目次
05日 寝ズ正月
06日 Q&Aコミュニティ
07日 FALTIMA030 その後[レビュー・評価]
29日 ジョウビタキ
やっと子供の保育園も始まり、一息。
みなさん、あけましておめでとうございます。
年末年始は散々でした…
昨年のクリスマスからの風邪をまだ引きずり、体がだるいのに加え、当然子供は冬休みで一日中面倒を見なくてはならない。
(妻も同様に風邪を引いている…妻のほうが症状が重かったので、僕が寝ているわけには行かない)
そんな中でも、12月29日からおせち作りは着々と…
鳥ハム、豚角煮、栗きんとん、黒豆、田作り、紅白なます、酢蓮、鮭フレーク、キンピラ、松前漬け、煮〆、伊達巻、いくら醤油漬け…
他にもあった気がしたが、忘れた。「買ってきただけ」のものは、紅白の蒲鉾くらい。
#いくら醤油漬けは、秋に筋子を買ってきて作り、冷凍しておいたものを解凍。
後はだいたい作った(下準備開始)順。
伊達巻を南京玉簾でまいていたら、妻に爆笑されました。
(だって、周囲に売り物みたいな凹凸を作りたかったんだもん)
で、連日寝るのは2時ごろ。
30日は、下の子が冬休みで動き足りないのか、4時半頃に夜鳴きして目覚める。
僕が起きて対応。そんなわけで大晦日は睡眠時間1時間半でふらふら。
ふらふらしながら大掃除したので、仕事がはかどらない。
子供を寝かしつけながら一緒に寝てしまったため、おせちが間に合わない。
大晦日は、一端「行く年来る年」を見るために休憩を挟んだものの、年跨ぎで2時まで起きて…いたら、なんと下の子が目覚めて泣く。前日深夜に起きたのが癖になってしまったらしい。
妻を寝かして対応。
2時間もすれば寝るだろう…と思っていたら、結局5時半まで寝てくれず。
やっと寝たら、7時前に上の子が起きた。
妻も辛そうなので、僕が起きて対応。お雑煮を作ろうとしていたら、「新年はみんなでお祝いしたい」と妻も眠そうに起きてきた。
屠蘇など飲んでおせちを食べ、近所の氏神様に初詣に行き、時々うつらうつら仮眠は取りつつも起きている。
寝正月ならぬ、眠れない正月。
2日は市内の長兄の家へ。父母もここにいるため、兄弟が集まる。
6人兄弟のうち、北海道にいる長姉家族を除く5世帯が集まる。子供を合わせて20人。
下の子は人見知りの激しい時期なので、怖がって動けない。やっと打ち解けるまでに2時間くらいかかった。
上の子は他の従兄弟と遊んでいる。年長の子が面倒を見てくれるため、親は安心して酒が飲める。
3日は高校時代の友人が、うちで新年会。
うちの家族、恩師の先生夫婦を合わせて、子供も含めて14人が集まった。
こちらも、実家と同じ状況。下の子は固まり、上の子ははしゃぐ。
ただ、下の子は前日の経験があるからか、それとも自分の家だからか、30分程度でほかの子と遊び始めた。
そんなこんなで、子供たちにお年玉をくれた人は8人。
上の子はいまお小遣いを与えてお金の勉強中なので、「一人頭10円づつ」を渡してみる。
(残りは親の預かり…ちゃんと預金通帳作ってあります)
親からのお年玉は100円。いろんな人から貰った80円に、お小遣いを上げる約束の「土日祝日」である、3・4日分をたして、一気に年末から200円貯金が増えた。
1ヶ月に100円程度しかもらえないのに、数日で200円も増えて大喜び。
現在430円。600円ほど溜まったら、プラレールの特殊レールを買いたいのだそうです。
ところで、最近の下の子。
うちの子供は(ありがたいことに)お父さんが好きで、いぜんから「あいちゃーん」「せんせー」などと僕を呼んでくれていました。
どの言葉も僕を意味しているらしいので、一生懸命「かーさん」を教えたら、「かーさーん」と呼びながら僕のほうに向かってくる状態に…
もっとも、「かーさーん」と妻のほうに向かっていくこともあります。
つまり、この言葉は「親」を意味する単語として認識された模様。
「ぱぱ」とか「とーさん」は、教えているのですが覚えてくれません。
まぁ、こんな状態でお父さん子なので、夜中の対応は僕がすることになって寝不足なのです。
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Q&Aコミュニティに対する見解。
私見なので、「そうは思わない」人がいてもかまいません。怒らないでください。
まず、先日書いた日記で、Yahoo!知恵袋のことを少し書きました。
その部分を、全部引用しておきましょう。
おまけ。
Yahoo! 知恵袋で、今年の夏に、エジソンロックのことを質問した人がいたようだ。
おもちゃの名称や特徴まで正確に覚えていたにもかかわらず、「デルタックスの間違いではないか?」という唯一の回答がベストアンサーで解決、という事態になっている。
まぁ、この手のQ&Aコミュニティで正しい答えが得られるはずも無いのだが、あまりの的外れっぷりに愕然。
これに対し、以下のコメントが寄せられました。
【エジソンロック】 知恵袋でエジソンロックを質問したのは私。確かに全く期待していた答ではなかったのですが、回答下さった方が1人だったのでBAに選ばせていただきました。が、思い出し又検索したところこちらで画像を見つけ感動しました。こんなタイヤもあった!!美味しそう、と思いながら遊んだ事も思い出しました。わざわざこちらで取り上げていただいてるのであれば知恵袋での質問の時に回答が欲しかったですが。 (2009-01-03 00:11:31)
あまり詳細を書かずに「正しい答えが得られるはずも無い」と言い捨ててあったのですが、このようなコメントをいただいたからには、自分の考えを説明しておく必要があると感じたため、明記しておきます。
まず、自分自身は先日の日記に書いたように、「はてな」や「Yahoo!知恵袋」のような、Q&Aコミュニティに対して、かなり懐疑的です。
知識を持っている人は、大抵ある程度の「問題解決能力」を備え持っています。
そして、それがゆえに人に聞く前に、自分で解決してしまうことが多いです。
問題解決能力が低い人は、人に聞くこともあります。
通常は、問題解決能力の高い人に聞くことになるわけですが、Q&Aコミュニティでは、「不特定多数」に聞くことになります。ここで、問題解決能力が高いか低いかはともかく、「沢山の人がいれば、中に正解を知っている人もいるはず」であることに期待するわけです。
しかし、そもそもQ&Aコミュニティは「相互扶助」のシステムで成り立っています。
つまり、コミュニティの住人である「質問に回答しようとする人」はまた、「積極的に質問したいから住人になっている人」、つまり問題解決能力の低い人であることが多いのです。
これが第1の問題。
3人寄れば文殊の知恵ではありますが、能力の低い人間が集まっても「烏合の衆」となってしまい、解決に至りません。
もちろん、問題解決能力の高い人間や、知識としてたまたま答えを知っている人間は実際に存在しています。
しかし、質問数の多さに対し、それらの「答えられる人」の数は不足しています。
今のコミュニティが十分に大きくないから、という側面もありますが、割合の問題なのでコミュニティが大きくなっても解決できないでしょう。
今回、私はたまたま答えを知っている質問に出会いました。
…というか、ネットで検索していると、かなり頻繁に自分が答えを知っている(そして、正しい答えが提示されていない)質問に出会います。
しかし私は、その質問に回答しません。
理由は簡単で、回答期限を過ぎているために、システムが回答を受け付けないのです。
私は、そもそもQ&Aコミュニティの住人ではないため、「たまたま検索で知った」という形で質問に出会うことが多いです。
ここで、多くの人が知っているように、検索エンジンにページが登録されるのには数日かかります。
GoogleRank のような手法では、登録されたページがそれなりに上位に来るのには、さらに長い時間がかかります。
そして、質問の多くは、数日で回答が締め切られます。
つまり、多くの人にとって、質問は「締め切られた後に読むもの」なのです。
良心的なシステムであれば、締め切られた回答であっても「コメント」や「トラックバック」で訂正を行うことが出来ます。
しかし、私の使用している CMS ではトラックバックは作れませんし、コメントを書くにはQ&Aコミュニティの住人になる必要があります。
気軽に訂正できるのであればともかく、そこまで面倒を負ってまで間違いを訂正してあげよう、という気にもなりません。
これが第2の問題。
正解を知っている人間が質問を読んだときには、既に回答は締め切られています。
訂正が可能であったとしても、そのための方法は非常に面倒くさいため、訂正されることはまずありません。
私の場合、間違った答えがベストアンサーに選ばれているのを見るたびに「多くの人が間違えに気づかずにその回答を鵜呑みにするのかな」…と密かに危惧しています。
中には正義感に燃え、面倒を乗り越えて訂正する人もいるかもしれませんが、今回はとりあえず、自分の日記のネタにしました。
これで、「検索する人は、間違えた答えと同時に、正しい答えも見つけることができる」と期待するためです。
面倒を乗り越えて訂正を試みるよりは簡単です。
日記へのコメントには
>わざわざこちらで取り上げていただいてるのであれば知恵袋での質問の時に回答が欲しかったですが。
とご指摘いただきましたが、回答しなかった理由は以上のようなものです。ご了承ください。
Q&Aコミュニティでは、相互扶助を促進するために、なんらかの「ポイント制」がとられています。
質問に良い答えを返せばポイントがもらえる、というようなシステムです。
しかし、このポイントを集めることのみが目的になってしまっている利用者を度々見かけます。
自分の書こうとする答えが正しいかどうかも検証せず、自ら「よくわからない」としながらも回答する、などです。
質問者が正しい回答にのみポイントを与えられればよいのですが、そもそも質問者は「正しい解答がわからない」から質問をする場合が多々あり、どんな些細な情報でも…嘘情報であっても、ポイントをもらえる可能性があります。
そのため、混乱を招くだけの情報を答える回答者が後を絶ちません。
質問者側にも問題があり、解決に至らない場合でも、明らかに違うとわかっている答えに対して「せっかく書いてくれたのだから」とお礼にポイントを渡してしまう場合があります。
こうなると、その答えは「正しい答えだった」とシステムが認識し、永久にネット上に掲示されることになります。
後でQ&Aを検索する人にとって混乱を招くだけの情報であるにもかかわらず、質問者がそれを流布することに積極的になってしまうのです。
これが第3の問題。
Q&Aコミュニティでは、回答者と質問者が結果的に共謀して、嘘の情報をネット上に流し続けることが常態となっています。
日記へのコメントには
>確かに全く期待していた答ではなかったのですが、回答下さった方が1人だったのでBAに選ばせていただきました。
とありましたが、期待した答えでなければ「ベストアンサーなし」とすべきだったように思います。
そうすれば、質問も回答も全て消去され、少なくとも後で検索するユーザーを混乱させることは無かったでしょう。
#と書いたところで、良く調査したら「嘘でもベストアンサーにする」ようにすると、質問者のポイントが多くもらえる、というのが Yahoo! 知恵袋のシステムなのですね…
システム自体が、混乱を助長する方向に作られている、ということであれば、なおさらQ&Aコミュニティには懐疑的になります。
私がQ&Aコミュニティーに懐疑的な理由は、以上の3つの問題によります。
正しい回答が得られないばかりか、間違えた回答が正しいとお墨付きを得て、ネット上で情報として流布し、さらにその情報を誰も訂正しようとはしない…という恐ろしい循環になっています。
相互扶助は崇高な考え方ですが、純粋な相互扶助ではなく「ポイント」という動機付けを行ったために、不純な輩が沢山入り込んでしまったのでしょう。
回答期限を区切らないといけない、ユーザー登録しないと回答・コメントできない、というシステムもそれに輪をかけています。
もっとも、こちらは「ポイントを与えるために」期限を区切り、「ポイントを管理するために」ユーザー登録する必要があるのですから、ポイントを撤廃してしまえば何の問題も無くなるはずです。
では、回答期限もユーザー登録もポイントもなくすとどうなるか…といえば、Wikipedia のようになるのでしょう。
Wikipedia は、ユーザー登録は本来前提ですが、匿名でも記事の編集が出来ます。
間違えた記述に関しては、発見者が、いつでも、誰でも修正可能です。
報酬は基本的に「正しい情報の配布に寄与できた」という自己満足だけで、非常に崇高な考え方です。
もっとも、少なくとも日本語版の Wikipedia は、語句数も少ないですし、間違いだらけであまり信用できません。
それでも、Q&Aコミュニティーよりは信頼度は数段上でしょう。
最後に、ここまで書いておいてなんですが、Q&Aコミュニティーにも、時々感心するQ&Aを見つけることがあります。
ただ、割合が圧倒的に少ないと言うだけです。
Wikipedia は質問する場ではないため、Q&Aコミュニティーの替わりになるものではありません。
そのため、今後もQ&Aコミュニティーは残り続けるのでしょう。
ただ、僕自身は今後も質問することも、回答することもなく、時々検索して行き当たっては、「間違えた情報が…」と要らない憂慮をし続けるのだと思います。
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FALTIMA030 を買った、と以前の日記に書いたので、使用後の評価も書いておこう。
最初に結論を書いておくと、これを買ったのは失敗だった。
ただ失敗だった、と書くとメーカーさんへの侮蔑になってしまうし、購入を迷っている人にも何の情報も与えられないので、何が悪いのか等を書いておこうと思う。
いわゆる「人柱レポート」だ。
最初に使用条件を書いておく。
主に掃除を行うのは、和室8畳+リビング8畳+キッチン4畳+廊下4畳=24畳。
和室とリビングはつながっていて、何の障害物も無い。事実上16畳の部屋だ。
キッチンは、リビングからの入り口が1箇所に制限され、袋小路になっている。家具などを除いた床面積が4畳程度だ。
廊下は、和室とリビングに出入り口があり、循環路を作っているが、両端は行き止まりだ。
+----------------+
| 廊下 |
+---- ------ --+
|キッ |
|チン| リビ 和 |
| | ング 室 |
+--+-------------+
家具はリビングの中央にテーブル、和室の隅にテレビ台があるが、他には無い。
掃除の際は和室で使用するちゃぶ台は片付け、リビングで使用している椅子はテーブルの上に上げてある。
掃除ロボットを使用する際は、部屋に障害物が少なく、袋小路が少ないことが有利に働く。
家具が少なく、部屋がわりと「四角い」ことは掃除しやすいはずだが、廊下まで一緒に掃除しようとしているのは、多少厳しい条件だろう。
この条件で、数年間 Roomba Discovery を使用してきた。
そして、1ヶ月近く FALTIMA030 を使用してみた。
では、使用レポートに入ろう。
まず、Roomba での掃除状況を書いておく。
Roomba の場合、電池が切れるまで動き続ける「MAX」モードで、上のスペースを2時間程度かけて掃除し、「満足できる」程度には綺麗に出来る。
Roomba 自身が「綺麗になった」と判断して終了する「CLEAN」モードでも、大体満足できる。が、時折掃除し残しが発生する。
どうやら、CLEAN モードは、「一定時間ゴミを見つけられなくなったら終了」するようなので、掃除エリアが大きすぎると勘違いで終了してしまうことがあるようだ。
Roomba は、公式情報によれば、1箇所について平均4回清掃を行うそうだ。
平均、としているのは、Roomba の特性上「人間が行うような」整然とした清掃を行わず、ランダムに走り回るため。
このことは後でもう一度取り上げるが、非常に重要。
そもそも、Roomba はブラシによる「跳ね上げ」で清掃を行う。(補助的に吸引も使用するが、小さな埃程度しか吸えない)
この方式は、1度通っただけではゴミを取り残すことがあるので、4回程度清掃する、というのは正しい方法。
Roomba も2年以上使っていると、電池が劣化して2時間動けなくなる。
最終的には、MAX モードでも動作時間が30分程度になった。この段階でも、それなりに満足する掃除はしていたが、さすがに取り残しが多くなる。
2時間で平均4回なのだから、30分ならば平均1回だ。「平均で」1回ということは、一度も清掃しない箇所もありえるわけで、取り残しがあるのも道理。
交換電池を買ってしばらく使ったが、本体にもガタが来ていたため、しばらくたって壊れた。
電池が劣化する頃には使い捨てる、というのが正しいのだろう。
次に、FALTIMA030 の掃除状況。
FALTIMA030 にも、 MEDIUM/LARGE のモードがあり、これが Roomba の CLEAN/MAX に対応する。
しかし、LARGE で掃除をしても、Roomba のような満足いく状況にはならない。
電池劣化して、30分しか動けなくなった Roomba 以下の清掃状況。
原因はいくつか考えられるが、最大のものは FALTIMA030 の「遅さ」と「電池容量の小ささ」だろう。
正確な計測は出来ていないが、Roomba の7割程度の速度で、半分程度の時間しか動けない。
ということは、総走行距離は3割程度だ。
Roomba が平均4回清掃するとして、平均1.4回だ。これもまた、ランダムに動くと考えれば「一度も清掃しない箇所」が生じるのは道理なのだろう。
しかし、電池劣化した Roomba は、新品の FALTIMA030 よりも綺麗に清掃を行う。
この違いはなにかといえば、「センサー」の豊富さと「清掃アルゴリズム」、つまり頭の良さの違いなのだろう。
Roomba は、良く「ランダムウォーク」と評される動きをするのだが、実際にはランダムなどではない。
主に、3つの動きで成り立っている。
1. 螺旋運動をしながら、特にゴミの多い箇所を重点的に清掃。この際、螺旋の広がり方は比較的密で、清掃し残しは少ない。
2. 壁に当たると、センサーが「壁からの距離」を測りながら、壁沿いに清掃。このため、角であっても掃き残しは無い。
3. 直進し、壁に当たると「少し位置をずらして」180度反転、を繰り返す。壁に当たった回数が偶数回目と奇数回目で「ずらす」ための旋回方向を逆にするため、面を塗りつぶすように移動することになる。これにより、広い箇所でも漏れなく清掃する。
最初は 1 で始まり、2と3をランダムに(一定時間ごとに?)切り替える。
しばらく「面」を清掃したら、壁沿いに別の箇所に移動し、そこでまた「面」を清掃することになる。
また、ゴミを発見するセンサーがあるため、特にゴミを多く見つけると 1 のモードに切り替わり、効率的な掃除を行う。
これに対し、FALTIMA030 は次のような動きをする。
1. 螺旋運動をしながら清掃。螺旋の広がり方は比較的疎で、清掃し残しが発生している。
2. 壁に当たると、少し方向を変えて直進後、すぐに壁側に曲がってみる。壁にぶつかれば慌ててもとの方向に戻る。どうやら、壁からの距離を測るセンサーが無いようで、「ぶつかってみる」ことで壁を認識している。
3. 直進して、ぶつかったらランダムに方向を変える。本当のランダムウォーク。
最初は 1 で始まり、1 2 3 をランダムに切り替える。度々 1 が混ざるのでゴミ発見センサーがあるのかと思ったが、ただのランダムだった。
最初に書いたが、ロボット掃除機は障害物が少ないほうが上手に清掃できる。
これは、「障害物回避」に余計なエネルギーを使用すると、稼動できる時間がそれだけ短くなるためだ。
しかし、FALTIMA030 は 2 の動きをすることで「何度も障害物にぶつかる」ことになり、ただでさえ短い稼働時間を無駄に減らしている。
また、壁沿いに進む直進速度が遅いため、ランダムに次のモードに切り替わるまでに移動する距離は短い。このため、壁沿い移動で「新たな清掃箇所」に移動することは、あまり無い。
螺旋運動は両輪を最高速度で動かすわけではないため、必要以上に移動に時間がかかり、これも稼働時間を減らす。
Roomba ではゴミが多いところでのみ使用することで、無駄な螺旋運動は減らしているが、FALTIMA030 はランダムに使用し、しかも螺旋が疎なため清掃効果が薄い。
(おそらく、エネルギーの無駄遣いを自覚しているため、速く壁に到達してモードを終わらせようとして、螺旋を疎に設計してある)
さらに、直進モード時に「面を塗りつぶす」動きをせず、本当にランダムに動き回ることで、清掃状況に偏りを生じさせている。
このことは別の深刻な問題も引き起こしている。我が家のキッチンや廊下のように「入り口が限られる」場所に到達できるかどうかが、本当に運任せなのだ。
Roomba は、面を塗っている最中に、高確率で入り口に到達し、内部に侵入する。しかし FALTIMA030 では、入り口に到達できず、その向こう側は全く清掃されていない、ということが度々起こる。
Roomba では、別の箇所に移動するために「壁沿い移動」も効果的に使われているのだが、FALTIMA030 では前述の通り壁沿い移動時間が短いため、やはり入り口への到達可能性を低くしている。
