目次
02日 冒険遊び場
11日 プリキュアとオムライス
12日 シフォンケーキ
14日 クッキー
23日 山菜
27日 ジュエルペットとプリキュアと
29日 バードストライク
1年ぶりに冒険遊び場の日がやってきた。
去年、小学校1年生だった長男が学校でお知らせをもらってきて、はじめて存在を知った。
そして今年、スタッフの人に聞いたら「今年で2回目」だそうだ。
なんだ、小学生になったから誘われた、というわけではなかったのか。
去年楽しかったので、今年は開始時間(10時)前に到着。
でも、すでに準備は完了し、始まっていた。
というか、大人が見守る公園遊び、というだけだから、始まりも終わりも緩い感じなのだ。
昨年の五平餅は、ご飯を火の中に落としてしまう子供が続出した。
そこで、今年はツイストパン(パン生地を、棒に巻き付けて直火で焼く)になっていた。
この焼き立てパンがうまい。
長男も長女も、何度もおかわりをする。次女と僕も含めて、15個分くらい食べたのではないかな。
僕は次女の分と一緒に自分の分を焼く。
子供たちは基本的に炭火の上で焼いているのだが、なかなか焼けない。
僕は直火で焼く。
「こっちの火だと焦げちゃうよ」とスタッフの人に言われるが、こういうことはキャンプでよくやっていて、コツを知っている。
そのうち真似して直火焼きの子供が出てきたが、注意しないとすぐ焦げる。
面白いので、スタッフでもないのに横から焼き方指導。
お昼ごはんの時間をまたぐイベントだが、去年は食べ物が少なかった。
その反省で、今年は大量のパン生地、ジャガイモ、サツマイモが用意されていた。
でも、自分でも焼きおにぎり用にアルミホイルで包んだおにぎりと、サツマイモと、マシュマロを持って行っていた。
サツマイモは混ざって混乱しそうなので使わない。
とりあえず、焼きマシュマロをやる。
「持参ですか? 準備がいいですね」とスタッフの人に言われるが、こういう遊びに参加するスタッフは、焼きマシュマロの旨さも皆知っていた。
そのうち、近所の子供が家からマシュマロを持ってきた。いつの間にかパン生地もなくなり、みんなで焼きマシュマロ。
実は、うちのマシュマロを買うのはひと騒動だった。
前日、長女に「焼きマシュマロやりたい」と言われていたので近所の店に買いに行ったが、売っていなかったのだ。
2店舗まわってない。
仕方がないから、保育園に迎えに行く時間より早めに家を出て探しに行く。
ところが、「ここなら確実にあるだろう」と思っていた店が、駐車場満車で入れない。
店の前の道は往来が激しく、車が止められないので仕方なく通り過ぎる。
保育園の時間もあるので、別の店に…と言ったら、ここも満車。
仕方なく保育園に迎えに行く。
長女のリクエストだったので、長女に事情を話し、迎えの後買いに行く。
先ほど満車だった2件目の店へ…売っていない。
別のコンビニへ…マシュマロは売っていたが、チョコクリーム入りと、イチゴゼリー入り。これではダメ。
さらにもう一店のコンビニへ。ここも売っていない。
だんだん家から遠ざかり、結局最初に満車だった、「ここなら確実にあるだろう」と考えていた店に。
やっとそこで見つけた。せっかくなので2袋買っておいた。
で、みんなで焼きマシュマロ。
1袋目は、長女と次女と僕だけで食べた。
しばらくして長男がやってきて、「僕も食べる」。最初呼んだけど、斜面のぼりに夢中で来なかったのだよ。
2袋目を開けたら、長男の友達や、その場で知り合った同世代の子も「僕も食べたいです」。
敬語で「ください」と言えた子にだけあげた。
保育園の前PTA会長が、子供と一緒に来ていた。
子供は、うちの長男と保育園で同じクラスだったが、今は別の学校。
久しぶりにあったのに、すぐに仲良く話ができる。
その話を聞いていたら…ピクミンの話をしていた。
いくら長男が最近ピクミン好きでも、10年前のゲームの話は友達にわからないのでは…
と思ったら、そのこもピクミンを知っていて、盛り上がって話をできていた。
あっという間に終了時間。
