半年前にPCを買い換えたとき、目的の一つに「家族のビデオを圧縮する」ことがあった。
家族のビデオは、miniDV テープで撮ってあったものを、デジタルデータのままPCで吸出し、NAS に置いてある。
しかし、LAN の伝送速度の問題で気軽に見られず、データ容量を小さくしたい、という目的だった。
#保存容量の問題ではない。miniDV テープ1時間分のデータ容量は、およそ 10GByte 。
1TByte の NAS を使っているので、100本は入るが、そんなに撮ってない。
その後、Picasa にアップロードしてしまったほうが気軽に見れることが判明し、結局再圧縮は行わず。
大学の先輩から、「大学祭のビデオを発掘したので公開する」というメールが来た。
公開、といっても、もちろん関係者のみ。
先輩のサーバーに、パスワードつきでおいてあるから、見たい人はダウンロードするように、との通達。
メールには、「事実上のバックアップ要請」とも書いてあった。
つまり、間違って消えたときに備えて、みんなで分散して持っていろと。
気軽にダウンロードに行って驚いた。
1本 7G の mpeg2 データが、 7本置いてある。しかも、個人サーバーなので転送速度は遅め。
ダウンロードのために PC をつけっぱなしにはしたくない。
幸い低消費電力サーバーがあるので、 wget にダウンロード指示を出しておいて、ほったらかし。
2日後、全部ダウンロードできていたので、内容を「少しだけ」見てみる。
もう、20年も前の画像だ。自分たちが若くて驚いた、初公開時の comet が懐かしかった、という感想はさておき、20年置いておかれた VHS ビデオなので、画質は悪い。時々同期が狂って縦スクロールする。未編集なので、灰色画面が5分続くところもあったりする。
まぁ、このままおいておく必要もないだろう。圧縮してみる。
Freemake Video Converterを使って圧縮。
mpeg4 ビデオ、H.264 圧縮にしてみる。
2時間のビデオが、20分ほどで圧縮完了した。
どうせ元画質が悪いのだからと圧縮率を上げたら、7G が 700M ほどに縮んだ。1/10 だ。
気をよくして、家族ビデオの圧縮に取り掛かってみる。
まずは、SD 画質時代のもの。(DVフォーマット)
DV フォーマットは、MotionJPEG に類似の方法で記録されているため、圧縮率はそれほど高くない。
家庭用ビデオ画像で、特に動きが激しかったりもしないので、「標準設定」で圧縮してみる。
…2.5% に縮んだ。縮みすぎて笑った。
HD 画質のものも圧縮してみる。(HDVフォーマット)
こちらも同じ miniDV カセットを使う(つまり、同じビットレートだ)が、mpeg2 圧縮。
もともと圧縮されているので、それほど圧縮は利かない。とはいえ、20% 程度になった。
しかし、HD 画質だと、圧縮に時間がかかる。
i3 の 3GHz で、大体実時間。
SandyBridge だから、QuickSyncVideo 対応ソフトがあれば、劇的に速くなるはずなのだけど、「圧縮したいものが多すぎて困る」ほどではないので、このままでいいや。
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