目次
02日 スマホとPCの見分け方
06日 冒険遊び場
06日 B型
12日 D/A とガジェット
14日 次女発熱
17日 windows8
18日 女の子向け
19日 Windows8 と Wii と AtEase
23日 仮想ソフト変更
30日 ロボットゆうえんち
ちょっとした Hack。
ガラケーとかフィーチャーフォンとか呼ばれているものでは、IP アドレスを見ることでPCと見分けが可能だった。
しかし、スマホでは WiFi アクセスが可能なため、見分けることができない。
一応、UserAgent で見分けることはできる。
でも、UserAgent なんて偽装も簡単だ。
そこで、こんな方法を考えてみた。
if(typeof(ontouchend)=='object') スマホ用の処理 ;
単純明快。
typeof( ~ )
に、メソッドを書いている。本来は window.ontouchend だが、javascript の規約に従い、window は省略可能。
onTouchEnd メソッドは、PC にはないが、Android / iPhone には存在する。
onTouchStart でも、onTouchMove でも、onTouchCancel でもいいが、End が一番文字数が少ないので、これを使用した。
で、メソッドが存在すれば、typeof( ) で object という文字列が帰るので、スマホであることを確認できる。
存在しなければ undefined という文字列が帰るので、PCであることが確認できる。
IP アドレスチェックのように、サーバー側 CGI で完結する仕組みではない。
でも、これで「特別な」パラメーターを送る、など工夫すればよい。
問題点:
IP アドレスに比べれば、やっぱり偽装は可能だ。
でも、UserAgent よりは偽装しにくいだろう。
UserAgent を使えば、スマホとタブレットを見分けることも可能だが、上記の方法は区別できない。
UserAgent と同時に使って、偽装されていないか確認するなど、その程度の使い方にとどめるのがよいと思う。
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3月3日(土)に、歩いて30分ほどの場所にある公園で、「冒険遊び場」が開催された。
すぐ近くの横浜市港南台などでは、毎週のように開催されている。
しかし、この地域では、年に1度の開催だ。
小学生になった長男に誘いが来ていたので、子供3人をつれて初参加。
ちなみに妻は、この日保育園の懇談会&PTA活動があり、参加できず。
「子供が何をやっても、大人が温かく見守る会」がこの会の基本だ。
よほど危険がない限り、子供が何をやってもよい。遊び道具はある程度大人が準備している。
裏を返せば、子供に自主性がないと面白くない。
受付で名前などを登録したら、…長男と長女は、それぞれ興味のあるところに散っていった。
次女だけが僕の傍らに残る。
1週間前に降った雪が、まだ一部に残っていた。
長女はこの雪で遊んでいる。
長男は、山の斜面を登っている。
それも、誰かが上っているところではなく、「誰もいない場所」を。
こういうところを開拓したがるのは長男の性分。
そして、いつの間にか後に続く子が現れ、探検隊長になっている。
長女が戻ってきて、「五平餅作り」に興味を示したので、挑戦。
細長く割った竹に、ご飯をくっつけて気長に焚き火で焼く。
実は、「五平餅も作れるよ」とチラシに書いてあったので、少なくとも焚き火はあると判断して、握り飯をもってきてあった。
ちゃんとご飯も用意されていた。
結構むずかしい。
僕が作ったものはちゃんと焼くことができたが、多くの子供が、焼いている最中に落としてしまう。
途中で長男が寄ってきて、自分で挑戦していたが、案の定落とした。
焼き芋も作っていた。
実は、芋も持ってきてあったが、こちらも用意されていた。
こちらは、大人が焼いて、焼きあがったのをテーブルに放り出しておく。
ほしい子が勝手に食べる、と言うのが基本。
焚き火で焼いた、こげた芋。躊躇する子もいたが、普段から庭で焼いている、うちの子は躊躇しない。
適当に食べたら、長男はまた山の斜面へ。
今度は長女も続いて上ったが、途中で降りられなくなった。
少し滑落して泣き出したので、救出に向かう。
一緒に降りようとしていた3歳くらいの男の子にも「こっちおいで」と手を伸ばしたが、拒否された。
どんなに難しくても、自分でやりたいらしい。さすが男の子。
ロープワークで遊び場を作っている大人がいた。
基本的に、木と木の間に上下2本のロープを渡し、下のロープに乗り、上のロープをつかんでバランスをとって遊ぶ、というもの。
滑車を使ってターザンロープなども。
上級生には大人気。うちの子には怖いみたいで、近寄らず。
長女、時々いなくなったかと思うと、受付のおばちゃんのところに行って、今何をしていたのか、どういう楽しいことがあったか、など説明している。
うちの子は、すぐに誰とでも仲良くなる。屈託がなく、評判がよい。
でも、長女が受付にあしげく通っていたのは、そこに飴玉があったからのようだ。おばちゃんと話をしては、飴玉をひとつづつもらってくる。
ベーゴマ、お手玉、ヨーヨー、けん玉などを置いた昔遊びコーナー。
どうも、今の子供には人気がないようだ。
…いや、「今の子供には」などとえらそうにいえない。僕だってベーゴマは回せない。
(小学校の頃、散々練習して、3回に1回くらいまわせた。でも、その程度の習熟度なので、すでにまわせなくなっている)
壊れたお手玉がひとつあった。
中には、エルボパスタ。…いまどきのお手玉だ。妙に納得。