「まだ遊び足りない」というので、家まで遊びながら歩いて帰る。30分ほどかかる。
帰り着いたら、さすがに疲れたようだ。
長女と次女は現在お昼寝中。長男は、さすがに寝はしないが、疲れたようで少し横になっていた。
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たしか、日記ではまだ1度もプリキュア話をしていないな。
1年前には、長女は「ジュエルペット派」だった。
いや、派閥があるわけではないけど、保育園の女の子が見ているアニメ、というのが、プリキュアとジュエルペットに2分されていた。
もちろん、両方見ていない子もいるし、両方見ている子もいる。
そして、うちの長女はジュエルペットは見ていたが、プリキュアは見ていなかった、という意味だ。
しかし、今期のジュエルペットは…頑張って作っているスタッフの方には申し訳ないが…はっきりいって、つまらない。
長女は、仲の良い子が言っている「プリキュア」に興味を持ち、見てみたいといった。たしか、昨年秋くらいのことだ。
試しに見せてみると、非常に面白かったらしい。
実は、以前にも見せたことはあるのだ。しかし、プリキュア特有の「悪と戦う」構造が怖かったようで、その時には「もう見たくない」という反応だった。
次女はまだ、自分の意見をそれほど持たない。テレビで何かやっていれば、喜んでみている。
(いちおう、アンパンマンが大のお気に入りではあるが)
というわけで、長女に引きずられるように、見るアニメの中心がプリキュアに移行。
これには、ジュエルペットは再放送も見つくしてしまって、新しいものがない、という現状もあった。
東京 MX テレビには、プリキュア再放送枠がある。
こちらも録画してみてみる。平日毎日放送しているので、見れない日にはどんどん溜り、見れるときには2話連続で見たりする。
これが、子供にとっては非常に良いのだ。
プリキュアは、基本1話完結ではあるが、話が続く場合もある。特に、ヒーローもの(と呼んでいいのか)にありがちな、ハラハラさせる展開で次回に続く、というのは多い。
こういう話のとき、長女はまだ「怖い」という反応を示す。
でも、続きを見てしまえば、怖さは解消するのだ。
1週間待たされなくてよい、というのは、子供にとっては非常に、精神的に楽である。
東京 MX テレビ枠では、昨年秋ごろから、「ふたりはプリキュア」「プリキュア5GO!GO」「スイートプリキュア」と放映してきた。
「ふたりは」の途中から見たのだが、この話、実は完結していない。「ふたりはプリキュアMaxHeart」に続くのだ。
でも、続きは放映してくれない。
「5GO!GO!」は、「5」の続編だ。話も途中から始まるような形になっている。
でも、「5」は放映してくれない。
ついでに言うと、興味を持った段階で、本放送は「スマイルプリキュア」の途中だった。すでに終了したが、途中から見たのでいまいち最終回の(思い出を振り返る)場面が理解できていない。
いまは MX で「スイート」を見ているが、やっと「最初から最後まで見られる」話だったりする。
#そして、スイートは「つながっていること」がテーマでもあり、1話完結ではない。
(題名の「スイート」も、お菓子ではなくて「組曲」、連続している、という意味だ)
本放送の際には、幼児は内容が1週間覚えていられず、不評だったらしい。
これも、毎日放映する再放送なので楽しめている。
スイートについては、いろいろ物議をかもしたようなので、全部見終わったらまた何か書くかもしれないが、今日の本題はそちらではない。
本放送のほうは、現在「ドキドキ!プリキュア」というのをやっている。
プリキュアは2月始まり、という変則的な構成をとっているので(もちろん、春の新学期に合わせて商品を売るためだ)、まだ始まったばかり。
で、昨日の放送で、主人公たちがオムライスをつくっていた。
卵の割り方もわからないほどの料理下手が、1日でオムライスを作れるようになる、という…いや、それはないだろ。オムライスって、見た目以上に難しい料理だぜ?
