家の話をしに行ったついでに、父に「携帯電話が欲しい」と頼まれた。
正確に言えば、父に頼まれたのではなく、母が「お父さんが携帯買おうか迷ってる」と言ってきたのだが、まぁ同じこと。
じゃぁ何か見繕ってあげるよ、とショップに買いにいく。
DoCoMo の安心だフォン(歩数計つき)あたりが良いのではないかと思っていたが、耳の悪い父はTu-Ka の骨伝導電話(TS41)に興味があるらしい。
店員にたずねてみると、実機で聞こえ方をテストさせてくれた。
「どうもよく聞こえない」と父。
じゃぁこれでは? と、骨伝導ではないモードで聞かせて見る。
「あぁ、それならよく聞こえる」
というわけで、骨伝導は不要(笑)
しかし、Tu-Ka を調べたところ、基本料金はこちらのほうが DoCoMo より安かった。
(僕が DoCoMo なので、ファミリー割引+1年割引にすれば DoCoMo の方が安い。
しかし「請求書は別々がよい」というので、Tu-Ka の方が安くなった)
骨伝導のTS41は「シンプルモード」という操作方法も持っている。
携帯の操作が覚えられない人向けのモードで、余分な機能がすべて隠され、操作も体系だった、簡単なものになる。「話せりゃえぇやん。電話やし」と言うわけである。
もう喜寿近い父には、こういうモードがあるほうがありがたい。しかし、骨伝導が不要なら TS41 は高い。
…って悩んでいたら、店員に TT32 を薦められた。店頭価格は 840 円だったが、1円でよいという。
電話を買い、兄弟の電話番号などは全部セットして、使い方を父に教える。
自分には当たり前のことが難しいようだ。簡単さを売りにしている「シンプルモード」ですら、かなり操作が難しい。
難しいのは、「選択して決定」という流れが当たり前ではないからだ。
パソコンを使っていたり、携帯電話を使っていると「選択して決定」という操作はごく普通のことなのだが、いちいち考えないとわからない。
考えてみれば、僕が携帯を使い始めた頃には、こんな操作は無かった。
i-mode なんて無かったし、電話帳機能も貧弱だった。
「選択して決定」ではなく、電話帳を選んで通話ボタン、電話番号を入れて通話ボタン、という操作しかなかったのだ。
それでも、しばらく使っているうちに、時間はかかるものの電話帳を自由に扱えるようになった。
電話を受け取る方法も覚えた。これだけわかれば、とりあえず携帯電話を使うことは出来るだろう。
実際のところ、父が携帯を買いたかった理由は「散歩中に家に電話しようと思っても公衆電話が見つからないから」だ。
それだけなら、電話番号帳なんて必要ない。
そこで、自宅の番号だけは簡単に掛けられるようにしておいた。
(TS32 には、1キーで掛けられる電話番号を、2件だけ登録できる)
実は、メールくらい出来てくれるとありがたいと思って、EZweb サービスはつけてある。
でも、この様子だとメールを出来るようになるのはいつのことやら…
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