固さもちょうどよいし、小豆より安い。
木工コーナー。
ずっと僕について回るだけだった次女が、珍しく自発的に入って行ったかと思うと、のこぎりをもって「お父さん、なんか切って!」と主張する。
適当な枝を持ってきて切ると、大喜び。
次々切って小さくなった断片を、両手に持って大喜び。
長男もやってきて、ドリルを見つけて、丸太にひたすらドリルで穴を開ける。
なんか楽しいらしい。
長女は、木工コーナーの片隅で、太い竹を見つけた。
そして、それを切れと言う。竹はのこぎりで切るのは結構大変。
一生懸命切ったら、中に雪を詰め込んで遊んでいた。
ダンボール。
山ほど置いてあったが、荷物運搬用かと思って誰も手を出していなかった。
そうしたら、会の終了時刻が近づいてから、「使って遊んでいいんだよ」という声があり。
そうだったのか。
でも、最初から一部のダンボールを使い、誰かが長いトンネルを作っていた。
そのトンネルでひとしきり遊ぶ。
全体では3時間だけ。
でも、たっぷり遊んで、子供たちは泥だらけになった。
家から遠いのでバスできたが、そのままではバスに乗れないくらい。
まぁ、その程度のことは予期してあり、着替えを持ってきていたが。
我が家では、洗濯は僕の担当です。家に帰って大量の洗濯物を洗いました。
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さて、冒険遊び場から帰り、大量の洗濯物を終わらせると、なんだか背中が痛い。
まぁ、ずっとしゃがんで洗濯していたから…と思い、少し横になる。
ここのところ、週末の外出が続いて部屋が掃除できていない。
(掃除は僕の担当。主に週末に掃除をしている)
しかし、なんか疲れた…と思いながら、ひな祭りなので、リクエストにより太巻き寿司を作る。
(チラシより巻き寿司が食べたい、と言われた。料理は妻と僕がそのときのノリで分担しているが、太巻きは僕が作ることが多い)
その後、子供たちを風呂に入れる。
疲れた。寝る前に熱を測ると、37度を超えていた。
翌日は、部屋の掃除をしようと思っていたが、調子が悪くてパス。
日曜日は家事と子供の相手は全部妻に任せ、ずっと寝込む。
熱は、37度台後半。
夜になったら、今度は妻が不調に。
そして、長女も発熱。
月曜日。
雨が降る、寒い日だった。
朝起きてから、全員の熱を測る。
僕は37度を下回る程度に下がってきた。
妻は37度台。
長男は平熱。
長女、37度後半。
次女は平熱。
長男は学校にやり、長女、次女は保育園を休ませる。
次女も休んだのは、親が気力がなくて連れて行けないのと、長女一人よりも、遊び相手がいたほうが親が楽なため。
長女を病院に連れて行くか迷うが、行かない。
インフルエンザにしては、37度後半は低めだし、雨の寒い日に外出して悪化しても困る。
しかし、夜になり熱が上がり、38度後半へ。
本日、火曜日。
朝は雨だったが、やがてやみ、暖かくなる。
次女は相変わらず平熱だが、鼻水とくしゃみがひどくなる。
病院にいく。
長女、B型インフルエンザと判定。
…今週は保育園に預けられないことが確定。
次女は、症状が軽いとの医者の判断で検査していない。
僕と妻は、すでに病状が落ち着いてきているので、検査していない。
でも、おそらくみんな同じ。
長男だけ大丈夫なのは、すでにB型の流行で学級閉鎖し、その直後に発熱しているからだろう。
あの時は医者にかかって「インフルエンザではない」との判定が出たが、検査は完璧ではなく、何割かの範囲で誤判定が出る。
医者で、長女のクラスの子に会った。
やはりB型と判定されたそうだ。
家の前で、長男のクラスの子とあった。この子の弟は、長女と同じクラス。
やはりB型で休んでいるそうだ。
となると、長女のクラスで流行しているのか。
冒険遊び場で僕がもらってきた、と思っていたのだが、その前に長女のクラスに迎えに行ったときにもらっていたか。
冒険遊び場でもらって、その夜発症、だと潜伏期間が短すぎると思っていたが、これだと納得。
後日追記
妻、3月7日の夜発熱。インフルエンザ。
4日に不調になっていたのは、インフルエンザとは関係なかったらしい。
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ちょっと昔話。OldGoodComputer ミニ。
僕は、Mac の OS としては System6 が一番好きだった。
知っている人がほとんどいない古いものだが、知っている人には「それなりに」賛同してもらえる。
Mac は、よく「Window システムの元祖」的に言われる。
まぁ、それはそうなのだが、Mac の Window というのは、最初はそんなにたいしたものではなかった。
だって、マルチタスクじゃないんだから。
Window が出ている、と言っても、1つのアプリケーションだけだ。
アプリケーションが複数の Window を開くことはあるかもしれないが、画面が Window だらけでごちゃごちゃ、と言うような事態にはならなかった。
マルチウィンドウシステムを初心者にいじらせると、間違えて「現在使用しているのとは違う」アプリの Window をクリックしてアクティブにしてしまい、見ていたウィンドウが裏に回って消えたことで混乱する、ということになりやすい。
System6 では、このようなことは起こらなかった。
だってマルチタスクじゃないんだから。
これが、僕が System6 が好きな理由だ。
Mac が目指した「文房具としてのコンピューター」、初心者でも気軽に使えるものだった。
…蛇足ながら付け加えておけば、System6 はマルチタスクではなかったが、マルチジョブに「できた」。
