もう1年半ほど前、知恵の輪になっているキーホルダーが欲しい、と言うことを日記に書いた。
知恵の輪付きのキーホルダー、ではない。キーホルダーそのものに知恵の輪としての「遊び心」があるものだ。
このキーホルダー自体、パズル作家としても有名な方が作った作品だ。
このキーホルダーはその時点ですでに販売を終了し、再作成の予定もないようだった。
でも、「また再販売しないかな…」と、時々作者さんのページを覗きに行ったりしていた。
先日、うちのページの「地球ゴマ」の話を読んで、地球ゴマの入手方法を問い合わせてくださった方がいる。
そういうことなら、秋葉原駅前のコスモ物産だ、と返事した。
コスモ物産は、パズル等の販売で有名な露天商だ。
コスモ物産自体はホームページは持っていない。
上にリンクしたのは、コスモ物産のファンのお客さんが個人で作成しているページだ。
そして、この人のページで、この人が持っている知恵の輪キーホルダーの写真を見つける。
久しぶりに作者さんのページを見に行く。そこにある知恵の輪キーホルダーのイラスト図と、先に書いた写真などを見比べるうちに、この知恵の輪の「パズル」部分の構造がだんだんわかってきた。
もしかしたら、自分でも作れるのではないか?
本来は皮と紐で出来ているが、まずは手元にあった紐と厚紙(名刺)で試作してみる。
パズルの構造は、思ったとおりだった。
作るのであれば、妻が手芸用に買った「革」の端切れをくれると言う。
革の穴あけが問題だが、穴あけポンチ(ハトメ抜き)なら買ってもそれほど高くない。
問題は、これを作ってしまってよいのかどうかだ。
パズルと言うのは「アイデア」を売っている商売、いわばソフトウェア産業だ。自分自身ソフトウェアを作って生活の糧としているので、勝手な模倣は気持ちが許さない。
こっそり黙って作ってしまえばわからないと思うが、作者さんにメールを送ってみる。
翌日には「個人で使うために作る分にはかまいませんよ」という、ありがたいお返事をいただく。
よし、作成開始。
早速 4mm のポンチを買ってくる。350円だった。
妻の持っていた革は薄めだったので、合成ゴム系接着剤で2枚張り合わせる。
先にリンクした写真ページでは、実物もそのような構造になっているように見える。
(いくつかの写真を見たが、製作時期によって作りは異なるようだ)
ポンチを使い慣れないので穴あけに少し苦労したが、穴が開いたら紐を通して…完成。
写真のような出来栄えとなった。
出来は、あまり良くない(笑)
革細工なんてはじめてやったし、いかにも素人の作りだ。
紐も本物に比べて安っぽいものを使用しているし、下部の穴の左右の「段差」を間違えて逆にしたりしている。(パズル的には左右逆でも問題なし)
でも、ずっと欲しかったものだったし、自作することが楽しかったので満足している。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |