目次
08日 かわいくて おっきいの!
08日 ヒーローごっこ
17日 Netwalker 環境設定
22日 八景島
23日 SH-03B
24日 SH-03Bに思うこと
24日 DoCoMo のメール配信遅延
1階リビングの片隅でお昼寝していた長女(2歳9ヶ月)が、いきなりおきて「おとーさーん」と僕を探す。
何事かと思って見に行くと、「だっこ」とせがまれ、抱きかかえると今度は「あっち!」と階段のほうを指差す。
2階では次女(9ヶ月)がお昼寝中。不用意に行って起こしたくないので、2階に行きたい理由を聞く。
なにか取ってくるの?
2階で遊びたいの?
長女はなにかもごもご言っているが、何を言っているのかよくわからない。
やっと判ったのは「なにかいる!」と言うこと。
何がいるの? と聞くと、人差し指を頭に持って行って「こーなってて、こーなってて…」
どうやら角が生えているらしい。
節分の鬼の話の影響かな?
「怖いのがいるの?」と聞くと「かわいいの」とのこと。
長女がお昼寝している横で、ポケモンスクランブルを長男と遊んでいたので、夢の中にポケモンでも出てきたのかと思い「ポケモン?」と聞くが、そうではないらしい。
窓際で寝ていたので、鳥かなんかが飛んでいるのを見たのかと思い「ちいさいの? おおきいの?」と聞くと「おっきい!」とのこと。
つまり、角が生えて、かわいくて、おっきいのが2階にいるから、お父さんと一緒に見に行きたい、ということ。
まぁ、この時点で、夢を見たのだろうね、と言うことで確定。
騒ぎを聞きつけて2階から降りてきた妻(2階で仕事していた)に、「つのがあって、かわいくて、おっきいのがいるの!」と説明している。
これは、すでに僕との会話で情報が整理されたことを、面白がって繰り返しているに過ぎない。
一体何を見たのか、今の長女の語彙能力では説明できない。
そして、説明できるくらいの語彙を持つ頃には、このことは忘れているだろう。
長男もそんなことあったな。
今の長男に聞いても、すっかり忘れているらしく、真相は闇の中。
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別年同日の日記
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長男(5歳)と長女(2歳9ヶ月)が遊んでいる。
何気なく聞いていると「よわそうレンジャー!」とか言っている。
その名前は、ヒーローとしてどうなのか。
…しばらくたって、まだ続きを遊んでいる。
どうやら、ヒーローがバージョンアップ(?)したらしい。
「ちょー よわそうレンジャー!」
超が付いたが、強くなったのか弱くなったのか…
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別年同日の日記
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以前に買った Netwalker ですが、どうも持ち歩いていても使う気がせず…
思い切って「やらない」と心に決めていた領域に手を出しました。
といっても、別に危険な改造とかではないです。
デスクトップ環境を、標準のGnomeから、LXDEに入れ替えただけ。
標準から外れてしまうと面倒も多いし、持ち歩く機械だからできるだけ面倒は避けたかったのですが…
そもそも使い勝手が悪くて、持ち歩くことが苦痛になるくらいなら、いろいろ試したほうが良い。
Gnomeは、高機能でいたれりつくせり。初心者でも簡単に使えます。
でも、「富豪的」な作りなので、非力なNetwalkerではあまり使い勝手がよくなかったりします。
LXDEは、名前が「Lightweight X11 Desktop Enviroment」ってくらいで、動作が軽いです。
そのかわり、Netwalkerなのにネット接続性が悪くなります。
具体的には、Gnomeでは何も考えずに使えた、Windowsのファイル共有が使いにくくなる。
#実際にはGnome標準のファイルマネージャ、Nautilusの仕事ですが。
Gnomeのnetwork-managerが使えなくなるため、別のWiFi接続デーモンが必要になります。
以前に「WiFiスポットを検索したい」という欲求でWiFi-Radarというのを入れてあったのですが、なぜかこれの接続機能がうまく動きません。
wicdを入れて解決。
日本語翻訳が変だけど、とりあえず気にしないことにしよう。
#IPアドレスが探しています、とか 100%% で繋がれています、とか・・・
で、動作の軽快さもさることながら、開放されたメモリの方が重要。
preload というソフトを入れます。
これは、自動的に「よく使うファイル」を認識し、できる限りディスクキャッシュに入った状態にしておいてくれるソフト。
#Linuxでは、空きメモリが積極的にディスクキャッシュに使われます。
だから、preload使うなら、空きメモリは多い方がいい。
これで、ブラウザ起動が10秒から5秒に半減できます。
でも…なんか動作が変。
ディスプレイを閉じてもサスペンドしない。
やっぱ、散々いじった環境からのLXDE移行はダメだったかな…と思いつつ再インストール。
クリーンな状態からLXDE移行。でもやっぱ変。
ここでやっと気づいたが、Gnome使用時には当たり前に起動している、gnome-power-managerを起動して置かないとダメなんだとか。
設定ツール作ってくれてる人がいるおかげで、みんなここら辺のこと知らなくても移行できてたみたい。
(だから、ネット上に情報が少ない)
再インストールしたので、Gnome-gamesとBurgerSpace、それにgFCE Ultraを再導入。…ゲームばっか。
以前は他にもソフト入れてたけど、あまり使わないものも多かったし、とりあえずこれでいいや。
(Netwalker で Five or more で遊んでみてから、面白いのでメインマシンでも時々遊んでます)
結果。
快適になりました。
sunbirdがpreload使っても起動遅いので、見切りをつけて Orage というソフトを入れました。
スケジュール管理にはこれで十分。
やっと使う気持ちになるマシンになったので、この日記はNetwalkerで書いています。
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別年同日の日記
15年 クリストファー・レイサム・ショールズ 命日(1890)
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妻が保育園のPTAの仕事で忙しい。
ここしばらく、休日も子供と出かけることができないでいた。
2月20日土曜日。
とりあえず妻の手が空いた、というので、たまには子供をつれて出かけることにする。
連れて行ってあげたいね、と以前から妻と話している候補地はいくつかあるが、急なことなので下調べ不足などもあり、比較的近所の「八景島シーパラダイス」へ。
僕はここに来るのは10年以上ぶり。
妻と子供は初めて。
やっぱり下調べ不足なので、駐車場が判らず右往左往。
島に入っても、チケットをどのように買うか悩む。
入り口すぐのメリーゴーランドを見て「乗りたい」と騒ぐ子供をなだめながら、悩むことしばし。
現在、子供は長男5歳7ヶ月、長女2歳9ヶ月、次女9ヶ月。
基本的に4歳以下は無料なので、子供で料金が必要なのは長男だけ。
そして、多くの乗り物が、身長制限で子供は乗れない。
というわけで「なかよしおやこ5回券」を。
身長制限のない乗り物のみ、子供と2人で5回乗れる券。2000円。
ほとんどの乗り物が、4歳以上は大人と同じ料金で300~500円なので、結構お得。
早速メリーゴーランドへ。
妻と上2人が乗り、僕は次女を抱えて外から写真撮影。
子供はいきなりテンションが上がった。
次女を抱っこするためのベルトを家に忘れてきていたので、係員に「ベビーカーってレンタルありますか?」と聞く。
幸い、レンタルがあったので借りに行く。500円。
が、実は次女は、初ベビーカー。
(家に長男の時に買ったベビーカーはあるが、長女、次女とも使っていない。どうもうちの生活スタイルに合わないので)
驚いて泣きまくる次女を見ながら、長女が「ぼく 乗りたい」。
長女にとってはこれも「珍しい乗り物」で、アトラクションのうち。
長男も乗りたがったが、ベビーカーは4歳まで。
ベビーカーを借りる間に、上二人はコインライドに乗ったそうだ。200円。
コインライドの近くに「バイキング」があるのだが、長女はこれが動いているのが怖いらしい。
逃げるように場所を移動して、昼ごはんを食べに行く。
昼はフードコートで、フライドチキン、ロッテリアのチーズバーガーセット、カレー。
フライドチキン屋は、実はロッテリアが運営しているらしい。
水族館に…行こうと思ったが、どうも子供は興味がないようなのでパスし、広い道をお散歩。
長男は走るのが好きなので、道を走り回っている。
長女は、道脇の植え込みの段差を歩くのが気に入ったらしく、僕と手を繋いでお散歩。
(段差が高いので、手を繋いでいないと怖いらしい)
シーパラダイスタワーが近くなってきたので、乗ることにする。
高く上るのを見て、長男が「怖くない?」と聞くが、大丈夫だと言い聞かせて乗る。
長男は「ブルーフォール」を見てああいうのを想像しているらしい。
高いところから園内を眺め、次の目標を立てる。
長男は、タワー脇に広場があるのを見つけ、そこで遊びたいらしい。
長女は丁度マリーナ内に航行していた遊覧船を見つけ、「お船にのりたい」とのこと。
まずは広場へ。
と言っても、長男も広場にはあまり興味がないらしく、周囲の芝生の丘を駆け回り、転げまわって遊ぶ。
芝生には松が植わっており、長女は松ぼっくり拾い。
次女はずっとベビーカーを嫌がっていたが、ここで寝たのでベビーカーに寝かせつける。
やっと楽になった (^^;; (ずっと僕が抱っこしてた)
しばし遊んで「まだ遊びたい」という長男をなだめながら、長女の乗りたいという船のほうへ。
もっとも、乗船場所は入り口のメリーゴーランド脇にあったのを知っている。
サーフコースターが轟音を上げながら動く下を歩いて抜け、「オクトパス」が見えてくる。
「これのって見たい」と長男が言うのだが、身長制限は110センチ。
あれ? 今長男何センチだっけ? と思いながら、身長を測るが、110センチに届かず。
そういえば、先日計って108センチであることを確認していたのでした。
残念がる長男に「これに似た乗り物で、身長制限が無いのがあったから、後で乗ろう」と約束。
船着場の時刻を見ると、15分余裕があった。
すぐ近くの…最初に乗った、コインライドの場所へ。
ここに「ドランケンバレル」がある。
構造的には「オクトパス」と類似。
どう似ているか、長男に説明しながら説得し、載ることに。
妻は次女を抱えて外から写真撮影。
「怖いから乗らない」と言っていた長女も、僕と長男が中に入ると急に「乗りたい」と言い出して、係員に説明して入れてもらう。
内容的には「ティーカップ」だが、回転中に全体が斜めに傾く、と言うところが変わっていて「怖そう」なところ。
…ところで、「ティーカップ」が見た目と裏腹に「絶叫マシン」だ、と言うのをご存知の方はどれほどいるだろう?
大抵は、乗ったカップ自体が人力で回転し、カップが4~5個一組で回転するテーブルに載っており、更に全体でこのテーブル4~5個を回転させている。
この、3重に回転する構造が、局所的に強いGを生み出し、子供なら十分泣き出すくらいには怖い。
ドランケンバレルの構造を見たとき、ティーカップが斜めに傾くのだと気づいて、これが一番心配だった。
しかし…杞憂だった。
全体テーブルが傾くことで重力が偏り、「自力で回す」のは難しくなる。
結果、各カップは「重力に対して安定」した状態になり、3重回転のうち一つ、最も回転半径が小さく、強いGを生み出す部分が無くなるのだ。
というわけで、ドランケンバレルは、見た目とは裏腹に、ティーカップ以上にお子様向けな乗り物でした。
船の時間があるので、船着場へ。
長男が「おしっこ」と言うので、慌ててトイレへ往復していると、丁度船が来て乗船の時間になっていた。
乗りたがっていた次女はもちろん、長男も結構喜ぶ。
岸にいる人に手を振ると、みんな結構手を振り返してくれる。
乗り物を見ることのほうが好きな長男、船がマリーナに入ったところで「別の船の写真を撮って欲しい」と騒ぐ。
自分が乗っていることは、結構どうでもいいんだよね。
長女は途中で寝てしまった。
島を一周するのだと思ったら、半周したところで終了。
考えてみると、この遊覧船だけ「子供は6歳以上」で、「子供半額」。
妻の考察では、航海に出る以上気軽な「アトラクション」として作ることはできず、公共交通機関の扱いなのだろう、とのこと。
なるほど、それで「同じ場所に戻ってくる」のではなく、島半周なのか。
島の裏側は、フードコート近くの、丁度ベビーカーを借りた場所。
ここでベビーカーを返却。
チケットが1回分あまっているので、もう一度ドランケンバレルのあった場所へ。
ここで「レッドバロン」に乗る。アームに付いた飛行機がぐるぐる回る乗り物。