「おいしそう」と長女がいうので、夕食はオムライスに決定。ちょうど冷ごはんあるし。
適当にオムライス作ればそれでいいだろう、と思ったら、テレビでやっていた調理シーンをよく覚えている。
「下にレタスがあって、オムライス載せて、トランプのマークの形の人参が載っていて、ケチャップでハートが描いてあるの」と細かな指定が入る。
あー、そういえばそんな風になっていたなー、と、うろ覚えで再現。
レタスはなかったので、かわりにキュウリをそえた。
トランプのマーク、包丁で人参を削って作ったので形がおかしい。
特にハートは、豚の足である。上が尖ってちゃいかんだろ、と思うが、作っているときは気づかなかった。
しかし、なかなか良くできたので日記ネタにした次第。
#写真は自分の分。子供用は小さいので、形のアラが目立つ。
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相変わらず卵の白味はあまる。
以前に焼きメレンゲを作っているという日記を書いたが、その後も6度目で微妙な作りになり、7度目でついに成功した。
失敗したら子供に「全部食べてよし」と大盤振る舞いするが、成功したので取っておいて、少しづつ食べる。
といっても、週に1度は白味が余るので、1週間で食べきってしまってもよい、位のふるまい方。
もう数回成功したら、コツも含めてレシピコーナーに書こうかな。
結構ノウハウがいるお菓子だと分かったけど、各種レシピページにはノウハウまでは書かれていないようなので。
#「手順」にしっかり書かれていたとしても、その手順の意味が分からないままやっていても、失敗しやすい。
そして、「目玉焼き派」だった長女が、黄味だけ派に転向してしまった。
妻は目玉焼きも好きだが、一人分わざわざ作るくらいなら黄味だけでよいという。
自分も黄味だけなので、長男以外の4人分の白味があまってしまった。
これは焼きメレンゲにするには多すぎる。シフォンケーキを作ってみることにした。
…レシピを調べると、黄味を入れるレシピが多い。
まぁ、そのほうがおいしいのだろうけど、自分の認識だと白味のみで作るケーキ、だと思っていた。
調べたら白味のみで作るレシピも見つかったので、それを参考に適当にアレンジ。
子供が喜ぶように、ココアを入れてチョコレート味にした。
シフォンケーキなので味は薄め。
でも、子供は大喜びで、例の言葉「また作って」を連発するのでした。
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最近お菓子作りの日記が続いているな。
ちょうど1か月前のバレンタインデー、長女(5歳)も次女(3歳)も、お友達からチョコをいただいてきた。
特に長女は、友達がチョコを配って人気者だったのが羨ましかったようだ。
「私もやりたかった」と帰宅後愚痴を言っていた。
そこで、「ホワイトデーにはお返しをしよう」と約束してなだめる。
なんだかよくわかっていない次女も、「明日のバレンタインはわたしがもってく」と言っているので、明日じゃなくて1か月後、と教える。
で、1か月たったわけだ。
なだめるためにホワイトデーのお返しを提案しただけだが、約束を守らないとあとで面倒なことになるだろう。
何を作ろうか迷ったが、オーソドックスに型抜きクッキーにする。
3日前から「明日クッキー作る?」と毎日のように聞いてくる長女に、13日の晩に作る、と何度も言っておく。
僕はと言えば、100円ショップでクッキーを入れる袋を買い求める。
13日は、保育園の迎えの前に、ある程度クッキー生地を作っておく。
ネットで見つけた「さくっとして美味しい」型抜きクッキーのレシピで生地をつくり、冷蔵庫で冷やしておく。
さて、夕食後に型抜き。
うちの子としては、過去に作ったクッキーはむしろ「粘土遊びのように形を作る」ものばかりなので、そうやりたがるのだが、人にあげるものなので、あまり変なのは避けたい。
まず、長女が型抜きをする。
チョコをくれた友達にお返しする、と言っていたのが、いつのまにか「仲良し全員分」の数を作ることになっている。
そして、全員分を作ってもまだ生地が余っていることに気づくと、「クラス全員+先生分」に増えている。
しかし、いったん終了して、次女に代わる。
次女は、チョコをくれた友達1名+先生1名で、2名分。一貫して主張しており、ぶれがない。
でも、長女が作ったのと同じ数やりたい、と抜いていく。
…途中から、非常に抜きにくくなった。生地がだれてきた。
この生地「さくっとして美味しい」というのはつまり、バターが多いのだ。
大人が作るならともかく、子供にやらせるのは難しかったと反省。
いったん休憩して、生地をまとめて冷凍庫に入れる。
ある程度冷えたところで 1/4 ほど取り出して続きをやる。
これで、次女の分は終了。
冷凍庫に入れていた残りは、いい感じに固まった。
長女がふたたび作る。
…と、その前に、長男(8歳)もやりたがっている。
きみはチョコもらってないでしょ、というと、学校で禁止されていたからしょうがないでしょ、と返してくる。