デフォルトでは、本当にシングルタスク、シングルジョブである。
でも、Multi Finder を使うと、複数のアプリケーションを同時に起動できた。(マルチジョブ)
マルチジョブ状態でも、動作しているプログラムは1本だけ(シングルタスク)で、ユーザーがタスクを切り替えると、別のプログラムが動き始めた。
実は、CPU が非力な時代はこちらのほうが効率がよかった。
System7 以降は、OS が一定のタイミングででタスクを自動的に切り替えていく「マルチタスク」になった。
同時に、先にあげた「アクティブウィンドウ以外をクリックして混乱」という現象が起きるようになり、初心者向けではない「パソコン」になってしまった。
さて。
Jobs は、Mac を「文房具」として設計した。
オフィスのデスクに置かれた、新しい文房具。コンピューターを知らない人でも気楽に使える。
その後、Sculley によって Jobs は Apple から追放。
Sculley が Mac を「再設計」させる過程で、より普通の PC になった。
Windows は、最初から Mac を真似ていた。
…というと語弊があるか。Gates だって alto の存在は知っていた。
でも、Windows は Alto を真似したものではなく、Mac を真似したものだ。
そして、System7 と同じ失敗をしていた。
おそらく、Gates はこの失敗を理解していた。
でも、どうすればうまくできるのかはわかっていなかったように思う。
Jobs が Apple に復帰してからは、多くの人が知っているだろう。
iPhone で、GUI を「一新」した。
iPhone の GUI は、 System6 と非常によく似ている。
画面は、1つのアプリケーションが占有する。間違って別のウィンドウをアクティブにしてしまう心配は無い。
iPhone 以前、Gates は、スマートフォン向けにも Windows を提供していた。
Windows といっても、PC との互換性は無いものだが、小さな画面で、タッチパネルで操作するには…ずいぶんと使いづらいものだった。
しかし、iPhone 以降、スマートフォン向け Windows は GUI が一新され、iPhone 風になった。
そして、普通の PC 向けの Windows も、次の Windows8 で同じ GUI に統一されることになった。
つまり、ここに来てやっと、自分が「一番使いやすかった」と思っている、System6 に、時代が追いついてきたことになる。
いや、追いついてきたのではなく、ぐるっと一周回ってきたのかな。
ただ同じ地点に着たのではなく、螺旋階段のように上のステップに移っているが。
今度は、ちゃんとしたマルチタスクだ。
ところで、System6 には、デスクアクセサリ( D/A )という仕組みがあった。
シングルタスクの System6 で、「ちょっとだけ」違う仕事をさせるための、小さなプログラムのことだ。
D/A は、アプリの起動中でもいつでも呼び出せた。
標準では電卓とか、時計とか、スケジュール帳とか、メモ帳とかが用意されていたけど、サードパーティ製の高機能な D/A なんかもあった。
D/Aは、いつでも呼び出せるようにするため、特殊な形式でプログラムする必要があった。
でも、System7 になってからは、マルチタスクになったため D/A は無くなった。
同等機能のプログラムが「アプリケーション」として用意されていたので、問題は無かったけど。
今は、画面が広いので、こうした「ちょっとしたツール」は、デスクトップガジェットとして表示しっぱなし、と言うものが多い。
ガジェットも、普通のプログラムとは仕組みが違う、という点では D/A と似ている。
ガジェットは、HTML と Javascript でできている。つまり、小さな WEB ページみたいなものなのだ。
(ガジェット、という仕組みを最初に提唱したのは Mac OS X だが、その元は「OS と WEB ブラウザの融合」を図った WinXP + IE に行き着く。
さらに、XP + IE で OS と WEB ブラウザが融合したのは、WEB ブラウザは将来 OS になる、という Netscape の野望を逆から攻めるためだ)
D/A の「いつでも動かせる」と言う仕組みは、マルチタスクと言う形に進化し、D/A は発展的に消滅した。
同じことが、今起ころうとしている。
Windows8 では、HTML + Javascript で、「普通の」アプリケーションを作ることができる。
ガジェットだけが特別な時代は終わり、発展的に消滅するのだ。
でも、これはちょっと話が違う。
「常に画面の隅にあって便利」というものが、「画面はアプリケーションが占有」というコンセプトにしたがって、1つの画面に広げられてしまうのだ。
ちょっと時間を確認するために、画面を切り替えて時計を探さなくてはならない。
ちょっと天気を確認するために、画面を切り替えて天気予報を探さなくてはならない。
すでにマイクロソフトは、ガジェットの「消滅」に向けて準備をしている。
公式に用意されていたガジェットライブラリのページはすでに閉鎖されており、再インストールなどで「今まで使っていた便利なガジェット」を失うと、もう入手することが出来ない、と言う可能性がある。
(そういう問い合わせが、Q&A ページに多数掲載されている。
ガジェット作者のページで配布されている場合なども、人気があるがジェットほどマイクロソフトのライブラリページを紹介するリンクが多いため、公式ページが埋もれてしまって探せない、という悲劇が起きている)
さて、ガジェットは本当に「発展的に消滅」できるのだろうか?