親子2人で乗れて、前座席では飛行機の上下動を操作できる。
ピロピロ音のなる「機関銃」が付いているのもご愛嬌。(レッドバロン=撃墜王 だからね)
妻が、寝ている長女と次女を同時に見ることになったが、親切な女性が次女を抱っこしていてくださった。
ありがとうございました、と別れ際に手を振ると、次女も真似をして手を振る。
次女がバイバイするのは初めてだが、なかなかいいタイミングでやってくれた。
(相手の女性が喜んでいた)
というわけで、チケット5回分の乗り物終了。
(メリーゴーランド、シーパラダイスタワー、ドランケンバレル、遊覧船(パラダイスクルーズ)、レッドバロン)
最後に、長男が「砂浜言って遊びたい」というので、少しだけ…のつもりで寄ったら、これが長かった。
砂浜は、遊覧船の船着場のすぐ脇。小さな人工の砂浜だ。
人工の、と書いたが、本来は干潟。
砂が波に流されるので、海の近くは今でも干潟。
最初は波打ち際で遊んでいたが、他の親子が「石をひっくり返すと蟹がいる」ことを発見したので、大喜びで石を返しまくる。
そのうち、今度は潮干狩りをしていた初老のおじさんが、潮干狩りのコツを子供に伝授してくれる。
もっとも、長男はまったく興味なし。
おじさんは、僕に「持ってきなよ」と、その時取れたアサリをくれた。
長女がこれに興味を示したので、伝授された方法で僕が掘る。確かに簡単に取れる。
で、貝をお土産に帰る。
翌日、砂出しをしている貝に興味津々の長男・長女。
「みんなほねなし?」をテキストに、貝について教える。
ついでに、昨日見た「アメフラシ」の仲間らしきものや、イソギンチャクの仲間らしきもの、カニ、フジツボなどについても教える。(全部この本に載っていた)
で、夕飯は、ボンゴレロッソ。僕が作りました。
新鮮な貝は、貝独特の臭みもなく、おいしいと子供もおかわり。
今度はもっと暖かい時に、潮干狩りの支度をして行こう。
乗り物よりも、波うち際で遊ぶことのほうが楽しかったみたいだから。
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八景島シーパラダイス 開業日(1993)【日記 15/05/08】
別年同日の日記
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SH-03B購入しました。
発売日である19日(金)に購入したのですが、今まで Willcom の W-Zero3 使っていたので、しばらくは2台持ち。
2台持ちできるがゆえに、「ゆっくり環境設定すればいいや」と思うと、なかなか移行が進まなかったり。
たぶんね、シャープもiPhoneを作ってみたくて、でもiPhone には不満もあって、そこらへんのギャップを埋めるべく作られたんだと思うのですよ。
iPhone ユーザーの何割かが不満に思う「入力しづらい」に対しては、QWERTYキーボード搭載で。
解像度が低い、に対しては480×854ドットと言う高解像度で。
基本は i-mode なので、さまざまなサービスも使えるし、お財布ケータイにもなってる。
(今まで Willcom 使ってきたから、i-mode や EZweb でないと使えないサービスの多さに辟易していた)
でも・・・ここが難しいところなのだけど、「過去の資産」を使えると言うことは、「過去のしがらみ」にもとらわれることを意味する。
基本的に、i-mode は「4方向キー+決定・キャンセル」で操作するという、ファミコン的操作。
iPhone を目指した SH-03B は、マルチタッチ操作。
SH-03B 独自のメニュー項目を使っているうちはよいのだけど、Flash コンテンツとか、Java コンテンツを使おうとすると途端に破綻する。
4方向キー+2ボタンを要求されるのだけど、表面は全部タッチパネルなので、操作パネルを出すしかない。
i-mode ブラウザでも微妙。
上下スクロールはスライドでできるし、前画面に戻るのも左方向スライドでできる。
でも、リンクしてある文字は小さく、密集していることもある。
タッチで間違えて押すことが無いように、ダブルタッチしないとリンク先に進まないようになっているが、これが余計に面倒くさい。
タッチでリンク選択開始、スライドで選択項目を変更して、離したらリンク、とかでいいのに。
(そうするとスクロールと操作がかぶってしまうので、スクロールは2本指タッチとかにする)
文句ばかり言っているのもよくないので、良い点も。
メニュー階層が浅い部分は、画面に3×4で並んだアイコンをタッチで選べます。
(この場合は、ダブルタッチではない。アイコンが押しやすく、選択ミスしにくいからと思われる)
で、待ちうけ画面に触ると表示される「カスタムメニュー」は、機能を自由に変更できる。
僕は携帯電話を目覚まし時計代わりに使うので、アラームをすぐ呼び出せるように設定しました。
加速度センサーを内蔵しているので「裏返しに置いたらサイレントモード」と言うのもよいです。
前述のように目覚ましに使うけど、なったら携帯をひっくり返すだけで、とりあえず音を止められる。
もう一個目覚ましネタ。
W-Zero3 では、キーをカスタマイズして、すぐに画面輝度変えられるようにしていました。
寝起きに見るとまぶしいから。
でも、SH-03B は明るさセンサー内蔵です。周囲にあわせて自動的に輝度調整します。
購入後最初に「輝度変更をすぐ呼び出せるか」をチェックしたのですが、不要でした。
これを書いておかなくちゃね。
QWERTY キーボードについて。
W-Zero3 で普通に打てていた人なら、問題ないと思います。
メーカー同じだしね。
HP-200LX → SL-Zaurus → W-Zero3 と使ってきていますが、キーボードは小さくなっても使いにくくはなっていません。
#HP-200LX はシャープではないが。
関係ないけど、Netwalker も使っている。こちらはシャープ。キーボードは悪くない。
まだもう少し使い込まないと使い方がこなれて来ない気はしますが、メールと電話くらいにしか使わない前提においては、W-Zero3 の代わりは十分努められそうです。
#Willcom 会社更生法適用だし、最新の W-Zero3 シリーズは QWERTY キーボード非搭載なので…
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別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
先の日記に書いたとおり、SH-03B を購入しました。
タッチパネル主体の操作なのに、i-mode が想定するのが「ファミコン的」操作なので、ちぐはぐな印象を受ける、というのは先の日記に書いたとおり。
で、先日も書いた Netwalker をいじっていて感じる違和感と共に、つらつらと。
インターフェイスの変遷。
▼キーボード
昔のパソコンゲームは、あたりまえにキーボード入力だった。
W を押せば「Wear」で鎧を着て、P は「Put on」で装備をつけて、t は「throw」で物を投げて…と言う具合。
今でも、海外製のゲームなどはキーボードを駆使するものが多く、この名残を感じる。
インターフェイスとしては、洗練されていない。
でも、専用キーが多数用意されているわけで、慣れると快適。
▼ファミコン的操作
四方向キー+決定、キャンセルの2ボタン。
コマンドを画面に表示して選択、というインターフェイスが考案されてから(堀井雄二が、ファミコン版ポートピア殺人事件で編み出した手法だ)、これが当たり前の操作方法になった。
誰でも使える。でも、目で見て確認して選択、と言うのは多少の面倒さは残る。
Sony お得意のクロスメディアバーも、これを使いやすくした改良版、と思っていいだろう。
▼マウス的操作
直感的。でも直接的ではない。
入力機器と連動して動くカーソルを利用して、間接的にものを指し示す。
この「間接的」なところが非常に便利で、マウスカーソルの形状を変えることで「現在何ができるか」というモードを示せるし、今示しているところを常に表示することで、操作ミスもなくせる。
▼ファミコン的操作によるマウス操作模倣
最悪のインターフェイスだと思うが、これをやらざるを得ない局面もある。
方向キーを押した時間に連動してカーソルを動かす。「時間」が「距離」に変わるので、入力機器とカーソルは連動していない。
ここに非常に面倒くさい印象が生まれる。
▼タッチパネルによるマウス操作模倣
間接操作のはずのマウスを、直接操作のタッチパネルで行う。
カーソルがないため、「押したつもり」の位置がずれていたりする。
カーソルがないため、押してみるまで何が起こるかわからなかったりする。
(マウスカーソルがあれば、移動時にカーソル形状で意味を示せるのに!)