結局、ただでさえ最高移動速度の遅い FALTIMA030 は、頭の悪さ(やたら旋回する、何度も壁にぶつかって方向転換する)によって、さらに実質的な移動速度を落としている。
結果として、Roomba の場合は電池劣化で30分しか動作しない状況であっても「取りきれないゴミがあった」程度だったのだが、FALTIMA030 では「全く掃除されていない箇所がある」ことが多い。
さすがに全く清掃されていない箇所があるのは気持ち悪いので、ロボット清掃後に、人間が仕上げ清掃することが多い。これでは何のためのロボットだかわからない。(まぁ、無いよりは楽だが)
まとめ。
動作の論理なども考え、FALTIMA030 を使用するのであれば、我が家のような条件では使用しないほうが良い。
おそらく、24畳では1箇所平均の清掃回数は、Roomba の4回に対して1回以下だろう。
部屋面積が半分の12畳程度であれば、平均で1回は上回り、3分の一の8畳であれば平均2回はいくだろう。
ただし、Roomba に比べて「頭の悪い」FALTIMA030 の平均2回では、やはり「一度も通らない」ところが多発すると思われる。
8畳程度の部屋でロボットを使った上で、自分で仕上げを…というのは手間ばかりかかって利点が無い。
今なら円高だしRoomba を個人輸入するのもよいだろう。
日本で未発売の廉価機種を購入すれば、業者に手数料を払ったって、実は FALTIMA030 より安く購入できる。
それでいて、性能は FALTIMA030 よりずっと上だろう。廉価機種であっても、上に挙げた清掃アルゴリズムは変わらないのだから。
ただし、以前私が Roomba を個人輸入した際は、不良品が届いて後の対応が大変だった。
汚れにまみれる精密機械なので、使用後半年以内に1度はトラブルを経験すると思うが、個人輸入では保証がない。
(最新のルンバは、以前よりもトラブルを起こしにくい設計になった、とは聞くが)
ここら辺も考えて、どの方法をとるかはご自分のリスクで判断していただきたい。
後日追記
螺旋が疎、と書いたが、改めて観察していると、必ずしも疎なわけではないように思う。
それでも疎だと感じた理由は、螺旋運動をした後も、そのエリアにゴミが多く残ったままだから。
どうやら、ブラシの設計の問題で、Roomba と比較してゴミを収集する性能が低いのかもしれない。
だとすれば、任意のポイントでの「平均走行回数」よりも、もっと根本的な掃除性能で問題があることになる。
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申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
家を建てて3年になるが、いまだに庭造りが終わらない。
というか、僕は庭造りなんて、なにもやっていないのだ。
全部、園芸好きの妻がやっている。庭から 100kg くらいありそうな瓦礫の塊を掘り出したのも妻だ。
(スコップを梃子に使って掘り出すところまでは妻が一人でやったが、庭の隅に運ぶのはさすがに手伝った)
で、まだ「とりあえず満足」というレベルにも達していないので、一度設置した道を作り直したりしている。
ほとんど妻がやっているが、時々手伝うこともある。
先日手伝っていたら、近くにかわいい鳥が飛んできた。
ジョウビタキだった。
家の近所を時々飛んでいるのは見かけていたが、観察できるほど近づいたのは初めて。
しかし、妻によれば、庭仕事をしていると近寄ってくることが多いという。
何かやっていて、脅かして逃げてしまっても、すぐに戻ってくる。
妻が言うには、害がなさそうな大型動物の近くにいることで、カラスやトビなどの外敵から身を守っているのではないか、とのこと。
そのつもりで観察していると、確かに常に付かず離れずの距離にいるし、妻と僕が離れた場所にいる時は、その中間点に居ようとする。
こんな鳥が来てくれる家って言うのもいいね、と思いながら作業していると、近くの山の木の枝を、タイワンリスが走っていくのが見えた。
そんなに田舎なわけではないのだけどなぁ。
というか、こんなことにいちいち驚いているようでは、まだこの周辺では「新しく引っ越してきた人」扱いなのだろうなぁ。
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