上の子が、最近なにかを「飼いたい」らしい。
最初はテントウムシだった。
庭でテントウムシを見つけ、遊んでいるうちに飼いたいと言い出した。
テントウムシはなに食べるか知ってる? と聞くと、しばらく考えて「葉っぱ?」
「テントウムシは小さな虫を食べるから、毎日沢山の虫を捕まえてこないと死んじゃうんだよ」
と教えると、すぐにテントウムシはあきらめた。が、なにか虫を飼いたい様子。
少し考えて「スズムシだったら飼い易いかな」とと教えると、何を食べるのか聞いてくる。
ナスとかキュウリ、というと、簡単に飼えるとすぐにわかったらしい。
飼いたい、というのだが、夏までは入手できないと教えると、ちょっとションボリ。
後日、庭でダンゴムシを見つけて遊ぶ。
で、「ダンゴムシ飼いたい」。
! その手があったか!
ダンゴムシならおそらく簡単に飼える、と察しは付いたが、すぐにネットで調べる。
ふむふむ。つるつるした壁は登れないので、容器に土と落ち葉を入れておけば飼えるのか。
これはスズムシよりも初心者向き。
翌日、虫かごを買って来たら喜んで庭でダンゴムシを捕まえる。
下の子も一緒になって捕まえ、「ボクのダンゴムシ!」と大はしゃぎ。
子供が適当に捕まえたので、ワラジムシも混ざっている。
ワラジムシは足が速い。
ダンゴムシは、外殻を硬くし、丸まることで敵から身を守るが、代償として体が重く、動きが遅い。
ワラジムシは、丸まることができず、外殻も弱いが、その分逃げ足が速くなるように進化した。
足の遅い重装甲と、足の速い軽装甲、という、ウォーシミュレーションにありそうな二択。
ダンゴムシは、何かにぶつかると、右・左・右・左…と、交互に方向を変える。
これを使って迷路を解く、という有名な実験(遊び?)もある。
…などなど、以前から知識として知ってはいたが、かごに入れて実物を観察してみると、大人が見ていてもなかなか興味深い。
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