まぁ、それもそうだ。それに、返す相手がいなくてもお菓子作りは楽しい。少し型抜きさせる。
長男が満足したところで、ふたたび長女。
先ほどとは違う方で、ポンポン抜いていく。生地が固まったのでやりやすい。
ある程度作って終了。次女もやりたがるのでつくり、こちらも終了。
天板2枚分のクッキー記事が用意できた。1枚は長女、もう1枚は次女+長男少し。
…まだ少し生地が余っているので、僕が適当に型抜きし、オーブントースター用のトレイに乗せる。
本来、うちのオーブンは天板2枚しか入らない。でも、最下段にスペースがあるので、一緒に焼いてしまえ、ということ。
家族で食べる分なので、多少失敗してもかまわない。
焼いている間に風呂に入り、上がったら部屋じゅう甘い香りだった。
出来上がったのが写真のもの。一部がちょっと焦げた。
一晩冷ましておき、今朝袋に詰めて保育園へ持って行った。
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この2週間で、急に暖かくなった。
今年は観測史上最速で桜が開花したそうだ。
さて、うちの長女(5歳)は、花摘みが大好き。
花に限らず、葉っぱでもなんでも、とにかく生えているものをむしり取りたがる。
「ふきのとう」が食べられると聞いて、取りたがる。
すでに大きく育っており、ふきの「とうがたちすぎ」と妻に笑われる。
とはいえ、大きくなっても蕗だ。十分食べられる。
天麩羅にして! とリクエストされたがめんどくさいので茹でこぼして苦みを減らし、みそ和えにする。
少し苦いものが好きな長女には大好評。
苦いものが苦手な長男(8歳)と、次女(3歳)には大不評。
苦みに驚いて「なにこれ?」と聞く次女に、山菜だよ、と教えると、
「三歳の子がたべるもの? 私のこと?」
…ちょっと面白い。
春分の日に、鎌倉湖畔にハイキングに行った。
長女は、つい先日保育園の遠足でいったばかり。
得意げに「ここでお弁当食べた」とか、「ここで写真撮った」とか案内して回る。
谷に蕨がたくさん生えていた。
自然公園のものなので、勝手にとったりはしないが、妻が最近蕨を料理していない、と言った。
…僕は水煮しか食べたことない。
あく抜きとかやったことない。
長女が、よもぎを取りたがっていたので探したが、暗い森の中では、思ったより生えていなかった。
というわけで、家に帰ってから庭に生えているよもぎを取る。
(生えているのは知っているが、子供が喜ぶから森でとろうと思ったのだ)
これは、長女のリクエストで草団子になった。
木曜日の話。
今度は、大量に生えたつくしをみつけ、これもひたすら集める。
つくし集めは次女にも楽しいようで、一生懸命集める。
ただ、長女は「食べること」を前提として茎を長く摘んでいるのに対し、次女はただむしっているだけ。
大量に集まったので、袴をとり、これも苦みの強い胞子部分を、水に何度かさらして苦みを抜く。
(これもほとんどトウがたちすぎており、胞子嚢が開いたものがおおい。それは茎のみ食べる)
醤油と砂糖で甘辛く煮た。
長女以外にはきっと不評だろう、と思ったら、こちらは家族全員(子供全員でなく、妻にも)おいしいと大好評。
あっという間に食べつくし、明日(書いているうちに日付が変わって、今日になってしまったが)は休みなので子供とつくし取りに行く約束になっている。
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東京MXで放映していた、スイートプリキュアの再放送が終了した。
少し前に終了したらなんか書くかも、と予告していたのだが、あの時点ではいろいろと思うところがあったのだ。
でも、その後の展開で少し思いが変わったし、今あらためて調べると自分の勘違いもあるようだ。
なので、まずはこの「勘違い」のことから書こう。
#注:各種ネタバレ含みます。
すでに放映してから何年も立っているので許容されると思いますが、嫌な人は読まないでください。
まず前提話。
最初に断わっておくが、自分はそれほどアニメ好きではない。なかった。
子供が生まれるまえはほとんど見なかった。
でも、今は子供と一緒に楽しんでいる。あくまでも「子供と一緒に」のレベルだけど。
ジュエルペットに関しては、子供が好きなので一応全部見ている。
以前にこの話題に触れた時は、2作目の「てぃんくる」を見ていなかった。
…今では、この数年で見たアニメの中では、これが一番気に入っている。
ただ、このアニメ、視聴率が最終回に向けてダダ下がりだったらしい。
(これは、視聴率調査から読み取れる事実)
子供向けなのに連続もので、最終回付近は、それまでばらまいてきた伏線を一気に回収にかかる。
ちゃんと内容を覚えていないと意味が分からなくなるし、最終回の「ハッピーエンド」に向けて、緊迫した展開が数回続く。
3~5歳の、ターゲット年齢層の女の子には、これが怖いし意味わかんないしで、視聴率が下がったのではないか、と語られている。
(これは、ネット…おもに 2ch などでの評判。
最後に書くが、最終回が震災直後なので、その影響もあったのではないかと思う。)
うちでは、毎日見られる再放送を見ていた。
全部を見るのに1年かかるわけでもないので、伏線もかなり覚えている。
それも、少し撮りためてあるので、緊迫した展開では「続きを見てしまう」ことで、ほっと出来るところまで話を進められた。
「怖いから続き見たくない」状況にはならない。
その結果、最終回では5歳の長女も泣き声になりながら「この後、みんながどうやったら幸せになるのか」の提案を僕にしてきた。
(ハッピーエンドなのだけど、今後の展開を考えさせる終わり方なのね)
かなり物語世界に入り込んでしまった証拠で、長女も今まで見た中で一番好きなアニメ、としててぃんくるを挙げている。
そして、スイートプリキュアの話になる。
こちらも、プリキュアとしては珍しい、連続ものだった。
そして、最終回に向けて伏線が一気に回収され、緊迫した展開が続く。視聴率も落ちたらしい。
てぃんくると同様の構造だ。
「スイート」は、2月に開始した直後に、震災があった。
そのため、内容が震災の影響を受けて変わった、という話題をネットでずいぶんと読んだ。
…これが、再放送を見て「最後まで見たら、なにか書きたい」と思っていたことの原因。
そして、自分が勘違いしていたことでもある。
震災の影響を受けたのではないか、という主張をしている BLOG などは多数あったが、それほど大きな勢力ではなくて、一部の人が言っているだけのようだ。
実は、やはり女の子の父親である知人は、その子が好きなので「スイート」をリアルタイムに見ていたらしい。
そして、その知人も「震災でずいぶん話の内容が変わったようだ」という話をしていた。
だから、僕がそのつもりで情報を選択してしまっていたようだ。確かにそういう感想を持った人は多いようだが、多分これは当たってはいない。
(全く外れ、ということもないようだが)
1年かけてみていたら、大人だって当初の設定を忘れてしまう。
しかも、途中で震災なんて言う大きな社会不安があれば、作品を見る「自分自身」が変容して、見方が変わってしまう。
でも、今回自分は再放送を見たので、最初から最後までを同じ気持ちで見られた。
震災の影響を受けた、と主張している人の多くは、この作品の最終的なテーマが「絆」を感じさせることから、そういっている。
(絆、は、震災後によく使われたキーワードですね)
ところで、後半になって登場するプリキュアは、このシリーズには珍しく小学生だ。
この小学生が訳あって両親と離れ、祖父と暮らしているという設定から「震災孤児をイメージしたのではないか」という主張もある。
でも、この小学生、初登場は第6話だそうだ。3月20日放送。
震災後に急に小学生が登場したので、震災孤児をイメージしたのだろう、と言われる理由だ。
でも、アニメは作成に時間がかかる。そんなに急に用意できるわけがない。
さらに言えば、毎週連続ものなので、当然「次回予告」がある。
第6話の内容は第5話の最後で予告されている。
震災があったため、第6話は放送を延期している。第5話は 3月6日放送。
まとめれば、確かに小学生の登場は震災「後」ではあるが、震災前から予定されていたことがわかる。
もっと言えば、プリキュアとしての姿は、第1話のオープニングから(謎の人物として)登場している。
こちらは、「謎の人物」なので、後で設定を小学生に変えたのだ、と主張できなくもないが、それはあまりにもこじつけだろう。
オープニングといえば、オープニングテーマでは、「この世界は繋がっている」って、サビで歌い上げている。
最初から、「スイート」のテーマは「人と人のつながり」なのだ。
そもそも、「スイート」が、一揃い、という意味の英単語。
テーマモチーフである「音楽」においては「組曲」の意味になる。数曲で連続した物語を作り出す音楽、だ。
もう、タイトルからして「つながっている」のだ。
先に書いたが、プリキュアシリーズにしては珍しい、1話完結ではない連続物語。
これも、「一揃い」であること、「世界は繋がっている」ことを意識しての演出なのだろう。
#というか、先に「連続もの」を作ることが決まって、それを「一揃い」と意味するタイトルにしたのだろうな。
つまり、「絆」を感じさせるものも、「小学生プリキュア」の登場も、震災より前から組み込まれていた。
そこで震災が起こったのは偶然だ。
ただ、大きな社会不安によってみる側の心理が変わり、アニメに現実を投影して「話の内容が影響を受けている」と感じただけなのだろう。
まったく影響を受けていないか、と言えばそうでもない。
影響が明らかなところでは、放映が半分終わった時点で変更される「エンディングテーマ」が、被災者への応援歌と思われる内容になっている。
また、同時にオープニングテーマも変更になった。こちらも応援歌的。
通常はオープニングテーマは1年を通して同じなので、これは「明らかな影響」なのだろう。
再放送ではなくなっていたが、本放送時は終了後に「プリキュアから被災者への応援」のカットが入っていたそうだ。
