天気がよいので、ふらりと舞岡公園に散歩に行った。
なんか、近所の八百屋でキノコが安かったんだよね。
そこで、昨夜はキノコの炊き込みご飯を大量に作った。
残りを今日食べるるもりで握り飯にしておいたのだけど、おいしそうな握り飯があって天気がいいのなら、公園ででも食べよう、と言う考えだった。
ついでに、先日買ったビデオカメラを持っていく。
このカメラ、衝動買いで買ってから、まだあまり使ってないです。
この舞岡公園、できたのは10年ほど前のこと。
うちからは、自転車で20分程度のところにある。
山あり谷ありの地形の中に、雑木林や溜池、小さな田んぼや手押し井戸などが作られ、「日本の原風景」を作り上げている。
この自然環境のなかには、野生の動物もずいぶんと生息する。ウサギなんかも見かけたことあるし。
#余談だが、野良猫の多い別の公園で「捨てウサギ」を発見し、ここに避難させたことがある。
結果的には舞岡公園に「僕が捨てた」事になってしまうのだが…
天敵の目の前に捨てられているのを見て、さすがにほおっては置けなかったんです。許してください。
さて、自転車で走り始めてすぐ、空が曇って寒くなってきた。
と、なにかチラチラと白いものが…雪だった。
天気が良いから散歩に、と思ったのに。なぜ雪が降るかな (^^;;
雪は降ったりやんだり。やがて公園に着き、公園外で暖かいお茶を買う。
(公園内には売店はありません。ゴミ箱もありません)
公園の中でベンチを探し、お弁当。
…なぜか雪が強くなってくる。寒い。
まぁ、3月の雪なんてのは、ビデオ素材として面白そうだ。無目的に撮影だけはしておく。
寒いからすぐ帰ろうかと思ったが、公園内にある「小谷戸の里」によってみる。
実は、ここによるのは初めて。
公園には何度か来ているが、小谷戸の里が整備されたのは公園のオープンから数年後だったし、その後に来たときはどういうわけか運が悪く、営業時間外だったので。
小谷戸の里には、古民家があります。母屋と納屋に別れ、母屋は土間つきの田の字間取りという、典型的な農家。
庭には竹馬や「ぽっくり」や独楽など、縁側にはお手玉やおはじきなど、昔ながらの遊びが用意されていました。
民家に入ると、かまどで大豆を煮ていました。味噌を仕込むんだそうです。
しかし、ずいぶん煙が出ているな…と思ったら、これは藁葺き屋根を守るためにわざとやっているのだとか。
そういえば、見上げた天井は見事に燻されています。
…大根干しとけば「いぶりがっこ」ができるのに。
話を聞けば、民家を守るために毎日かまどに火を入れているんだとか。
民家の中には、綿繰りの道具や、懐かしい足踏みミシンなどもありました。
足踏みミシンを使えるボランティアを募集中だそうです。
しばらくかまどの火で暖をとらせてもらい、表に出ると見事に晴れています。
せっかく晴れたので、久しぶりに竹馬などで遊ばせてもらってから帰ります。
なかなか面白い施設です。
こういう文化は、受け継がれていって欲しいところ。
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