それとも、誰かが「Windows8 で無理やりガジェット表示」するようなハックアプリを作ることになるのだろうか?
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僕、長女、妻と回ったインフルエンザも、やっとひと段落。
先週は長女は保育園にいけず、「つまらない!」とやり場のない怒りを僕にぶちまけていたが、月曜からやっと登園。
…それなのに。
月曜日夕方、保育園から電話。
「(次女)ちゃんが吐きまして。熱はないのですが、一応ご連絡を」
熱はないといわれたが、早めに迎えに行く。
「すぐ」ではなく、「早めに」なのは、長女は久しぶりの保育園を楽しんでいるだろうから。
夕方に次女を迎えに行ったら、長女も一緒に帰ることになるからね。
その後経過観察しても何もなく、翌日も保育園に行ったが…結果から言えば、ロタの初期症状だった。
(ロタ=ロタウイルス性急性胃腸炎。主に1~4月に、3歳までの子供がかかり易い)
翌日の夜中、激しく吐く。
この時点では熱もなかったし、下痢もしていなかったので、ロタを疑いつつも確信できなかった。
しかし、吐き気がおさまり、わずかな時間寝た後、熱が出た。
さらに、「ウンチでた」というのでオムツを替えたら、軟便で白っぽかった。
ロタ確定。
小児科に行くか悩み、携帯サイトで混み具合を見たら、今日はいつも以上に混んでいる。
ロタに利く薬はない。
…それどころか、対症療法で下痢止めなどを使うと、治りが遅いことが知られているため、行きつけの小児科はロタには薬を出さない。
一応、腸内細菌を整えるための乳酸菌製剤はくれるけど、気休めだしね。
というわけで、わざわざ混んでいる小児科に行って次女を疲れさせるよりも、昼寝したほうがよい、と、医者に行かないことを決定。
しかし、これで3週続けて「仕事にならない」状態が確定した。
ちょっとまずい。
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先日、Windows8 でのガジェットの扱いを心配(?)するような記事を書いた。
あの時点で、Windows8 に興味はあったが、じつはまだ使っていなかった。
で、現在この日記は、Windows8 (Consumer Preview版)のデスクトップ版 IE10 から書いてみている。
Metro スタイルは、一部の人が強烈に心配するほどには悪くない。
もっとも、これは当然に好みの問題が入る。
僕は、先日書いたように Mac の System6 が好きだった。Metro は System6 に似ている。
7 以前の Windows では、一部のソフト…ゲームとか、動画再生ソフトでは、「全画面表示」に対応している。
この場合、起動後に「全画面表示」を選ぶ形になるが、必ず全画面で使う、と分かっている人には、自動で全画面にするような設定ができるソフトもある。
Metro は、最初から全画面にしか対応していないソフトが作れる、というだけの話だ。
全画面表示なので、ウィンドウをクリックすることで別アプリに切り替え、と言う方法は使えないが、そこは伝統の(?) alt + tab で切り替えればよい。
あいかわらずデスクトップ画面はあって、マルチウィンドウのほうが使いやすいようなソフトは、そこで使えばよい。
過去の遺産もここで使える。特に問題はない。
で、デスクトップ内では、あいかわらずガジェットがつかえた。
これはこれでいいのかな… 全画面表示がしたい場合は画面端にガジェットがあるのは邪魔なのかもしれない。
でも、常に見たい情報ってあると思うのだけどな。どうなんだろう。
画面端に「チャーム」(メニュー項目)を出すことができるけど、このチャームにガジェットを埋め込む API 、とかが作られれば解決する問題かも。
デスクトップに関しても、強烈に心配したがるユーザーは「Explorer までリボンインターフェイスになった」とか、「スタートメニューがなくなった」などと騒いでいるのだが、使ってみればそれほど問題なし。
リボンインターフェイスは、「縮小」して最上列だけ表示していれば、普通のメニューとたいして変わらない。
あれは、最大化した時に「初心者がわかりやすいように」メニューを展開しているだけの話だ。
Explorer は、Windows7 では、この「最上列」すら表示していなかった。(alt を押すと出てきたけど)
この、必要以上の表示の縮小は混乱を招いていたので、元に戻ったのは歓迎。
スタートメニューの位置には、「スタート画面」に戻るための機能がある。
いちいち画面切り替えが発生して面倒だ、という人がいるが、ラウンチャがほしいのなら、タスクバーに登録すればすむ話。
(Quick Launch つかってもいいしね)
今だって、よく使うソフトはいちいち「スタートメニュー」を開かないで起動できるようにしてあるでしょ?
時々しか使わないプログラムなら、画面切り替えが発生してもそんなに面倒ではないし、どうしても、というのなら、誰かが「スタートメニュー」互換のラウンチャを作るだろう。それを、タスクバー左端に置いておけばよい。
あとは、起動時にデスクトップから始まるような設定があれば、何の違和感もなく Windows7 から乗り換えられるように思う。
(Windows XP からの乗り換えは、多少戸惑うかもしれない。でも、それは Metro の問題ではなく、XP から Vista への変更が大きいためだ)
ところで、これは「デスクトップ版」IE10 から書いている、と書いた。
Metro 版 IE10 では、なぜか家庭内 LAN に置いたWEB サーバーが見えないのだ。
サーバーの log を見ても、アクセス自体が来ていない。
外部サイトは見られる。google chache とかを読み込ませると、表示はできるようなので、HTML の書き方が悪い、とかではないようだ。(先に書いたように、アクセス自体来ていないので、HTML 以前の問題なのだけど)
デスクトップ版では見られるのだから、PC の設定はおかしくないと思うのだが…原因はまだ特定できていない。
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Windows8 と Wii と AtEase【日記 12/03/19】
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うちの長女(もうすぐ5歳)が、最近「女の子向け」なものに興味を持ち始めた。
3歳ごろは、長男の真似をしていたので、車とかポケモンに興味があった。
女の子として大丈夫かな、と思っていたが、3歳をすぎたくらいからは「アンパンマン」に興味がシフトし、4歳になって「ジュエルペット」や「ccさくら」が大好きなアニメになった。
先日、長女・次女は、はじめて「サンリオショップ」に足を踏み入れた。
家から車で30分ほど走ったところにあるショッピングモール。
何度か来たことはあったし、ここのサンリオショップは昔からある。
でも、それが何であるか、長女も次女も認識していなかったのだ。
ここが、いつも見ているテレビ番組の CM ででてくるグッズを売っているお店だ、と理解して大はしゃぎ。
以前から、CM をみて「ジュエルペットの髪ゴムほしい」と長女は言っていた。
次女も、意味もわからず真似をして「ほしい」と言っていた。
そこで、長女には「自分のためたお小遣いで、好きなものを買ってよい」と許可を出した。
次女はまだお小遣いをあげていないので、好きな髪ゴムを1つ選んでよい。
目を輝かして、店内を物色する長女。
そして、「あれほしい」「これほしい」と言う物は…たしかに、以前から CM を見てほしがっていたものだが、長女のためたお小遣いでは手が届かないものばかり。
「それはお金足りないから買えないよ」を繰り返されるうち、半狂乱になって泣き出す。
最終的に、ジュエルペットの第1シリーズに出てきた「ジュエルステッキ」の食玩を買った。
同じものを、ピューロランドでも買って持っているのだけどね。
(知っているものの安心感、というものが働いたようだ)
翌日から、次女は自分の髪ゴムでおしゃれして喜んでいる。
長女は、保育園のバザーでもらったパッチン留めで同じようにおしゃれをし始めたのだが…
保育園のバザーでもらったくらいだから、安物なのね。
すぐに壊れてしまった。長女大泣き。
「今度こそ、自分のお小遣いで髪ゴムを買う」と近所のスーパー内おもちゃコーナーへ。
しかし、サンリオショップではないので、ジュエルペットの髪ゴムは売っていなかった。
このおもちゃコーナー、商品陳列の仕方が謎だ。
「髪ゴムコーナー」があったが、一切サンリオキャラクターが置いていない。
いくらなんでも、まったくないということはないだろう、と店内を探すと、別の場所に「サンリオコーナー」があった。
…シナモロールのパッチン留めはあったが、ジュエルペットはない。
(シナモロールパッチン留めは、次女の強い主張で購入。値下げ処分品だった)
さらに探すと、離れたところに「ジュエルペットコーナー」があった。
ここには…「髪ゴム」と書かれた値札はあったが、商品は売り切れていた。
仕方がないから、今度別の店に行こう、と長女を説得。
移動しようとすると、さらに別の場所に「女の子向けぬりえなど」が置かれていて、一角にサンリオコーナーができていた。
ここで、ジュエルペットてぃんくる(第2シリーズ)の紙着せ替え人形を発見。
…こういうの、まだ売っているんだ。素直に感心。
自分が子供だった30数年ほど前、妹が買ってもらって遊んでいた(自分も多少一緒に遊んだ)記憶がある。
結局、長女は自分のお小遣いでこれを買った。
後で、すべてのパーツを切り抜くのは僕だ、と気づいたときに、大変なものを買ってしまったと思った。
#ミシン目が入っているが、パーツ形状自体複雑なので、案外切り出すのが難しい。
カッター片手に格闘することになった。
#現在第3シリーズが終了間近なのに、なぜ第2シリーズ? と疑問に思ったが、考えてみれば第2シリーズは「変身魔法少女もの」だったので、着せ替えには最適だった。第3シリーズは、学園ラブコメになっていて、変身とかはしない。
ccさくら は…いま(いまさら?)、うちの子の間で一番流行しているアニメ。
14年前に大ブームになっていたことは知っていたけど、僕は(当時は)ぜんぜんアニメに興味がなかったので内容すら知らなかった。
我が家の加入するケーブルテレビで、ジュエルペットてぃんくるの再放送の後番組が、ccさくらだった。
この流れで、「なんとなく」見始めて、長女が大はまり。
今朝も、子供3人で「汝のあるべき姿にもどれ!クロウカード!」とか叫びながら、ポケモンカードを投げて遊んでました。
ジュエルペットも主にケーブル局の再放送で見ているのだけど、一応リアルタイムで放送続いているし、キャラクター商品は売っている。友達と話をしても理解してもらえる。
しかし、ccさくらは… (^^;;
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しばらく使ってみていて、気づいた。
Windows8 のスタート画面は、 Wii のチャンネル一覧画面と同じなんだ。
四角い「アイコン」がたくさん並んでいて、ポイントすれば起動できる。
起動しない状態でも、「アイコン」に簡単な情報表示が出来る。
アイコンが増えると横スクロールで対応する。
Wii で数多く並ぶチャンネルは「どれも同じ扱い」なのだが、1つだけ特別扱いがある。
それが、「ディスクドライブチャンネル」だ。
これを選んだときだけ、ディスクからゲームを起動する。
過去の遺産である、ゲームキューブのゲームもここで遊ぶことが出来る。
Windows8 でスタート画面に数多く並ぶアイコンは「どれも同じ扱い」なのだが、1つだけ特別扱いがある。
それが「デスクトップ」だ。
これを選ぶと、見慣れたデスクトップが表示される。
過去の遺産である、Windows7 までのアプリもここで使うことが出来る。
同じく、気がついた。
Windows8 の操作感は、なんか MacOS System 7 の「AtEase」に似ている。
AtEase は Finder (OS 起動直後にデスクトップを表示し、ファイル管理などを行うソフト。Windows の Explorer にあたる)の替わりに使うソフトだった。
話を続ける前にいくつか解説しておく必要がある。
「ダブルクリック」という操作には、激しく指を動かさなくてはならないが、その間手のひらを動かしてはならない、という相反する動作を求められる。慣れるまでは非常に難しい操作だ。
Alto にはこんな操作は無かった。ダブルクリックは、Mac 開発チームの発明だ。
初代 Mac を作った人たちは、ファイルを選択するために「クリック」を使うなら、ファイルを開くにはどうすればよいか? という点で悩んだ。
Mac の元になった Apple 社のマシン、「Lisa」では、「ファイルを選択して、メニューから「開く」を選ぶ」という操作だった。しかし、これは余りにも面倒だ。
そこで生まれたのが「ダブルクリック」という発明だ。
そう、「プログラムの実行」を、「ファイル操作」の一部として行おうとしたからこんなことになったのだ。
また、MacOS は System6 までシングルタスクだった。当然、1アプリが画面を占有していた。
System7 では、マルチタスクになり、ウィンドウをクリックすることでアプリケーションを切り替えられるようになった。
しかしこれは、初心者に対する混乱を招いた。パソコンに慣れていない初心者にとって、マルチウィンドウは「不便」なのだ。
これを前提として以下の話を読んでほしい。
AtEase 環境では、起動すると画面いっぱいに四角く整列したアイコンが並ぶ。
シングルクリックでプログラムを起動できる。
MacOS System7 はマルチタスクだが、AtEase を使っていると、「1アプリが画面を占有する」状態になる。
複数アプリを同時起動して切り替えることは可能だが、マルチウィンドウではない。
しかし、AtEase にはファイル管理を行う機能は無い。
ファイルを管理したければ、一端 AtEase を終了して、今までなら最初に起動されていた「Finder」をわざわざ起動しないといけない。
Windows8 では、起動すると「スタート画面」に四角く整列したアイコンが並ぶ。
シングルクリックでプログラムを起動できる。
Windows8 はマルチタスクだが、Metroアプリを使っていると、「1アプリが画面を占有する」状態になる。
複数アプリを同時起動して切り替えることは可能だが、マルチウィンドウではない。
しかし、スタート画面にはファイル管理を行う機能は無い。
ファイルを管理したければ、今までなら最初に起動されていた「デスクトップ」をわざわざ起動し、Explorer を使わないといけない。
さて、Wii のチャンネル一覧のような、MacOS の AtEase のような、Windows8 のスタート画面。
多くの人が「初心者向けすぎて仕事に使えない」とか「デスクトップ PC に適さない」とか言うが、そんなことは Microsoft だってわかっている。
幸いなことに、スタート画面は AtEase のように「完全に Explorer を置き換える」ようなものではない。
スタート画面から、デスクトップが呼び出せるのだ。
そして、デスクトップは、ほぼ Windows7 と同じように動作する。
最初に、「デスクトップだけ特別」と書いたけど、実はこれは面白く書くためにちょっと嘘が入っている。
本当は、Metro アプリだけでなく、従来アプリもスタート画面に置く事ができる。
この場合、従来アプリを起動すると、自動的にデスクトップ画面に切り替わる。
実は、Explorer は (Win8 CP 版では)最初からスタート画面に入っている。
だから、先日(はじめて使った直後に)書いたように、「最初からデスクトップが起動するオプションがあればいい」なんてことは無い。
デスクトップが起動しても、きっと最初にやることは「目当てのアプリを起動する」ことだからね。
じゃぁ、やっぱ最初はスタート画面でいい。そこに、よく使うアプリを置いておけばいい。
「Windows 8 は余りにも新しすぎて戸惑う」と言うような声も聞かれるが、先に書いたように、AtEase や Wii のチャンネル一覧など、過去の知恵を導入し、悪かったところはちゃんと解消している。
実のところ、上に挙げていない Windows Mobile (旧CE) の悪いところも対策されているし、よく出来ていると思う。
使わないで期待するのも、使わないで批判するのも嫌なので使ってみたら、案外普通の OS だった、ということろか。
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先日書いたとおり、Windows8 を試してみています。
インストールは仮想環境に行っています。
Oracle VirtualBox にインストールすることを薦める記事を読んだので、そうしていました。
VirtualBox は、Windows8 のインストールに対応していて、設定を適切に行ってくれます。
なるほど、手間要らず。簡単インストール。
…でも、インストール後の「VirtualBox の挙動」が不安定。
それに、3D 、2D のグラフィックアクセラレーションを ON にしても、Direct3D を使っているような画面描画が非常に遅い。
画面サイズを自由に選べないのも不満。
自分のデスクトップと同じサイズに出来ないから、必ずウィンドウ表示になってしまって、「画面隅にマウスを持っていく」という多用する操作が面倒なんだよね。
#画面隅にマウスを持っていく、は Windows8 では多用する操作。
でも、この操作をするとPyroを思い出してしまう…
というわけで、VirtualBox にはさようなら。
VMWare Player を試してみる。
Windows7 のインストールには対応しているが、Windows8 には非対応。
「Windows7 としてインストールできる」と薦める記事もあるけど、ここは「インストールなし」で仮想マシンを作成後、Windows8 のインストールディスク(のイメージ)から起動するのが吉。
VMWare Tools を(ホストマシンに)インストールしろ、と言われるので、インストール。
この間、Windows8 の仮想マシンへのインストールは平行して進む。
Tools のインストールが終わると、仮想マシンウィンドウの下に「仮想マシンに Tools をインストールしろ」という指示が出る。
でも、OS インストール中なのでここはぐっと我慢。
Windows8 のインストールが終わったら、仮想マシン Windows 下の「Tools インストール」のボタンを押す。
すると、仮想マシン上は、インストール CD が挿入された状態になる。
あとはインストールプロセスに任せる。
詳しくは知らないが、Tools は一種のハイパーバイザドライバのようだ。
ゲスト OS 上には、普通のデバイスドライバのふりをして組み込まれる。
しかし、実際にはホスト OS との間に「穴」をあけ、一部の処理を仮想マシンではなく、ホスト側で行うようにしてしまう。
たとえば、Direct3D の処理。
最初に書いたように、VirtualBox では非常に遅かった。これは、ビデオカードの機能を、ソフトで「仮想的に」実現しているためだ。
でも、ハイパーバイザドライバを使って「ホスト側に載っている本物のビデオカード」で処理すれば、本当の速度が出せる。
VMWare では、画面解像度もかなり自由に選べる。
ホスト側の実画面と同じにして、最大化してしまえば、仮想化ではなく「普通に」Windows8 を使っている感覚を体験できるだろう。
Windows8 CP を試している人は多いようだが、文句を出している人は2つのパターンに集約されるように思う。
・スタートボタンが無くなった
・使うのに Microsoft アカウントが必要になったのが気持ち悪い
試せるようになる前は「Metro が使いにくそう」もあったのだけど、デスクトップを使えば今までと変わらない、と気づいて、Metro に対する批判は影を潜めたようだ。
替わりに、そのデスクトップで最大の変化である、「スタートボタンが無くなった」が大きく言われるようになった。
使い慣れていたものが無くなる、と言う不満はわかるが、しばらく使っていると気にならなくなると思うのだけどなぁ。
大体、スタートボタンが導入されたときは、非難轟々だったのだが、覚えている人はどれくらいいるだろう?
Win3.1 のときは、「プログラムマネージャ」からプログラムを起動していた。
これは一種のランチャだが、ここに登録していないプログラムは起動できなかった。
Win95 になったとき、プログラムマネージャは無くなり(実はこっそり残してあったが、それはまた別の話)、替わりに「スタートメニュー」という、新たなランチャが用意された。
プログラムマネージャは、アイコンを使い、グラフィカルな2次元配置でプログラムを管理した。
しかし、スタートメニューは「上下に並ぶ」だけで、使いにくかった。
これが、スタートメニューが批判された主な理由だ。
(注:どちらも、プログラムをまとめて階層化はできる。)
スタートメニューは基本的な構造が変わらないまま XP まで受け継がれ、Vista で大幅に変更された。
「上下に並ぶだけで使いにくい」という批判に対し、「よく使うプログラムだけ表示」になったのだ。
そしたら、今度は「勝手に位置が変わるので使いにくい」と批判された。
今回、ふたたび「皆が使いやすいといっていた」プログラムマネージャの形式…2次元管理にもどった。
(階層化がなくなったことは残念だが、Live Tile という新しい便利さも提供されるのでやむなし)
そしたら、やっぱり批判されている。
ユーザーは常に無いものねだりをするものだ。
ちなみに、「スタートボタンが無くなった」と言われているが、「見えなくなった」と考えたほうがよい。
今まであったところにマウスカーソルを持っていくと、ちゃんと「スタート画面」が開くのだから。表示が無いだけで機能は残っているのだ。
Microsoft アカウントについては、気持ち悪ければ使わないでもよい。
でも、使っているといろいろなメリットがある。
今回、仮想マシンを変えるにあたり、詰まるところ「別のマシンに再インストール」を行ったわけだが、同じアカウントを使っていると設定なんかを自動的に移行してくれる。
Google のアカウントなんかもそうだが、一人で複数台の PC やガジェットを持つようになると、そのデータの同期は重要問題だと思う。
ネットワークを使って自動的に同期される、と言うのはひとつの理想形。
「今までどおり使えればいいんだ」といってMicrosoft アカウントを作らないのもありだと思う。
でも、その場合は今までどおりにしか使えない。新たな便利は享受できない。そういうことだ。
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3月29日、長女の希望で、はまぎん子供宇宙科学館へ。
「ロボットゆうえんちがやってくる」というチラシを見たのがきっかけ。
ロボット、と言う言葉の響きに、長女は何かを感じたらしい。
へんな期待をされても困るので、「ねじかわ君みたいのがいるわけじゃないよ」と牽制しておく。
「ロボットゆうえんち」と言うのは…なんというか、展示コーナーでした。
PLEOとか、ハローキティロボとか置いてあるのだけど…「置いてある」だけ。
PLEO は電源入ってないし、キティロボは電源は入っていたのだけど、調整が悪いのか何を話しかけても反応せず。
キクゾーとかソージーとか、知らない人には全くわからない古いロボットおもちゃに出会えたのが、収穫と言えば収穫。
もっとも、キクゾーはこの科学館内で、ひっそり常設展示されています。
(今回の特別展に出ていたものは、この常設展示物とは別物でした)
一番の収穫物は、マッピーの迷路脱出玩具が存在していた、と知ったこと。
これは知らなかった。欲しい。
でも、…当時売っているのを見たら、たぶん買わなかっただろうな。
結構高いけど、「本物のロボットではない」のがすぐわかるので。
結局、欲しいのはこの現物ではなく、古い機械に対するノスタルジーなのだ。
「ロボットゆうえんち」よりも、むしろ目玉はロボットダンス。
これは1日5回の公演でしたが、MANOI PF01 という、市販もされている汎用ロボットが「マルマルモリモリ」を踊ります。
…いや、実は元ネタよくしらんのだわ。
子供たちは、保育園とかで踊っていたりして知っているのだが、僕は歌を聞いたことがあるだけで、踊りはよく知らない。
ロボットたちがどの程度の再現性で踊れているのかもわからない。
ダンスショーの後は、別のリモコン操縦可能なロボットで、子供たちが操縦体験。
障害物を除けて走り、サッカーボールをゴールに蹴りこむ、という操縦です。
うちの子はラジコンカーでは遊んでいるけど、少し勝手が違うようでうまく操縦できませんでした。
でも、小学校高学年くらいの子は、すぐに操縦になれて、「サイドキックでゴールする」とか、準備した側が想定していなかった遊びを始めるのね。
使われているロボットは、すべて市販のもの。非常に高価だけど。
市販のものだから、科学館の人が実物を借りてきて解説しているだけかな、と思っていたら、解説していたのは開発者の方だった。
せっかくなので、ショーの終了後に質問。
まず、長男が「リモコンに使ってないキーがあるけど、押したらどうなるの?」と疑問を持っていたので、聞いてみる。
この質問、表面どおりのものではない。(小学校1年生…を終了したばかりの子供に、自分の疑問を十分に表現する能力は無い)
なので、僕のほうからサポートの追加質問。
うちの長男、ラジコン自動車を持っているので、ロボットも同じようにラジコン操縦で動いている、と考えているので、違いを教えてあげてください、と開発者の方にお願いする。
ラジコン自動車は、電波を使って直接ハードウェアを駆動している。
しかし、ロボットはそうではない。電波で指令を出し、その指令に従った動作を行っている。
この違いが、小学生にはよくわからない。
開発者の方は、「動きを選ぶだけなので、アナログ操作と違って速度を変えたりできない」という切り口で解説をしてくれた。
あぁ、なるほど。それはわかりやすい例だ、とこちらも納得。
子供への解説の後、他の話もしてみた。
これ、ロボカップとか、ロボ1グランプリに出てたやつですよね? と水を向けると、「よくご存知で」と喜んでくれた。
(ロボカップは、自立制御ロボットによるサッカー大会。ロボ1グランプリは、リモコン操縦ロボットによる格闘技大会)
この質問で以前からロボットに興味があることがわかってもらえたら、面白い話がどんどん出てくる。
最近ロボカップとか聞かないと思っていたら、最初はレベルが高くて上位に食い込んでいた日本勢は、今では見る影も無い状態だとか。
諸外国は、技術レベルを上げる、という目的を理解して、国が援助してロボット研究者たちが働いている。
でも、日本では国の補助は無く、開発者たちの手弁当なんだとか。
結局、これであっという間にレベルの差が出来た。
以前は Sony がロボット研究していて、ロボカップでも AIBO を使った規定部門があったりした。
Sony がロボット研究やめた影響とかあるんですか? と聞くと、それは余り関係ないという。
Sony のように直接ではなくても、大企業でロボット研究しているところや、研究はせずとも興味を持ってスポンサーになってくれるところはあった。
それが、リーマンショック以降の不況で、みんな手を引いてしまったのだとか。
今でもロボット研究している、と表面上は言っていても、ほとんどの企業で研究費0になってしまったらしい。
今回のショーをやっていた方の会社は、ロボット専門の零細企業なので、やめるわけにはいかなくてがんばっている、とのこと。
かつて日本が世界最高の技術水準を持っていたものが、どんどん諸外国に追い抜かれている。
ロボットの分野でもその状態だという。
自分も技術者なので、少しさびしい。逆境にめげず、ぜひがんばっていただきたい。
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