10日ほど前からの話。
16日は、小学校の授業参観。
…といっても、普通に授業なんてしない。授業参観、の名前をつけているだけで、発表会に近い。
長男のいる2年生は、「スイミー」の音楽劇(音楽に合わせて、各キャラクターごとに別の子が台詞を読み上げる)と、図工で作った「動くおもちゃ」を使った、ゲーム屋さん。
音楽劇はともかく、このゲーム屋さんがすごかった。
2年生がやることなので、動く「つもり」、遊べる「つもり」で作ったおもちゃが、全然動かない。
その場でルールを考えながらやっているので、むちゃくちゃ。
遊ぶ時間によってルールが変わっていくのにハイスコアを出した人の記録ボードがあったりする。
木登りするサル、というおもちゃがある。
手作りして作るおもちゃの代表格だな。
で、これを作ったグループがいたが、「上るロープウェー」にしようとして、ティッシュの箱をくっつけた。
重すぎて登らず。堂々と「上らないから上から落として遊ぶ」と言い張る。
でも、端から端まで行く時間を競う。
落ちるだけなので非常に早く、時間がカウントできない。
単2電池を車輪にして、輪ゴムを動力にして進むおもちゃを作ったグループがあった。
進んだ距離により、横に書いた得点表の点数がもらえる。3回やって合計点を競うそうだ。
でも、おもちゃの出来が悪く、一生懸命ゴムをまいても前に進まない。
タイヤよりもボディが床についてしまい、タイヤが空回りするのだった。
竹ひごを使ったくじ引きを作ったグループがあった。
立てた段ボールに穴がたくさん開いていて、竹ひごがさしてある。
実は、いくつかの竹ひごには、裏で輪ゴムがひっかけてある。
輪ゴムの片端は段ボール上部に止めてあり、竹ひごがなくなると、上に向かって強い力を生じる。
この結果、「あたり」が出ると、上にロケット(の絵)が飛び出す、という仕組み。
でも、実際竹ひごに輪ゴムをひっかけると、力が強すぎて竹ひごが傾き、勝手に輪ゴムが抜けてしまう。
だから、ゴムはひっかけていない。当たりに決めた竹ひごを抜くと、子供が「びよーん」と言いながら手でロケットを上に持ち上げる。
程度の違いこそあれ、一事が万事この調子。
こんな中で、たった一つだけ、まともに遊べて子供に人気のおもちゃがあった。
段ボール板に、竹ひごとペットボトルのキャップで作った「車輪」を付けただけの自動車。
シンプルなので非常に強く、多少乱暴に扱っても壊れない。(これだけでもすごいことだった!)
そして、自動車の前の部分には、ゼムクリップを少し伸ばしたものが張り付いている。
これを、床にガムテープでくっつけた輪ゴムにひっかけ、カタパルト発進する。
本来はレースをやりたかったようなのだが、車軸が傾いているので案外まっすぐ進まない。
「どこまで行けるか」と距離を競うようにしていて、楽しく盛り上がっていた。
とはいっても、遊べないおもちゃがダメなわけでもない。
動かないおもちゃは、動かないなりに「どうやったらうまくいくのか」と考える子がいて、わいわいがやがやと楽しそうにやっている。
完全にお客さんだった、長女(5歳)、次女(3歳)も、楽しかったのは、あまりまともには遊べなかったおもちゃらしい。
何が心の琴線に触れるのかはよくわからない。
そして1週間後の23日。今度は、保育園の発表会。というか、おゆうぎ会。
長女も次女も練習していることを家で楽しそうに話していた。
おゆうぎ会前のことを書いておくと、保育園のおゆうぎ会前1週間は、なにかと「臨戦態勢」なので、仕事がはかどらずに難儀した。
水曜日は、本番と同じ会場で予行演習を行う。保育園ではないので、予行演習終了時にお迎えが必要。
昼過ぎまでしか預けられず、午後は仕事にならない。
そして、前日の金曜日も午前中で終了。この日も仕事にならない。
この時期風邪が多く、運悪く水疱瘡の流行も重なった。
練習中は休む子が多く、長女などは2人で分担する役を、1人ですべてこなしていたりして、「○○ちゃんが休んでいるせいで、大変なの!」と文句を言ったりしていた。
当日は、水疱瘡で医者の許可が下りない子が一名、風邪で熱が出て休んだ子が数名いたようだが、多くが出席。
長女と役を分担している子も、ちゃんと来ていた。
そして長女は、親ばかではなく、演技がうまかった。
そりゃそうだ。二人分の練習をずっとやってきたのだから、他の子よりも「うまくなってしまった」のだ。
(ちなみに、「長靴をはいた猫」の猫役でした。ちゃんと猫っぽい動きになっていた。
多分、長女の好きなアニメ「ジュエルペット てぃんくる」のキャラの一人、ミリア(猫耳コスプレの好きな少女)のイメージが入っていると思う)
次女もちゃんと踊れました。2歳児クラスだから簡単な踊りなのだけどね。
舞台では中央付近にいたのだけど、「上手だったから真ん中にした」とは、後で先生に聞きました。
#これも親ばかで書くのではなく、今年の2歳児クラスで、上の兄弟がいる子は少ない。
そして、上の兄弟がいる子は、よく体を動かす遊びになれているので、踊りなどがうまい。
うちの子がよくできる、とかいうのではなく、上手なのはそれなりの理由がある、ということ。
子供の出し物が全部終わった後で、「サプライズ」コーナー。
長男が小さいころにはなかったのだが、いつの間にか毎年恒例になっている。
園長先生のツテで、近所の大学生のグループが演奏をしたりしたこともあった。
先生たちがみんなで踊ったりしたこともあった。
今年は「ももたろう」の簡単な寸劇だったが、のっけから園長先生の奥様登場。
幼稚園の先生の中では一番偉い方で、もう高齢なのでこういう劇に出るとは思わなかった。
ちゃんと、「おばあさん」らしい扮装までしている。これがまず、本当に「サプライズ」だった。
そして、すぐにおじいさん役で園長先生登場。
園長先生も高齢で、最近は足を悪くしていつも杖をついている。
それが、杖なしで、やはり付け髭の扮装をしている。これも驚いた。
他にも、園長先生の息子さんで、分園(分園があるような大きな保育園なのだ)の園長先生も鬼役で登場したり、普段なら参加しない人がたくさん参加した、楽しい劇でした。
最後は、見に来た OB の半ば強制参加コーナー。長男も舞台に上る。
今年は中学生が一番上だったようだ。数年前は高校生もいたのだが。
保育園では、かなり以前から「勇気100%」を子供たちに教えていて、この歌自体 20年歌い継がれるものになっているため、卒園生はみんな歌える。
これを毎年 OB と、在園児で歌うのが恒例になっている。
最後は、これも恒例、かわむらのお菓子をお土産にいただいて帰る。
次女がすぐ食べたくて、この日家に帰ってすぐにあけ、皆で分けた。おいしかった。
長女は、もったいないからまた後日食べる、と言っている。
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