先日に引き続き、旅行の2日目の模様。
自宅と違う、寝慣れない環境だったため、下の子は朝5時起き。
少しお菓子など食べさせ、妻が大浴場へ連れて行って体が温まったら、再び寝た。
自分も風呂へ行き、髭を剃る。きっと朝は忙しくて髭も剃れない、と思っていたのだが、下の子が起きたせいで(?)ゆっくり風呂に入れた。
大浴場からの景色はなかなか良い。旅行前日から降り続いた雨も、やっとあがったらしい。
7時には上の子も起きた。朝食の後、自分以外がお風呂に入ったと知り「ぼくもお風呂はいりたい」というので、再び浴場へ。
「お風呂あつい」とゆっくりつかろうとはしないものの、景色を見ながら露天風呂に入るのは楽しそう。
宿泊荷物は、宿から箱根湯本駅へ運んでもらった。
これで、身軽に観光を楽しめる。
まずは、雨が上がったので、ケーブルカーで一駅下り、強羅公園へ行ってみる。
ここはほぼ一年中花が咲いている公園…なのだが、夏のこの時期だけはあまり咲いていない。
まぁ、乗り放題切符があれば入場無料だし、花は妻の趣味なので、少しくらい子供にもつきあってもらおう。
最初は公園を走り回っていた子供たちも、すぐに飽きる。
妻はゆっくり温室の花を見ていたが、子供は「おなかすいたー」の連続。
念のため持っていたお菓子も食べ尽くし、公園の出口近くにあったコンビニでサンドイッチを買う。
そして、ケーブルカーで一番上の駅、早雲山へ。
ここからは、箱根ロープウェイに乗り換え。
登山鉄道やケーブルカーが「特別な電車」とは言っても、子供にとってはやはり電車でしかない。
しかし、ロープウェイは見るからに違う乗り物。子供も大興奮。
「一番前には乗れないと思うよ」と伏線を張っておいたが、運良く一番前の席へ。
「ぼく うんてんしゅさんー」と、先頭の景色を楽しむ。
もっとも、雨はやんでいてもすごい雲で、10m先が見えない状態だったが。
山頂 大涌谷。
「宿で入った温泉の匂いがするでしょ?」と教えるが、あまり分かっていない様子。
ロープウェイの駅前でも、名物の黒たまごを売っているが、あえて買わずに山に登る。
途中、温泉が川になって流れているので、ふたたび「宿で入ったお風呂は、ここで自然に出てきたお湯なんだよ」と教え、暖かいことをさわって確かめさせてみると、少し納得した様子。
山頂では、温泉卵をゆでている。
ボコボコと沸き立つお湯を見せておいて、黒たまごを購入。
「ここのお湯は、お風呂よりずっと熱いから、ゆで卵ができる。
でも、ふつうのゆで卵とは違って、特別なんだ」
と、もったいぶりながら黒たまごを見せると、その黒さにびっくり。
普段、たまごは嫌いでぜんぜん食べない上の子が、2個も食べた。
ただし、黄身はぼそぼそしておいしくないらしい。
一個目の半分は食べたが、あとは「おとうさんにあげる」だった。
(家に帰ってからも、残っていた1個を食べた)
下の子も、白身だけ1個食べた。
ところで、以前は黒たまごのキャッチコピーは
「1つ食べると3年長生き、2つ食べると7年長生き、3つ食べると死ぬまで長生きできる」
だったはずなのだが、最後の「3つ食べると〜」以降が無くなっていた。
(期間も、7年、14年となっていた。7・5・3の奇数信仰と絡めているもの良かったはずなのだが)
元々全体に胡散臭い話なので一番胡散臭い部分をなくしたのかもしれない。
しかし、これがなくなると胡散臭さを「冗談」と笑い飛ばせなくなるわけで、なくしてしまった人のセンスの無さが非常に残念。
山頂から下るロープウェーでも先頭に陣取り、徐々に晴れてきた景色を楽しむ。
遠く、芦ノ湖に船が見える。これから乗る予定の「箱根海賊船」だ。
船を待ちながら昼ご飯でも、と予定していたが、ちょうど船が来たのと、上の子はさっき食べた卵でおなかいっぱいだというので、そのまま乗船。
出航前に船内を一通り見て回り、「眠い」というので席を見つけて座ったら、出航直後には寝てしまった。
下の子は乗船待ちの間にだっこしながら寝ていたので、元気に遊んでいる。
(ちなみに、上も下も、基本的には僕がだっこ担当。だっこ紐を僕が使いやすい長さに調整しているため。ふたりとも寝てしまったりすると、下の子は妻が担当。)
そのまま30分、船は箱根町港へ着き、下船。バスを待ちながら乗船場のレストランで昼食。
ここで、上の子目を覚ます。
窓から湖が見えていたので、まだ船の上と思ったらしい。
「すごいねー、船の中でご飯食べられるんだ」
船下りたよ、と教えたら、自分の発言が恥ずかしくなったのか、照れ隠しでケタケタ笑う。
ここからは、箱根登山バスで箱根湯本まで戻る。
実は、上の子が2歳のころ、大量に「紙バス(ペーパークラフトのバス)」を作ってやった。
とりあえず、リンク先ページにある中から、近所の会社のものは全て作った。
(バスのベース車体が異なる、というようなものは除く。要は、子供の認識できる範囲で「知っているバス全部」を作った、ということ)
1ヶ月ほど前、久しぶりにこのバスを取り出して遊び、「新しいのつくってー」というので、旅行は既に企画していたので箱根登山鉄道を作ったところ。
箱根登山鉄道バスに乗ったら喜ぶかな…と思っていたのだが、このとき乗ったバスは、残念ながらデザインの違うもの(ラッピングバス)だった。
箱根町港から箱根湯本まで、直通ルートを選べば30分らしいが、一度山に登り、登山鉄道と併走するルートを選んだ。こちらでも40分なので、大差はない。
昨日乗った登山鉄道が見えるよーと子供に教えたところ
「もういちどのりたーい」
まぁ、あとは家に帰るだけの旅なので、登山鉄道の駅近くのバス停で降りて、乗り換え。
昨日は雨だったし、日が暮れてから登山鉄道に乗ったので景色が楽しめなかったが、今日は景色の良いところや、一番傾斜がきつい所などでアナウンスが入る。
親としても、子供に説明しやすくて助かる。
登山鉄道はスイッチバック(途中で進行方向を変える)しながら走るので、「先頭車両」は無いのだが、このときも端を選んで乗った。
そしたら、最後尾になったときに、運転席をのぞき込む子供に車掌さんが気づき、運転席の中からにらめっこしたり、かくれんぼしたり、いろいろと遊んでくれる。
これに子供が大はしゃぎ。ずっとケタケタと笑い続け、喜んでいる。
あまりに反応がよいからか、終着となる箱根湯本駅が近づいたところで、運転席から出てきて、職員の制帽をかぶせてくれた。
車掌さんもいっしょに記念撮影。
出発点である自宅から数えて、
江ノ電バス、JR東海道線、小田急箱根線、箱根登山鉄道、箱根ケーブルカー、箱根ロープウェー、箱根海賊船、箱根登山バスと、8種類の乗り物を乗り継いだ旅も、これでおしまい。
逆のルートを通って家に変えるわけだが、今度は電車のダイヤも乱れていないわけで、あっという間に大船駅に着いた。
子供に聞いたら、一番おもしろかったのはロープウェイらしい。
大雨のせいで予定もずいぶん狂ったし、景色も楽しめなかったが、楽しい旅行だったようだ。
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