家に帰って寝たのが4時半過ぎ。いつもなら起きる時間です。
(子供を寝かしつけるのと一緒に寝て、早起きして家事をするのです)
長女が起き出し、「おとーさん おーきーてー」と僕を起こしたのが6時半。
「おとーさん ごはん つくってー」というので朝ごはんを作っていると、長男と妻も起きてきました。
さて、この日は子供たちも懐いている、妻の大学時代の友人である、かおるさんが遊びに来る予定。
部屋を適当に片付けつつ、いろいろと準備をします。
片付けていたら、その様子で察したのか、長男が
「かおるさん いつ来るの?」と聞いて来ました。
なんて勘が鋭いんだ。
黙っていても意味は無いので、全て明かします。
まず、かおるさんが今日遊びに来るよ、という子供の喜ぶ話題から。
そして、子供たちも何度かお見舞いに行っていたが、おじいちゃんは病気で入院していたこと、病気を治そうと頑張っていたのだけど、難しい病気で治らなかったこと、そして、昨日の夜死んでしまったので、お父さんはおじいちゃんの家に行って、いろいろな仕事をしてこないといけないこと。
お父さんは、お母さんに車でおじいちゃんの家まで送ってもらうから、子供たちもおじいちゃんに最後の挨拶をしていきなさい。
その後は、かおるさんを駅まで車で迎えに行って、今日はかおるさんと一日遊んでもらいなさい。
…かおるさんには、この時点で父の訃報は伝えていません。
妻一人で1日中3人の子供の相手をするのは無理だし、かおるさんに訃報を伝えたら、きっと遠慮して来てくれなくなるので、ほぼ騙まし討ち状態。
長男、長女ともお線香をお供えして手を合わせましたが、どの程度意味を理解しているかは不明。
長男は、ペットのハムスターが死んだ時は意味を理解したので、「死」というものは判っていると思います。
ただ、ハムスターはよく見ていたけど、おじいちゃんは年に3回くらいしか会わなかったからね…
長女は、「おじいちゃんにバイバイしてね」というと、「バイバイ」と手を振ったあと…「ぼく おうちかえる!」
つまり、バイバイとは家に帰ること、という認識なのでした。
かおるさんも待たせているので、妻と子供たちはここで帰宅。
ふたたび兄弟が集合し、昨日(というか、今朝未明)に葬儀屋と相談した内容を確認します。
ここで、妹と次姉が、日程を一日後ろにずらせないかと提案。
この日が既に土曜日ですが、日曜日に通夜、月曜日に告別式、という日程にしていました。
しかし、朝になってこの日程を周囲に伝えようとして…会社は土曜日だから伝えられない、ということに気づいたのでした。
せめて月曜日が通夜であれば、月曜朝に会社に伝え、夜の通夜に列席してもらえるかもしれません。
…なによりも、妹の気持ちの整理がまだついておらず、お別れするのが辛い、という気持ちが最大の理由のようでした。
しかし、喪主でもある長兄は、すでに親戚にも日程を伝え、会社にも休みを申請した後でした。
今から日程を変えると、かなり予定が狂います。
お互いの気持ちはわかるが、どうしてよいかわからず、しばし膠着状態。
で、僕のほうから提案。
日程変更したとして、大阪の親戚は新幹線のチケット取るのも難しくないだろうから、まだ何とかなるでしょう。
北海道の長姉は、すでに飛行機のチケットを取ったと言っているので、こちらで余分に一泊してもらうことになるかもしれません。
近所の友人などは、申し訳ないが連絡の手間さえかければ変更は可能でしょう。
あとは、葬儀社のほうで既に式場の手配などを行っているので、これが変更可能かどうか。
変更するかしないか、ではなく、変更できるかどうかを葬儀社に問い合わせて、可能だったらその条件を見てから再び検討してはどうだろう?
この提案で、長兄も「それなら、まず葬儀社に聞いてみよう」と言ってくれます。
聞いた結果は「不可能ではないが、やめたほうがよい。過去の例では、大抵連絡不十分で当初日程で来てしまう人が出て、せっかくのお式にケチがつくことになる」でした。
一応、参考に日程を変えた場合に開いている式場も探してくれました。
その場合、より広い式場になり、値段も上がるそうです。
この結果を受け、今度は義次兄から提案。
月曜が通夜になれば、連絡はしやすい一方、平日なのでこれない人も出て、参加者は同程度だと思われる。
だとすれば、式場が広くなると閑散とした雰囲気になり、さびしい式になってしまう。
連絡不十分になりやすい、ということも含め、当初日程のままのほうが、よい式になるのではないか?
これで全員が納得。
意見は多少食い違っても、よい式で父を送りたい、という思いは皆同じです。
明日の通夜の準備もあるので、家の遠い次兄家族が帰り、ついで次姉家族も帰ります。
葬儀社の人が来るまで、僕は少し仮眠。
…1時間ほどで葬儀社の方が来ました。打ち合わせを続けます。
葬儀社の中には、お任せパックを用意するようなところも多いとのことでしたが、この会社の場合はそういうことはしていないそうです。
お任せパックだと、手軽ではあるが後で後悔することも多いから。
故人にしてあげられる最後のこととして、すべて納得した上で望んだほうがよい、という考え方のようです。
打ち合わせられる内容は多岐に渡ります。
祭壇を飾る花の種類の大まかな指定、なんてことまで出来ます。
洋花で、父が好きだったという赤と紫を中心にそろえてもらうことにしました。
祭壇を豪華にするよりも、その周りに飾られる供花を増やしたほうが値段の割りに見栄えがする、というアドバイスもあったので、従うことにします。
打ち合わせ終了後、妹夫婦も帰り、残されたのは僕だけ。
妻に連絡を取り、タイミングを見て迎えに来てもらうことにします。
打ち合わせの結果、手伝いをしてくれる人が1日目、2日目とも4人、のべ8人必要、とわかったので兄は電話で手配を始めます。
遺影用の写真が必要なので、僕はこちらの作業。
デジカメで取った写真が入っているフォルダを片っ端から眺め、父が大きく写っている写真を手当たり次第にピックアップ。
…父は照れ屋で写真に写りたがらなかったため、顔の小さな集合写真程度しかありません。
それでも、多くの写真を探して、6枚のスナップ写真を選び出すことが出来ました。
どの写真も、明るすぎたり暗すぎたり、一長一短。
でも、葬儀社はこの道のプロですから、なんとかしてくれるはず。
(自分でも、時間さえあれば Photoshop で加工できますけどね)
技術には疎い長兄に、表情さえよければ加工できるはずだから、6枚の中で表情だけで優先順位をつけておいて、あとは葬儀社と相談してくれ、と託します。
これで事前準備は終了。
お礼も兼ね、かおるさんも交えて夕食へ。
かおるさんはこの日、長男の誕生日プレゼントを持ってきてくれたそうなので、COCO'S へ食事へ。
COCO'S って、誕生日の子にはケーキとプレゼントくれるんだよね。長女の誕生日に確認済み。
およそ半月遅れ、2回目の誕生祝です。
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