SL-Zaurus がこの作法だった。
Windows Mobile …つまり、W-Zero3 もこの作法だった。
…個人的にはあまり使いやすいとは思わない。
タッチパネルでマウス模倣してうまく行かないのは、カーソルによって「モード」が示せないから。
実は、マウスと言うのは文脈依存で動いていて、その文脈をカーソル形状であらわしている。
ここからカーソルを取り除けば、気持ち悪い動きになるのは仕方がない。
▼タッチパネルによる直接操作
iPhone が新たな局面を切り開いた。
というとほめすぎか。90年代に研究された「ゼスチャ」を今風にしたもの、という印象ではある。
タッチパネルだとカーソルがなくてモードがあらわせないのであれば、モードによって動作が切り替わるのではなく、与えるコマンドによって動作を切り替えればよい。
iPhone は、マルチタッチによって「何本の指で触るか」と言う形でコマンドを与えている。
そのコマンドが受け付け可能であるかどうかは、即座に、コマンドに呼応したアニメーションで返す。
アニメーションは見栄えを良くするために作りこんでいるのではないのだ。
これは、Apple が初代 Mac から受け継いできた作法でもある。
SH-03B は、iPhone を真似ているのにアニメがない、マルチタッチを活用していない。
結果、中途半端で使いにくい印象を受ける。
さて、SH-03B は、i-mode なので「ファミコン的操作」を必要とするが、iPhone の真似をしてタッチパネルによる直接操作を採用している。
結果、気持ちの悪いことが起きる。
メインメニューは、3×4に並んだアイコンで示される。
タッチすると、更に詳細なメニュー項目がアイコンで示される。
ここら辺は軽快に動作する。
下のほうの階層になると、アイコンは作りこまれていない。というか、細かな概念を絵で示すのは無理だろうから、文字を中心にするのだろう。
で、1行1項目に箇条書きされたメニューになるが、タッチしても動作しない。
ここからは、1回目のタッチで選択され、2回目のタッチで決定だ。
どうやら、文字が密集していると誤選択の可能性が出るため、一度押した箇所を確認させているらしい。
(カーソルを模倣しているわけだ)
これが、非常に面倒くさい。
2回目のタッチの変わりに、画面上に表示された「決定」ボタンや「OK」ボタンを押してもよいが、このボタンの位置がまた、ころころ変わる。これも面倒くさい。
メニュー項目が多い時は、「スクロール」か「ページ送り」のいずれかになるのだが、どちらになるかで送り方法が違う。
スクロールなら、指を縦にスライド。ページ送りなら横にスライド。
スクロール時はアニメーションするが、ぺーじ送り時はアニメーションはない。
もっと作法を統一して欲しいところ。
個人的には、「触れたら選択開始。選択位置が間違っていたらそのまま指を動かして正しい選択位置を探し、指を離したら実行」でよいのではないかと思う。
これなら、触れている間はマウスカーソルを模倣できるわけで、それほど違和感はないだろう。
で、そうすると現在スライドに割り振られている「スクロール」「ページ送り」が混乱するので、2本指タッチに割り振る。
…SH-03B では2本指タッチを利用していないが、もしかしたら Apple が特許とっていて使えないのかも知れないが。
(もしくは、タッチパネルでの操作方法を DoCoMo が規定しているのかもな)
えーと、全体に何がいいたいかと言えば、インターフェイスが新しくなった時に、過去に慣れたものを模倣しようとしちゃだめだ、と言うこと。
ファミコンパッドでマウスを模倣したり、タッチパネルでマウスを模倣しようとしたりすると、使い勝手が悪くてストレスがたまるだけ。
iPhone のバーチャルキーボードだって、使い勝手の悪さは多くの人が言うところ。
SH-03B でも、キーボードを閉めたまま操作しようとすると、バーチャル四方向キーが必要になるときがある。
でも、過去の資産が使いたければ許容しないといけないのも事実。
SH-03B が iPhone と違うのは、良くも悪くも過去の資産があること。
過去の資産、というのは、Java アプリとかのことだけではない。
既に日本では携帯は社会インフラであり、携帯をもっていないと不便な局面が非常に多い。
そして、ここで言う「携帯」とは、i-mode か EZweb か Yahoo!ケータイが使える、と言う意味だ。
各社の WindowsMobile 端末とか、Android 端末とか、iPhone は含まれない。
メールすらも、携帯各社は「携帯大手3社以外からのメールは拒否する」オプションを用意していたりするからね。
技術に詳しくない人間が相手だと、「携帯」以外のメールを受け取ってもらうこともできない。
ホント、W-Zero3 使ってた数年間で、情報弱者と言うのは携帯をもたない人間を言うのだな、と実感したよ。
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いまさらな話。
ここ3年 DoCoMo から離れていたので気づいてなかったが、PCからDoCoMo 向けのメール遅延がひどいことになっている…ように見えた。
少なくとも、うちのサーバーからメールを送ると、すぐには届かない。
最初のテストでは、3時間くらいかかって届いた。
時間帯によっても状況は違うようだが、素直に届くことは期待しないほうがよいようだった。
W-Zero3 には、仕事のメールをいろいろ転送している。
特に、サーバーでエラーが起きたときのアラートは遅延しては意味がない。
サーバーのメールログを調べてみると、ドコモのメールサーバーまでは接続できるが、そこで配送失敗して、自宅のサーバーの再配送待ちキューに溜まっているらしい。
qmail は、エラーが起きると時間を置いて再配送する。
この「時間を置く」というのが、リトライ回数によって増えていく。
1回目は7分後、2回目はさらに20分後、3回目はさらに33分後…だそうだ。
1回配送失敗すると、かなり遅延が発生することになる。
まずはこれをどうにかするのかなぁ…とおもったら
killall -ALRM qmail-send
すれば、即時再配送を試みることがわかった。
毎分 cron で設定するか?
ところで、仕事柄 i-mode コンテンツの運用なんかも知ってはいるのだが、公式プロバイダでは PC からメールを送信しても遅延したりはしない。
どうなってんのかな、と思ったら、道は二つあるようだ。
1. DoCoMo 側で、IP アドレスを見て接続優先順位を設けているようだ。
うちみたいな、ダイナミック DNS で立てられた自宅サーバーなんていうのは怪しいので、接続が多い時は積極的に切断されてしまう。
2. 信頼できる会社であれば、DoCoMo に専用回線で SMTP 接続できる。
別料金も必要だし、信頼も必要なようなので、うちのような零細企業(一応自営業でやっとります)では難しい。
で、しばらく考える。
思い立って実験する。
うちの上流プロバイダである、朝日ネットから送ると遅延はないようだ。
優先された IP アドレスなのか、お金払って専用回線使っているのかは不明。
じゃぁ、DoCoMo 向けに送るときだけ、朝日ネットを経由させてもらおう。
幸い、朝日ネットはネット内からの接続であれば、SMTP を使うのに制限はない。
(SMTP 認証とか、POP before SMTP が必要だとややこしい話になる)
qmail の 設定ファイルを書くだけ。
control/smtproutes に、
docomo.ne.jp:mail.asahi-net.or.jp
の一行を書いた。
これで問題解消。
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