2012年11月16日の日記です


こんにゃく  2012-11-16 16:25:17  料理

先日、区民祭りで山形の玉こんにゃくを買い食いした。


うちの子はこれをいたく気に入り、また食べたいといった。


特に長女はこんにゃく好きで(長女の食の好みは大人びていて、少し苦いものも好きだ)、以前から近所の店で売っている(食材としての)玉こんにゃくを、いつか買ってやろうと思っていた。


じゃぁ、家で作ろうか、と買出しに行く。

200g の袋と、1kg の袋がある。なんでこう極端なんだ。

200g じゃ家族5人で食べたら一瞬だろうと、おそるおそる 1kg の袋を買う。


こんにゃくだけでは、おやつにはなっても夕食のおかずとしてはさびしいと思い、鶏肉を入れた。


「おいしい」と大好評で、夕食2回でなくなった。




こんにゃくは味が染みにくいので、1日目も時間をかけて料理した。

(時間だけかけているのがミソ。手間はかかっていないので大変ではない)

でも、2日目はもっとうまかった。


おいしかった、また食べたい、と言う声に加え、妻が「つゆが美味しかったので、これで大根を煮たい」という。


えーと、じゃぁもう一度、今度は大根入りで作ろうか。


…というわけで、以前のつゆに継ぎ足して、さっそく先ほど作った。

味が染みるのをまって、今日の夕食になる予定。


男の料理」のコーナーもぜんぜん更新していないが、ここにレシピを記しておこう。




・玉こんにゃく 1kg 。実は業務スーパーブランドの安物。

・鶏もも肉 1kg 。これも、業務スーパーで 2kg の冷凍品を半分にした。

・大根1本。先日保育園の食育フェスタで地元野菜を買った。


・砂糖たくさん

・醤油たくさん

・すりおろし生姜(チューブで十分)それなり

・水


1)

こんにゃくは、沸騰したお湯で少しゆでる。臭み抜き。30秒くらい。

ゆでたら水を切る。


2)

こんにゃくをフライパンで乾煎り。水分を飛ばして味を染みやすくするため。


3)

こんにゃくを大きな鍋に、新しいお湯にひたひたくらいにつける。

入れたら砂糖ドバー。たっぷり入れよう。軽く混ぜておく。

味が染みにくいこんにゃく、特に染みにくい砂糖をゆっくりしみさせるため。


4)

鶏肉を一口大にきって、フライパンで炒る。油は不要。

完全に火を通す必要は無い。表面が白くなったら、3) の鍋に入れる。

1kg もあるといっぺんにはできないから、2~3回に分けて行ってよい。


5)

大根を乱切りにして、3) の鍋に入れる。

水をどばどば入れて、大体食材がつかるくらいに。

あとで醤油入れてひたひたになるくらいにしたいから、水はちょっと足りないくらいに。


6)

火にかけて沸騰したら、もういちど、砂糖ドバー。

こんにゃくは味が染みにくいから、つゆは味が濃い目くらいでよい。

全体を混ぜたら、1時間ほど放置。

煮物はさめるときに味が染みるものです。


7)

もう一度火にかけてお湯を温める。

醤油どぼどぼ。すりおろし生姜を好みに応じて。

全体量が多いから結構多めに入れないと味がしません。


料理の「さしすせそ」の「さ」は砂糖、「せ」は醤油(せうゆ)。

醤油を入れると塩分で食材が固くなる。砂糖は分子量が大きいので、固くなった食材には染みない。

だから、先に砂糖だけで1時間ほど置いた。面倒でも時間を置くこと。


で、また1~2時間放置。


8)

味を染み込ますために、もういちど温めて1~2時間放置したいところ。


9)

食べる前にもう一度温める。

こんにゃくは熱いほうがうまい。




先に書いたとおり、1度目は大根入れないで作った。

鳥の皮から油・コラーゲンが出るし、鶏肉からものすごい出汁が出る。

これだけ鶏肉入れれば、立派なチキンスープだよな。


こういう、濃厚な動物性の出汁には、あっさりした大根が良く合う。


それが、妻の「大根煮たい」発言に繋がる。

ぶり大根がうまいのと同じ理屈。


つゆがたっぷり余ったら、ごはんをいれて雑炊にするのもうまいと思う。




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