これは、他のアニメでも当時そうだった。業界全体で、子供番組には応援メッセージを入れていたはずだ。
以上は、明らかな「震災の影響」。
他の影響としては、少なくとも、予定よりも1話減少している。先に書いたが、震災直後の放映ができなかったためだ。
何を減少させるか、と考えれば、当然話の本筋に関係ない話だろう。
先に上げた「てぃんくる」も、「スイート」も、さすがに1年間通して完全な連続もの、ではない。
時々、サブエピソードみたいなものを交える。
そして、連続したお話がシリアスになりがちなのに対し、サブエピソードにギャグを入れてバランスをとる。
「スイート」で、最終回付近でギャグの比率が落ちて「怖い」印象を与えてしまった、という可能性はある。
もう一つ、最終回付近の4話分に関しては、そこまでの話の流れに比べて、余りにも暗い流れになっている感じがした。
この部分が、もしかしたら影響を受けているのかもしれない。
最後は、悪の根源である敵を…倒さない。
この展開はすごいと思った。震災で多くの人が死んだから、とにかく誰も殺さないようにしたのだ、と受け止めた人もいる。
だけど、これも伏線がしっかり張られているんだよね。
中盤の盛り上がりで、「当初のボス」と戦うときに、主人公の一人が言っているのだ。
「幸せを守るために戦うのであれば、敵の幸せも考えなくてはならない」と。
(注:一言一句この通りではない)
だから、最後の敵も倒さず…和解する。
そして、和解した相手が行く場所を失っているのを、受け入れて仲良くする。
別に、途中と同じ戦い方をしないでも、絶対悪を倒して終わり、でもわかりやすくてよかったかもしれない。
どちらに転んでも話は成立するので、この部分が震災の影響を受けたのかどうかは、正直わからない。
ところで、先に書いた「てぃんくる」と「スイート」の視聴率の低迷は、「震災後に節電が呼びかけられた」、または「強制的に輪番停電させられた」ことと無縁でないように思う。
一話完結なら、途中の話が見られなくても大丈夫。
でも、連続ものだから、それでは話が分からなくなる。
怖いから見たくない、も事実としてあったとは思うけどね。
終わり方については、「てぃんくる」とつい比較してしまった。
「てぃんくる」も、「スイート」も、最終的な敵は「人間の負の側面」を具象化したものだ。
「てぃんくる」では、「憎しみや妬み」から生まれた呪文、ということになっている。
ただ、呪文と言ってもそれ自体が意思を持ち、近づくものに取り付いて、さらに強くなろうとしている。
なんか、「病気」みたいな不気味な印象がある。
その目的もわからないが、取り付かれたものは、常に憎悪の心を持ち、攻撃的になる。
「てぃんくる」では、最後の戦いによって敵は封印される。
しかし、憎しみや妬みがある限り、いつかまた現れることが予期される。
だから、主人公のうち一人は、「皆を幸せにする魔法」を探す長い旅にでることになる。
この、長い別れという「悲しみ」を克服しなくてはならない。
この、「悲しみを乗り越え、いつか幸せを得る」ことが最終回のテーマになっていた。
「スイート」の方では、敵は「悲しみが凝集したもの」であり、物理的な姿を持っている。
不気味というよりは、強大で怖い怪物。
敵の目的は世界を消し去ること、というのは、最後の敵にありがちな設定なのだが、珍しいことに最終回でその目的に至る信念が語られる。
敵は、自身が悲しみの凝集物であることを知っている。人間に忌み嫌われることを知っている。
しかし、人間は悲しみを忌み嫌いながら、悲しみを生み出し続ける。
ならば、彼にとっての最善は「忌み嫌われる自分を消すために、悲しみを生み出す人間を含めて世界を消し去る」ことになる。
ここで、「皆を幸せにしたい」というプリキュアの目的と、「悲しみを消し去りたい」という敵の目的は、実は同じであることが明らかになる。
ただ、そのためにとった方法が正反対で、お互いを敵とみなして戦っていただけなのだ。
このことが最後に明らかになるのは、話に深みを与えていた。
「スイート」では、先に書いたが最後の敵と「和解」する。
「自分は忌み嫌われている」と感じている敵に対し、許されない存在などない、と悲しみから救おうとする。
そして、敵がその姿勢を理解した時、悲しみは消える。つまり、敵自体が消滅してしまう。
ただ、やはり悲しみは世界からなくなるわけではない。
全てが終わった後、敵は再び皆の前に姿を現す。
周囲の人は、敵がまだ消えていなかったことに臨戦態勢になるが、主人公たちだけが「待っていたよ」と受け入れる。
こちらも、悲しみは消えることがない、うまく克服しなくてはならない、というのが最終回のテーマだ。
こうなると、気になることが一つ。
低年齢向け女児アニメで、魔法少女物で、珍しく伏線の多い連続もので、最後の敵が「人間の負の感情」で、最終回のテーマが「悲しみを乗り越えること」…。
テーマが似すぎている。
うちの長女は「てぃんくる」の途中から見ていたのだが、その時は「スイート」はまだ始まっていなかった。
「スイート」は「てぃんくる」の影響を受けてる?
でも、市場規模からいえば、プリキュアがジュエルペットの影響を受けるとは思えない。
放映日付を見たら、「スイート」は「てぃんくる」の翌年だった。
でも、ジュエルペットは4月始まり、プリキュアは2月始まりなので、「スイート」開始時には、「てぃんくる」はまだ放映中だ。
まだ成功したかどうかもわからない、低年齢向けの「連続もの」というスタイルを真似するとも思えない。
むしろ、同時期に同じターゲットのアニメが、相次いで似たような「変わったこと」をしているわけで、共通の元ネタがあるのかもしれない。
じゃぁ、連続した深い設定で話題になった「まどか☆まぎか」っていつだっけ?
と思ったら、これも「てぃんくる」放映中の1月~4月だった。
#まどまぎは、子供向けではないので子供と一緒には見ていない。
しかし、「話題作だから見たい」という妻と一緒に再放送を見た。
…ごめん、ファンが多いようだけど、正直僕にはつまらなかった。
僕はSFファンなので、皆が「構成がうまい」と言っているタイムパラドックスネタは、「ありがち」だとしか思えなかったのだ。
なにか、元ネタになるような話で、話題になったものがあったのかな?
魔法少女物で似たような設定が続々と…って、ちょっと偶然とは思えない。
#余談だが、先に書いた「まどまぎ」含め、タイムパラドックスネタの話も、ここ10年多すぎる気がする。
サマータイムマシンブルース(これは演劇。のちに映画化された)や、時をかける少女(アニメ版)などね。
これもなにかあったのかな?
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どういうわけか、家の窓に鳥がぶつかる。
昨日、春休み中の長男(8歳)が、
「おとーさーん。小鳥が窓にぶつかって落ちてるー」と僕を呼んだ。
またか、と見に行くと、セグロセキレイが窓の外に落ちている。
長男によれば、何か音がしたから見に来て、たった今までピクピク動いていたらしい。
近づいて触ってみる。当然まだ温かい。
脳震盪でも起こしているかも、と期待して、もう一度そこに置いてみる。
少し離れたところで、別のセグロセキレイがこちらを見ている。
普通、セキレイは止まっているときでも、尻尾をぴょこぴょこ動かしていて、愛嬌がある。
しかし、こちらを見ているセキレイは、全く動かない。
普通なら人間を恐れる距離にいるのだが、とにかくじっとして、こちらを窺っている。
おそらくはつがいで、パートナーを心配しているのだろう。
脳震盪にしても、体が冷えて死んだら困るし、上空からカラスでも狙っていると困る。
上に段ボール箱を被せ、気づいたら逃げ出せる程度の隙間を開けておく。
どういうわけか、家の窓に鳥がぶつかる。
最初は、引っ越してきて半年目くらいだった。
何かがぶつかる大きな音がして、見に行くと、鳩が窓ガラスのすぐ下に落ちていた。
窓ガラスには、飛んでいる鳩を正面から見たのと同じ形に、体の脂が残っていた。ぶつかったのは間違いない。
この時はしばらく置いておいたら、カラスが運んで行った。
少し離れた空き地に羽が散らばっていたのを見つけたので、そこで食べたのだろう。
その後、もう一度鳩がぶつかったのを覚えている。
今回と合わせて、都合3回か。
…と思ったら、妻によればもっと多いらしい。
僕が仕事で出かけているときに、スズメがぶつかって気絶したが、すぐに回復して逃げていったことが1回。
庭仕事をしていたら、窓の外に死んだ鳩が落ちていたことが1回。
なんだかぶつかった音がしたが、周囲を探しても何もなかったのが1回。
(おそらく、スズメと同じで逃げたと思われる)
この家に暮らして8年になるが、その間に確認されたものだけで6回、家の窓に鳥がぶつかっている。
「知らないうちに死んでいた」こともあるのだから、「知らないうちにぶつかって、回復して逃げた」ものもあるだろう。
そうすると、年に一度は鳥がぶつかっている、ということになる。
周囲が畑や田んぼで、鳥が勢いよく飛んでいる、というのは重要な要因だと思う。
僕の家は住宅地の中だが、昔から住んでいる大地主さんがいて、そうした人の田んぼや畑もある。
そして、我が家はその中に挟まれている。
スウェーデンハウスの窓は大きい、というのも関係があるのかもしれない。
でも、他のスウェーデンハウスのオーナーさんに話を聞いたことがあるわけでもないので、この因果関係はわからない。
家の上に高圧電線が通っている関係?
