2004年06月06日の日記です


77の手習い  2004-06-06 23:08:16  家族

家の話をしに行ったついでに、父に「携帯電話が欲しい」と頼まれた。


正確に言えば、父に頼まれたのではなく、母が「お父さんが携帯買おうか迷ってる」と言ってきたのだが、まぁ同じこと。

じゃぁ何か見繕ってあげるよ、とショップに買いにいく。



DoCoMo の安心だフォン(歩数計つき)あたりが良いのではないかと思っていたが、耳の悪い父はTu-Ka の骨伝導電話(TS41)に興味があるらしい。

店員にたずねてみると、実機で聞こえ方をテストさせてくれた。


「どうもよく聞こえない」と父。

じゃぁこれでは? と、骨伝導ではないモードで聞かせて見る。

「あぁ、それならよく聞こえる」


というわけで、骨伝導は不要(笑)


しかし、Tu-Ka を調べたところ、基本料金はこちらのほうが DoCoMo より安かった。

(僕が DoCoMo なので、ファミリー割引+1年割引にすれば DoCoMo の方が安い。

 しかし「請求書は別々がよい」というので、Tu-Ka の方が安くなった)



骨伝導のTS41は「シンプルモード」という操作方法も持っている。

携帯の操作が覚えられない人向けのモードで、余分な機能がすべて隠され、操作も体系だった、簡単なものになる。「話せりゃえぇやん。電話やし」と言うわけである。


もう喜寿近い父には、こういうモードがあるほうがありがたい。しかし、骨伝導が不要なら TS41 は高い。

…って悩んでいたら、店員に TT32 を薦められた。店頭価格は 840 円だったが、1円でよいという。




電話を買い、兄弟の電話番号などは全部セットして、使い方を父に教える。

自分には当たり前のことが難しいようだ。簡単さを売りにしている「シンプルモード」ですら、かなり操作が難しい。


難しいのは、「選択して決定」という流れが当たり前ではないからだ。

パソコンを使っていたり、携帯電話を使っていると「選択して決定」という操作はごく普通のことなのだが、いちいち考えないとわからない。


考えてみれば、僕が携帯を使い始めた頃には、こんな操作は無かった。

i-mode なんて無かったし、電話帳機能も貧弱だった。


「選択して決定」ではなく、電話帳を選んで通話ボタン、電話番号を入れて通話ボタン、という操作しかなかったのだ。



それでも、しばらく使っているうちに、時間はかかるものの電話帳を自由に扱えるようになった。

電話を受け取る方法も覚えた。これだけわかれば、とりあえず携帯電話を使うことは出来るだろう。



実際のところ、父が携帯を買いたかった理由は「散歩中に家に電話しようと思っても公衆電話が見つからないから」だ。

それだけなら、電話番号帳なんて必要ない。


そこで、自宅の番号だけは簡単に掛けられるようにしておいた。

(TS32 には、1キーで掛けられる電話番号を、2件だけ登録できる)




実は、メールくらい出来てくれるとありがたいと思って、EZweb サービスはつけてある。

でも、この様子だとメールを出来るようになるのはいつのことやら…



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