買い物に行ったときに、たまたまおはなしせんせいというものを見つけた。
子供向けの知育玩具である。
セガトイズから発売されている「ピコ」に非常によく似ている。
ピコは、「絵本」と「ロムカートリッジ」をうまく一体化したのがうまかった。
本体に絵本を置くと、自然とロムが接続される。
絵本のページをめくると光センサーで開いたページが感知され、テレビ画面にも絵本と同じ絵が映る。
絵をペンでタッチすると、電磁誘導で位置が感知され、テレビ画面の中で反応が起こる。
これに対して、「おはなしせんせい」は絵本とロムカートリッジが別々になっていて、セットを確認して遊ばないといけない点がイマイチ。
でもテレビは不要だし、絵本自体は完全な紙メディアで、シールになっているものなどもあるようだ。
ペンには光学読取装置が付いていて、タッチされた部分の絵に隠されたデータを読み取る。
この仕組みが非常に巧妙。よく見ると絵の中に点々が見えるのだが、ほとんど気にならないほど小さい。この点が ID を示していて、ロムカートリッジに収められたサンプリングデータを再生することで喋るようだ。
どちらも「絵本で興味のある部分を示すと、なんらかのアクションがある」と言う点では、名作「おばあちゃんとぼくと」の流れを汲むものだろう。
それを、よりわかりやすい「絵本」の形で示したピコと、テレビすら不要の完全絵本化を目指した「おしゃべりせんせい」。
アクションの点ではテレビ画面があったほうが面白いのだろうが、気軽さではないほうがいい。
どっちが良い製品かと言うものではなく、どちらも面白いと感じる。
うちの子にもこういうので遊ばせたいなぁと思いつつ、まだまだ早すぎるので親が仕組みに感心しただけで帰ってきました (^^;;
ところで、ピコってのは 10の -12乗のこと。極小単位です。
メガは 10の 6乗。大きな単位です。
ちなみに、テラは 10の 12乗ね。
ピコ=メガドライブ=テラドライブ は、同じ設計の基板を使用していたりします。
そういえば、ピコシリーズにも、テレビを使わず音声だけのものがあったはずなのだけど…
調べてみたのだけど見当たりませんね (^^; なんと言う名前だったかも覚えていないのですが。
おはなしせんせいの技術は、ドットの細かさやペン型の読み取り機を見ているとスキャントークと同じ技術なのではないかと思われます。
いまはスキャントークは発売中止。でも、その技術はカードeリーダーなんかに使われています。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 【あきよし】 調べてみたらそんな気がしてきました。当初はピコのシリーズとしていたと思ったので「ピコ」関連で調べていたのですが、見つからないわけですね。 (2005-01-30 00:03:52)【roba】 音声だけのPico=CoCoPadでは? (2005-01-29 22:18:22) |