから、やってはならないことを次々言い出す。
でもこれが、子供たちに対する「やってはいけないこと」の警告になっている。
口やかましい禁止事項を連呼するのではなく、キャラクター設定を活かした注意の仕方で、上手い。
ところで、「休憩中」にも、トイレなどに行かない子供向けに「エンディングのダンス」の振り付け講座があった。
うちの子はいつもエンディングを見ながら踊っているが、特に動きが難しい部分を解説。
この時は気づかなかったけど、後半で客席も含めてみんなで踊る演出があった。
それとなく教えておく、というのもなかなか上手い。
悪い部分もある。
劇が始まる前に、前説で、プリキュアがピンチの時は応援してほしい、というお願いがあった。
この時「がんばれプリキュア―」と呼びかけてほしい…と頼んでいたにも関わらず、最初に応援しないといけない局面の応援文句は、これではなかった。
がんばれ、が求められる場面は確かに多いし、その場その場で呼びかけて柔軟に変えるのも構わないのだけど、最初から例外は多くの子供が戸惑っていた。
ちなみに、応援が必要な局面でなくても、プリキュアが舞台に出てくると「がんばれー」と言い続ける子供も多数。
「みんなで応援してね」がちゃんと伝わるような演出がないことが原因。
(本当に必要なときは呼びかけが行われるが、そういうシーンが出てくるのはかなり後半)
まぁ、子供たちは楽しんだようだ。
これを書いている今も、ご機嫌でプリキュアの主題歌を歌っている。
来年もまた見たいと言っている。
チケット取れたら行っても構わないかな、と言うくらいのクオリティはあったので、考慮しておこう。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |