夏休みの間に子供をどこかに連れて行ってやらんとなー…と、ちょっと思った。
いや、保育園というのは基本的に「働く人の子供を預かる」ところなので、年中無休。8月13日から15日は休みだったけど、それ以外に夏休みらしいものはない。
僕のほうといえば、自宅で仕事をしているので基本的に年中無休。最近は子供がいるせいで、土日(保育園のない日)は仕事できないけど。
でも、「世間一般でいうところの」夏休み、つまり8月の間には子供をどこか遊べる場所に連れて行きたいなー、と思っていた。
で、実は連れて行ったのは1週間前。急がしくて日記には書けなかっただけで。
最初は、誕生日でもあり、夏休み中でもある 8月15日にどこかに、と思っていた。
でも、この日の行楽地が空いているわけがない。ネットで混雑状況予測を見ても、軒並み最悪の状況。
そこで、8月15日は避けて、18日の土曜日にすることにした。
問題は、どこへ行くか…
子供にどこかに行こうか、と聞くと「モノレール乗って、ジャンプみる!」という答え。
翻訳すると、大船駅から湘南モノレールで江ノ島まで行き、新江ノ島水族館でイルカのショーを見たい、ということ。
でも、うちの子供は水族館好きではない。イルカのショーは楽しいみたいだけど、それ以外は一切見ようとしない。わざわざ混雑している中に出かけていって、金を払ってイルカショーだけ、というのはさびしい。
同様の理由で、八景島シーパラダイス案も却下。
下の子供もいるので、炎天下はつらい。屋内施設でないと。
子供が大好きな金沢自然公園も同様の理由で却下。
(なんでここが好きなのか、いつか日記に書こうと思ってまだ書いていなかった。後で書きます)
横浜こども科学館はどうかな…と思ってネットで調べて見たけど、ここは小学生にならないと面白くないかなぁ、と思ったので、こちらも却下。
そんなわけで、思いつく限りのものを考えたがいいところが思いつかない…
と思っていたら、妻から一言。
「みなとみらい地区に最近続々とできたショッピングモールは?」
ショッピングモールは、大人は楽しいけど子供にはそれほどでもないでしょ、と言ったところ。
「でも、アンパンマンミュージアムあるよ」と。
そういえばそうでした。4月にできたばかりなので、存在を忘れていた。
というわけで、アンパンミュージアムを見て、子供が飽きたらショッピングモールに移動してみよう、ということに決定。
うちの子、乗り物好きなので2駅電車に乗るだけで大イベントだったようです。
走り回るのも好きなので、横浜駅からミュージアムまでは歩きます。
早めに行った(ついたのは10時半ごろ)のに、中はすでに混雑。
とりあえず、入り口すぐにあったおもちゃ屋さん(当然アンパンマン関連の商品だらけ!)で、自由におもちゃを遊べるコーナーがあったので、大興奮で遊びます。
(有料ではいるミュージアムを中核として、周囲をアンパンマン関連のショッピングモールで囲んだ構造になっています。モールは当然、入場無料)
30分ほど遊んで、混む前に何か食べよう、とレストランへ移動。
…している途中で、子供が「ここ入りたい」と本屋に強力に惹かれます。
本屋もまた、アンパンマンとやなせたかし関連の本しか置いていません。これで商売が成り立つというのがすごい。
見本を読んだり、ビデオを見たりできる子供遊びコーナーがあったので遊びたくなったようです。
妻が本を読んでいる間に、僕だけレストランへ視察へ。
…すでにすごい混みよう。1枚に20組くらい書き込める「席待ちリスト」の紙が、すでに3枚溜まっていました。
ここで食べることはできないだろうな…と思いつつ、とりあえず名前を書いて戻ります。
アンパンマンミュージアムもすごい入場待ちです。入場制限が行われていて、1時間くらい並ばないと入れない様子。
なんだかんだで12時まで遊び、子供が「おなかすいた」というのでどうするか相談。
軽食の店なら買えるかな…と思っていたのですが、おむすびやさんもパン屋さんも大混雑。
レストランに書いた名前がどうなっているか見に行ったところ、まだ紙1枚ある感じ。30分は待たされそうです。
「ショッピングモールに移動して食べる?」と考えましたが、子供はまだ遊びたい様子。
じつは、ここら辺は何度か来たことあるので、周囲の地理も詳しいです。
隣の街区にスーパーがあるので、お弁当でも買ってきて、軽く食べてからレストランというのもよさそうです。
「まだ帰らない」と騒ぐ子供を、お弁当買いに行くだけだからと無理やりスーパーに連れいていき、弁当購入後ミュージアムに戻ります。
レストランを覗くと、すでにあと5組程度。レストランの外で子供に少し食べさせている間にすぐに呼ばれます。
子供が食べたのは、アンパンマンの絵の描いてあるホットケーキ。
子供向けに小さなホットケーキ2個に、アイスが付きます。
熱々のホットケーキに冷たいアイス…というのはおいしいのだけど、ホットケーキは冷めていたみたい。
でも、子供は熱いと食べれないので、これくらいでいいのかも。
誕生日の子向けのセット(追加料金)もあったけど、頼みませんでした。
さて、レストランの窓からミュージアムエリア(有料区画)内部にある、アンパンマンの石像が見えました。
「ぼく、あれ見てみたい」と子供が言います。
午後になって、混雑も少し引いたようです。どちらかが並んでいる間に子供は別の場所で遊ばしておいて…など、相談してからレストランを出ます。
普段なら昼寝の時間ですが、子供はまだ大興奮。
ミュージアムの入り口まで行ってみると、入場制限はまったく行われていませんでした。
子供も大人も、1人1000円。子供には「おみやげ」が付きます。このときは、アンパンマンの鳴子カスタネット。
こういう施設は、子供が高くてもいいから大人は半額にすべきだ、というのが僕の持論。
(今は閉演した東京セサミプレイスはそうしていたし、うちの子が好きなボールプールも、同伴の大人は何人でも無料)
中は…やはり混んでいました。
元々うちの子、とりたててアンパンマン好きではないのですが (^^; 世界観を再現したジオラマセットとかはほとんど興味なしです。
でも、自動車とかの乗り物は好きなので、「アンパンマン号」の運転席に座りたい、と言い出します。
実は、これに乗るだけで30分待ち。妻が並んでいる間に、僕は子供を遊ばせます。
#妻は下の子をずっと抱えているので、子供が走り回るのに付いているより、待っているほうが楽。
やっと順番が来て乗ると、大満足な様子。
その後も、食パンマンの配達車、SLマン、バイキンUFO などに乗って大満足。
(これらは混んでいませんでした)
どんぶりトリオのどんぶり屋があり、その裏にキッチンのセットがありました。
なぜか、このキッチンで延々と遊び続ける我が子。
別の場所でもよく「実物大おままごとセット」では遊んでいますし、お砂場遊びでも「料理するの」とよく言っています。どうも料理が好きな様子。
ほかにも、アンパンマンのメガブロックが置かれた休憩コーナーで延々と遊んでいたり、虹の滑り台を滑ったりと楽しそう。
最後、出口横に「やなせたかしシアター」がありました。
きっとうちの子供には舞台をゆっくり見る辛抱強さはないだろう…と思っていたので無視するつもりでしたが、中に開演待ちのお客さんがいっぱいいるのを見て「こっち行く」と入りたがります。
すでに立ち見状態なので肩車をして見ることに。
アンパンマン(きぐるみ)が登場すると喜び、「一緒にうたおう」といわれれば元気よく「はーい」、「一緒に踊ろう」といわれれば元気よく「はーい」と言うものの、その後はただ見てるだけ…
しかし、最後に「また来てくれる人!」に「はーい」と応えたのは、ちゃんと覚えているようです。その後も「また遊びに行く」と言っております (^^;
その後、出演を終えたアンパンマン(?)と握手してもらった子供の感想は「怖かった」でしたが、結局一日遊び通し、昼寝もしないままミュージアムを後にしたのは夕方の5時。
当然、大人が見たかったショッピングモールには行きませんが、子供が喜んでくれたので満足。
…ただ、非常に疲れた。電車の中で寝た子供を抱えて大船駅を降りたとき、「東海道歩いて戻ってきた感じを思い出す」と僕が言えば、妻は「うーん、30km地点くらいの疲れかな」との返事。
いずれにせよ、子供を連れて行楽地に行くのは、そこが近所であっても重労働だと知りました。
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