家庭内サーバーが壊れた。
1週間ちょっと前…9月16日のこと。(予兆は、12日にはあった)
サーバーは2台あるが、「プログラム用」に使っていたほう。
もう一台は、メール・WEBサーバーで、外部公開用に使用している。
2台ともSizka basicを使っていて、実際静かだったのだが、完全ファンレスと言うのはやはり熱にやられるのか…
最初は HDD 故障を疑って、ネットで新しい HDD を購入した。届くまで中1日。
届いて実験してやっとわかったが、HDD 故障ではなく、本体故障のようだった。
あわてて新たなマシンを購入。
atom 使用のマザボ、D945GCLF。
購入した翌日に、新製品が発表されて愕然とする。
これをベースに「壊れないサーバー」を作る。
もう、壊れて面倒な思いをするのは嫌だ。
幸い、家庭内の2台で互いに、ハードディスクのバックアップを取っていた。
そのため、データ復旧自体は難しくない。
プログラムまで含めて「すべて」を復旧すれば、同じマシンであれば動くだろう。
しかし、今回はマシンも交換したし、そのままの復旧では目的とする「壊れないマシン」は作れないので、新規インストールから。
まず、マザボの特殊性にやられる。
CentOS を入れようとしたがインストーラーが起動しない…と思っていたら、これはどうやら、新たなイーサチップのせい。
CentOS 4.7 なら起動するのに、5.2 だと駄目なのね。
BIOS から LAN を disable して問題解決。
(インストール後、ドライバを入れる事になる。)
今回、「壊れないサーバー」構築のために、HDD を2台積んで SoftwareRaid を組む事にする。
64bit 版、仮想化対応でインストール。
Raid によって、データは壊れなくなるが、実際マシンが壊れたときには、ドライバなどの互換性の問題から再インストールとなってしまう。
そこで、「壊れない」条件の2番目として、仮想化によって「ハードウェアからの分離」を行うわけだ。
しかし、Xen の設定にかなりてこずる。
最初は、ネットワークカードが全て「仮想化」されてしまう現象に悩んだ。
実際のハードウェアカードがなくなってしまい、外と通信できなくなるのだ。
これは、Kudzu が犯人とわかったため、停止して問題解決。
しかし、まだ外と通信できない。
Xen は「仮想サーバー」を作成する仕組みだが、仮想サーバーをネットワークに参加させるためには、仮想ネットワークも作成されなくてはならない。
仮想化されたサーバーを、仮想的なブリッジ(HUB)で接続するのだが、この仮想ブリッジが virbr0 と xenbr0 の2つ作られる。
前者は、NATルーター、後者は単純な HUB。
CentOS 5.2 では、デフォルトで前者と接続する。通常ならそれでも問題ないようなのだが、なぜかこれが悪さをして、通信を阻害しているらしい。
そこで、手動で設定ファイルを書き換えて、後者に接続するようにしたら解決。
これで、何とか基盤が整ったのが、故障から1週間以上たった昨日、25日。
この後、バックアップから大量のファイルを移植し、プログラム類は再インストールし、ほぼ復旧したところ。
まだ足りないものはあるかもしれないが、仕事の環境はやっと整った。
新しいマシン、過去に使っていた eden や sizka に比べると、ずっとパワーがある。
機能的にも「遅いだけ」で、64bit 命令も使えるし、Hyper-threading にも対応している。
ただ、今回買ったケースの電源ファンが少しうるさい。
eden のケースから、ファンレス(ACアダプタ)電源を取ってくっつけるか…
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