2012年02月02日の日記です


人工衛星  2012-02-02 15:48:49  歯車 家族

子供を迎えに行った、保育園の帰り道。


「おつきさまー」と長女が言うので、次女も「おつきさまー」と空を見上げる。


自転車練習中の長男も、一緒に迎えに行っていた。


長男ならわかるだろう、と「月の近くに明るく光ってる星が、木星ね。で、あっちが金星」などと教えると、長女も「どれ? どれ?」と探す。


そんなことをして、30秒ほど月の近くをみなで見ていたら、すーっと、明るく光りながら近づくものがあった。木星よりも明るい。


なんだろう? 飛行機にしては何かおかしい。でも、確定的でないので、子供に注意を促してみる。


「なんか動いてる明るいの見えるかな? 人工衛星かもしれない。…飛行機かもしれないけど、たぶん人工衛星」


自分でも自信のないまま話していたが、違和感が「点滅しない」ことだと気づいた。

人工衛星確定。


光は、やがて雲の中に入り…雲の中で急激に暗くなって視界から消えた。




家に帰り、長男が興奮気味に妻に報告。


「どっちから、どっちに飛んでた?」と僕が聞かれる。北西から南東、かな?


「じゃぁ、おそらく ISS。」と、即答。

以前も書いたが、震災のときに空が綺麗で、そのとき以来、妻はすっかり「星を見る人」。

ISS の見かけ上の動きは時期により異なるが、3日くらい前に調べたときは、日本上空では北から南だった、とのこと。

(一週間くらいは同じ向きなのだそうだ。)


そうか。自分が知っている衛星よりずいぶん明るかったけど、ISS は大きいから輝いているのか。




…と思ったら、翌日妻から訂正が入った。

「ごめん。調べたら、その時間はイリジウム。しかも、ほぼ最大輝度。みたかったなぁ。」


イリジウムは、太陽電池の形状などから、地上に強く光を反射する、というのは知っていた。

明るいときは昼間でも見えるそうだ。


妻も以前イリジウムを見て、「あれは、ハマる人の気持ちがわかるね」などと言っていたのだが、妻も最大輝度近いものは見たことがない。



子供たちといたときに皆で見れて、ちょっと運がよかった。




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