先日、区民祭りで山形の玉こんにゃくを買い食いした。
うちの子はこれをいたく気に入り、また食べたいといった。
特に長女はこんにゃく好きで(長女の食の好みは大人びていて、少し苦いものも好きだ)、以前から近所の店で売っている(食材としての)玉こんにゃくを、いつか買ってやろうと思っていた。
じゃぁ、家で作ろうか、と買出しに行く。
200g の袋と、1kg の袋がある。なんでこう極端なんだ。
200g じゃ家族5人で食べたら一瞬だろうと、おそるおそる 1kg の袋を買う。
こんにゃくだけでは、おやつにはなっても夕食のおかずとしてはさびしいと思い、鶏肉を入れた。
「おいしい」と大好評で、夕食2回でなくなった。
こんにゃくは味が染みにくいので、1日目も時間をかけて料理した。
(時間だけかけているのがミソ。手間はかかっていないので大変ではない)
でも、2日目はもっとうまかった。
おいしかった、また食べたい、と言う声に加え、妻が「つゆが美味しかったので、これで大根を煮たい」という。
えーと、じゃぁもう一度、今度は大根入りで作ろうか。
…というわけで、以前のつゆに継ぎ足して、さっそく先ほど作った。
味が染みるのをまって、今日の夕食になる予定。
「男の料理」のコーナーもぜんぜん更新していないが、ここにレシピを記しておこう。
・玉こんにゃく 1kg 。実は業務スーパーブランドの安物。
・鶏もも肉 1kg 。これも、業務スーパーで 2kg の冷凍品を半分にした。
・大根1本。先日保育園の食育フェスタで地元野菜を買った。
・砂糖たくさん
・醤油たくさん
・すりおろし生姜(チューブで十分)それなり
・水
1)
こんにゃくは、沸騰したお湯で少しゆでる。臭み抜き。30秒くらい。
ゆでたら水を切る。
2)
こんにゃくをフライパンで乾煎り。水分を飛ばして味を染みやすくするため。
3)
こんにゃくを大きな鍋に、新しいお湯にひたひたくらいにつける。
入れたら砂糖ドバー。たっぷり入れよう。軽く混ぜておく。
味が染みにくいこんにゃく、特に染みにくい砂糖をゆっくりしみさせるため。
4)
鶏肉を一口大にきって、フライパンで炒る。油は不要。
完全に火を通す必要は無い。表面が白くなったら、3) の鍋に入れる。
1kg もあるといっぺんにはできないから、2~3回に分けて行ってよい。
5)
大根を乱切りにして、3) の鍋に入れる。
水をどばどば入れて、大体食材がつかるくらいに。
あとで醤油入れてひたひたになるくらいにしたいから、水はちょっと足りないくらいに。
6)
火にかけて沸騰したら、もういちど、砂糖ドバー。
こんにゃくは味が染みにくいから、つゆは味が濃い目くらいでよい。
全体を混ぜたら、1時間ほど放置。
煮物はさめるときに味が染みるものです。
7)
もう一度火にかけてお湯を温める。
醤油どぼどぼ。すりおろし生姜を好みに応じて。
全体量が多いから結構多めに入れないと味がしません。
料理の「さしすせそ」の「さ」は砂糖、「せ」は醤油(せうゆ)。
醤油を入れると塩分で食材が固くなる。砂糖は分子量が大きいので、固くなった食材には染みない。
だから、先に砂糖だけで1時間ほど置いた。面倒でも時間を置くこと。
で、また1~2時間放置。
8)
味を染み込ますために、もういちど温めて1~2時間放置したいところ。
9)
食べる前にもう一度温める。
こんにゃくは熱いほうがうまい。
先に書いたとおり、1度目は大根入れないで作った。
鳥の皮から油・コラーゲンが出るし、鶏肉からものすごい出汁が出る。
これだけ鶏肉入れれば、立派なチキンスープだよな。
こういう、濃厚な動物性の出汁には、あっさりした大根が良く合う。
それが、妻の「大根煮たい」発言に繋がる。
ぶり大根がうまいのと同じ理屈。
つゆがたっぷり余ったら、ごはんをいれて雑炊にするのもうまいと思う。
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