2005年10月07日の日記です


法律の問題:隣家との境界  2005-10-07 19:42:37  住まい

よく新聞の法律相談の欄などを読んでいると載っている典型的な問題がある。


「隣の家の庭木が、自分の家の庭に張りだしています。切ってしまっても良いものでしょうか?」



これはなかなか面白い問題で、「根っこなら切ってもいいけど、枝はダメ」だそうだ。

法律の専門家ではないので詳しい理由は知らないが、所有を主張できるのは「自分の所有する地面に乗っている物」だと言うことらしい。


もちろん、上空であっても(常識の範囲内で)自分の権利を主張できるが、隣の家の人に請求して切ってもらうのが原則だそうだ。



と、こんな問題を急に書いてみたのは、現在うちの庭に張り出している柿の木があるから。

でも、トラブルにはなっていない。隣家の人は「勝手に柿もいで食べていいよ」と言ってくれているので法的な問題はないし、うちとしても多少木が張り出してきたところで目くじら立てようとは思っていない。


でも、取っていいと言われてもそこは近所づきあいがある。

取る時には、隣家の人に一声かけて…と思っていた。




そろそろ柿が色づき始め、重みで枝が下がってきた。

そのうちひとつくらいもらおうかな…と思っていたところに、隣家の方との立ち話となった。


「食べごろになったら、勝手に取って食べていいからねぇ」と隣家の方。

はぁ、そのときにはそうさせてもらいますけど、一応一声かけますよ、と答える。


「あぁ、別にこれ、うちの木じゃないからかまわないよ」


はぁ? いったいどういうこと?



なんでも、隣家の庭が広いので、さらに先の家の人が「庭の隅でいいから植えさせてくれ」と頼んで柿を植えたのだそうだ。

でも、やっぱ他人の庭なので立ち入ることもできず、手入れもせずにほったらかし。

隣家の方は、手入れする代わりに柿の実も自由にさせてもらっているのだとか。


「まぁ、そういうわけだから勝手に取っていいと思うよ」



…つまりこういうことだ。


・柿の木の持ち主は、2件先のお宅

・柿の木が植わっているのは隣家

・その柿の木は、うちの庭の上空で実をつけている



さて、こういう場合は法的にはどうなってるんでしょうか? (^^;;


気分的には楽になったので、取らせてもらおうとは思ってます(笑)




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