子供を迎えに行った、保育園の帰り道。
「おつきさまー」と長女が言うので、次女も「おつきさまー」と空を見上げる。
自転車練習中の長男も、一緒に迎えに行っていた。
長男ならわかるだろう、と「月の近くに明るく光ってる星が、木星ね。で、あっちが金星」などと教えると、長女も「どれ? どれ?」と探す。
そんなことをして、30秒ほど月の近くをみなで見ていたら、すーっと、明るく光りながら近づくものがあった。木星よりも明るい。
なんだろう? 飛行機にしては何かおかしい。でも、確定的でないので、子供に注意を促してみる。
「なんか動いてる明るいの見えるかな? 人工衛星かもしれない。…飛行機かもしれないけど、たぶん人工衛星」
自分でも自信のないまま話していたが、違和感が「点滅しない」ことだと気づいた。
人工衛星確定。
光は、やがて雲の中に入り…雲の中で急激に暗くなって視界から消えた。
家に帰り、長男が興奮気味に妻に報告。
「どっちから、どっちに飛んでた?」と僕が聞かれる。北西から南東、かな?
「じゃぁ、おそらく ISS。」と、即答。
以前も書いたが、震災のときに空が綺麗で、そのとき以来、妻はすっかり「星を見る人」。
ISS の見かけ上の動きは時期により異なるが、3日くらい前に調べたときは、日本上空では北から南だった、とのこと。
(一週間くらいは同じ向きなのだそうだ。)
そうか。自分が知っている衛星よりずいぶん明るかったけど、ISS は大きいから輝いているのか。
…と思ったら、翌日妻から訂正が入った。
「ごめん。調べたら、その時間はイリジウム。しかも、ほぼ最大輝度。みたかったなぁ。」
イリジウムは、太陽電池の形状などから、地上に強く光を反射する、というのは知っていた。
明るいときは昼間でも見えるそうだ。
妻も以前イリジウムを見て、「あれは、ハマる人の気持ちがわかるね」などと言っていたのだが、妻も最大輝度近いものは見たことがない。
子供たちといたときに皆で見れて、ちょっと運がよかった。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |