話が変わるので記事を分けましたが、こちらも「不思議の国のハローキティ」の感想です。
まぁ、些末な話だから記事を分けたのだけど。
「不思議の国」の前は、「ハローキティとオズの魔法の国」を上演していました。
こちらは、素直に「オズ」を短い話に仕立てたもの。
ただ、舞台にするうえでやりにくい部分は、思い切って翻案していました。
その翻案の一つが、「エメラルドシティ」と、そこを支配する魔法使い「オズ」の描かれ方。
オズは本来眼鏡屋で、緑色の色付き眼鏡を人々に広めたところ、すべてがエメラルドに見えて喜ばれ、続けざるを得なくなった、ということになってました。
これ、提供が「メガネのパリミキ」だから、タイアップした緑色の眼鏡も販売されたんだよね。
また、「オズ」では、お話の終了後に宝塚風のレビューがありました。
これも、演出を宝塚の演出家に頼んでいたため。
真似をしたのではなく、本当に宝塚の演出家なので、クオリティは高いです。
そして、「不思議の国」。
引き続き、提供は眼鏡のパリミキ、演出は宝塚の演出家です。
眼鏡は今作でも重要な意味を持ちます。…オズほどではないけれど。
冒頭で、ハートの女王に仕える「ウサギ」がキティとぶつかって眼鏡を壊してしまい、目がよく見えないままにキティをアリスと間違えます。
誤解はすぐに解けるのですが、これで知り合ったウサギに同行して、キティの冒険が始まります。
キティはお話の後半で、壊した眼鏡の代わりに、別の眼鏡をウサギにプレゼントします。
この眼鏡が…非常に存在感がある。ここら辺、「メガネのパリミキ」の宣伝を意識してのことなのか。
子供にも話の感想を聞いてみました。
(帰宅後にゆっくり聞いたのですが)
「不思議の国」の中で、美しく優しい女王が、一瞬にしてわがままな老婆に変わってしまうシーンがあります。
これ、一週間後には6歳の長女が、怖かったと言っていました。
話の内容は、自分の知っている「アリス」とは違うことはわかったようですが、あまり気にならなかった様子。
アリスのような「トランプの国」が舞台で、アリスのように「ハートの女王」などがいて、主人公がアリスっぽいキャラ(キティ)であれば、それはアリスなのでしょうね。
お話終了後のレビューは、相変わらず宝塚っぽいです。
#子供の頃ですが、2回ほど宝塚見たことあります。
「不思議の国」にはダニエル(キティのボーイフレンド)は登場しないのに、レビューには出てきます。
出てくるだけでなく、存在感強いです。
「オズ」では、一応お話にも出てきたのだけどね。
レビューに出すならお話にも出してあげればいいのに…とも思うのだけど、出せない理由もなんとなく理解できる。
お話の冒頭は「家族でピクニックに来たキティが、空き時間に単独行動する」ことから始まります。
ボーイフレンドがいたら、単独行動するのに違和感が出てしまうよね。
そうそう、席は自由席ですが、座るときには「舞台に向かって右側の通路」(入り口から奥の方の通路)の周辺に座るといいかもしれません。
お話の中で、2回ほど、キティが客席に降りてきてここを通ります。左側の通路は通りません。
人間心理として、席がある程度埋まってくると、早く席を確保しようとして「入り口すぐの席」に座ろうとします。
奥の方の席の近くをキティが通る、というのは、もしかしたら「知っている人は奥の席に座る」ように仕向けるためかも、と思いました。
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