鳩が地磁気を感知していることは、どうやら確からしいが、そのメカニズムはまだ解明されていない。
でも、地磁気は位置を知る手がかりの一つであって、太陽が見えているときには太陽の位置を使う、と考えられている。
曇りですら、太陽を使う。余程雲が厚くて太陽の大体の方角すらわからないときだけ、地磁気を使うようだ。
また、背中に FM電波の送信器を付けたりして、位置を調べる実験も行われている。
こうした実験からは、FM電波は鳩の地磁気センサーを狂わすことはない、と分かっている。
棒磁石や、強い磁場を作り出す電磁石を鳩に直接取り付けると、地磁気センサーが狂うようだ。
つまり、「定常的な磁場」は鳩の地磁気センサーを狂わすが、「交流による磁場」は地磁気ではない、と鳩は認識できる。
いろいろ考えると、電線は無関係だろう。
大体、磁場が距離の自乗で減衰することを考えれば、はるか上の高圧電線より、街中の 200v 電線の方が影響が強いはずだ。
いろいろ考えるが、原因は不明だ。
「当たりやすい窓」があるわけでもないようだ。
当たりやすい窓が決まっているのであれば、バードストライク除けの猛禽類シールを貼る方法もあるのだが、全ての窓に貼ることはできない。
(だって、全ての窓に大きなシール貼っていたら、中で暮らしている人間の気が滅入るもの)
15分ほどたってから、回復しないようなので、落ちていたセキレイを手に持ってみた。
おそらく、心臓の鼓動がない。セグロセキレイを持ったのは初めてだが、過去に文鳥やセキセイインコを飼ったことがあるので、小鳥のぬくもりは知っている。
でも、自分は専門家ではないし、死んでいる、と割り切れるほどドライでもない。なによりも、まだこちらを見ているパートナーのセグロセキレイがいる。
もう少し、そっと置いておいてみよう。
こちらを見守っていたパートナーは、30分ほどじっとしていたが、その後諦めがつかないように周囲を歩き回り続け、やがてどこかへ飛んで行った。
「事故にあった仲間を悲しんでいた」と考えることもできるのだが、おそらくこれは人間の感傷が入っている。
おそらくは、事故にあった、ということすら認識できておらず、「急に消えた」だろう。
じっとしていたのも、悲しんでいたというよりは、「外敵に襲われた可能性を考えれば、見つからないようにじっとしている方が安全」なのだと思う。
ただ、理由はどうあれ、パートナーを失ったことは悲しく、残念なのだと思う。
鳥でも、おそらくその程度の感情は持ちあわせているはずだ。
それは仲間の死を悼むというより、短い命の小鳥が、年に1度しかない子育てのチャンスを失うかもしれない、という問題のためだ。
自分の遺伝子を残せる可能性が制限される、というのは、生き物にとって非常に大きな問題である。
…こう書くと、情緒がないとか言われそうだ。
だけど、「仲間の死を悼む」なんていうのは、いうなれば他人事だ。
「自分の遺伝子を残せない可能性」と考えたほうが、その個体自体の窮状がより理解できる。
そう、パートナーをなくしたセキレイは、窮状に立たされているのだ。
死んでしまったセキレイは、翌日朝に、我が家のペット墓場の隣に埋めた。
ペットではないが、我が家に迷い込んで死んでしまった、小さなかわいい生き物を弔ってやりたい気分だった。
パートナーであったセキレイが、うまく別のパートナーを見つけられるといいと思った。
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別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 【ぴょん】 セキレイの餌をしらべていてこちらに来ました。窓にぶつかった鳥がセキレイならばガラスに映った自分の姿を見て他の鳥と思い体当たりをしたのだと思われます。http://miyanooka1.sakura.ne.jp/hakusekirei.htmlをご覧ください。ゲームは致しませんが、お料理のところへまたおじゃまいたします。 (2013-12-22 10:23:36) |