2012年11月15日の日記です


再度JAMSTECグッズ  2012-11-15 15:28:59  歯車

昨年の末にJAMSTEC の地球史カレンダーをもらい、日記ねたにした。


詳細はリンク先にあるが、「地球の歴史を1年間に縮尺したらどうなるか」という、よくあるネタで本当にカレンダーを作ってしまった、というもの。


学術的には正しい記述を心がけているようだが、カレンダーとしての機能がおかしかった。

存在しない日付が書かれていたりするのだもの。


でもね、僕は心のそこから、こういうのは「些細なこと」だと思っている。

作りたかったのは、地球史を身近に感じてもらうためのツールであって、カレンダーではないから。

カレンダーとして多少おかしくっても、かまうものか!



…とはいえ、ネタにしたというのは、やはりその本末転倒ぶりを面白がっている自分がいるわけです。

ある意味、JAMSTEC の悪口を書いたと思われても仕方が無いところ。




先日、妻の知人のJAMSTECの人が遊びに来ました。

実は食育フェスタの日だったので、僕はあまり話をしていないのですが。


で、翌日妻から、「そういえば」と話を持ち出されました。

僕の書いた日記、JAMSTEC でカレンダー作った本人が見つけて読んだのだとか。


…うぉ、やべぇ。

話を聞きながらあせりました。見つかると思わず書いているけど、気を悪くされたかな。


…とおもったらそうではなくて、本人いたく喜んでいた、とのこと。

取り上げてるブログがあったよ、と話題に上ったところで、知人が「友達の旦那のページだ」と気づいたとのこと。



で、「じゃぁ、次に遊びに行く時はこれもってけ」と渡されたそうで、JAMSTEC 謹製のお土産を多数戴いた。

せっかく戴いたし、取り上げて喜んでいただけたそうなので、ちょっと紹介しよう。




その1。

トイレットペーパー 「地球史ロール」


妻がトイレットペーパーコレクターなので、さっそく大切にしまわれており、まだ中身を見ていません。

中には、巻物のようにして地球の歴史が書かれているらしい。


#妻は、トイレットペーパーの「皮」…周囲の紙をコレクションしている。

 外してしまうとしわになりやすいので、落ち着いて作業する時間が取れるまで、皮を外さない。



地球史を50mのトイレットペーパーにたとえると、人類の文明は 0.1mmという話があるのだけど、もしかしてそれを実際に作ったのではあるまいな!?



その2。

プレート地図パズル。


地球はいくつかのプレートにわかれ、動いている。

大陸移動説における、プレート仮説だ。


いや、「仮説」じゃないかな?

僕の子供の頃には有力仮説だったが、現在ではほぼ認められているので、「プレート理論」でいいのかな?



まぁ、プレートが分かれているのだから、地図をプレートにしたがってばらばらにしてしまえ、と言うパズル。


プレートって、大きさが結構ばらばらなので、ピースの特徴が出すぎてパズルとしての難易度は非常に低い。


というか、パズルとして成立しないレベル。

「実際分かれているのだから、地図をばらばらにしてみた」という、ほぼ出落ちに近いアイディア。

こういうくだらない(失礼)ものを実際に作るセンスって、好きですよ。



ところが、とある研究者の息子さん(小学校6年生)は、このパズルをもらって「ファンデフカプレートがない」と指摘したとか。


ファンデフカプレートは、最小のプレートで、小さすぎるために北アメリカプレートの一部という扱いにされてしまうことが多いものです。

しかし、小さいからこそ研究が進み、プレート仮説を多くの人に認めさせた重要なプレート。

…だそうです。(パズルをもらってから調べて知りました)


指摘した子供、すげー。




もらったのはこの二つだけど、ついでなので以前もらった絵本について。


くじら号のちきゅう大ぼうけん

しんかいくんとうみのおともだち


同じ作者さんのもので、「しんかいくん」についてはサイン入りをもらっています。

内容も大体一緒…というと語弊があるな。


「くじら号」のほうは、小学校中学年くらい向けに書かれています。

実際の写真などをふんだんに使い、ストーリー仕立てで深海の生物などについて書かれています。


こちらは市販もされているだけあり、まぁ常識的な内容。



特筆すべきは「しんかいくん」のほう。3歳児くらい向けの絵本で、絵柄も非常にかわいいです。

残念ながら市販されていません。興味のある方は、図書館などを探してみましょう。



お子さんのいる方は、3歳くらい向けの絵本と言うのがどういうものかわかると思います。

非常に簡単な内容で、絵を見て楽しむ要素が強い。


象の鼻だけ見えて、次のページをめくると象がいる、とか、そういう「想像通りになった」ことを楽しむのが普通で、お話を楽しむようなものではないです。


しかし、「しんかいくん」は一味違う。


「あ、あれはなんだろう?」と書かれて、一部が見えている、と言うようなシチュエーションはちゃんと3歳児向け。

だけど、ページをめくると「すけーりーくんだよ」とか、「おおぐちくんだよ」とか、子供が絶対知らないような深海生物が出てくる。


うちの子は、先に「くじら号」を読んでいたので(もらった時期に3年くらい差がある)楽しんで読んでいましたが。



お子さんにお薦め…はしません (^^;

でも、「しんかい6500」が主人公の絵本なんて、科学好きなら一読の価値はありますよ。



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