衝動的にビデオカメラを買ってしまった。
いや、前から欲しいとは思っていたのよ。
というか、すでに一台持ってるのよ。すっっっっごく古い機種で、Victor GR-DV1ってやつだけど。
DV1 は、QV-10 (初代)をしばらく使っていて、「これで動画も撮れれば面白いのに」と思ったので購入したもの。
当時 Mac の Perfoma575 を使っていたのだけど、キャプチャカードを買ってデジタル編集に挑戦してみたりもした。
…が、すぐに断念。CPU が 68LC040 では、ビデオ編集は重すぎた (^^;;
で、PowerMac 7600 に乗り換えた後に、性懲りも無く再びキャプチャカードを買い、ディスクスペースとして Jazz ドライブ(1Gの初代)も買って再挑戦。…こちらもすぐに断念。さすがにパソコンでビデオ編集はまだ実用にならない、と、その後封印してきた。
状況が変ったのは、おととしの夏。
ハワイで結婚式を挙げたのだが、このときのビデオで DVD を作成してみた。
案外いけるじゃん。今のパソコンの性能なら、十分デジタル編集が可能だ。
その後、VAIO ノートを買ったらi.Link 端子がついてきた。
DV1 には i.Link 端子は無いのだが、新しい機械を買えば、過去に撮り溜めた映像を編集できるかもと思い始める。
そして、1ヶ月ほど前。友人が「1年近く悩んでビデオカメラ買った」とメールを送ってきた。
このときはなんとなく読み飛ばしたのだが、この知人のホームページ上の日記に同じことが書いてあるのを見て、「ビデオカメラ欲しい」という思いに再び火がついた。
以前にデジカメを買った時の経験から、同じ画素数なら CCDが大きいほうが、同じ大きさなら画素数が少ないほうが、カメラの「感度」はよい事を知っていた。
デジカメを買ったときは、画素数の多い S40 と、画素数の少ない S30 で迷った末、感度を優先して S30 を買ったのだ。この判断は今でも正しかったと思っている。
デジカメは画素数と感度のバランスが問題となるのだが、ビデオカメラの場合、最終出力は「テレビ」だ。
どんなに画素数を上げたところで、テレビの解像度を越えることはできない。
なので、ここは迷わず「画素が少なく、CCD の大きい機種」を選ぼうと思っていた。
まずは情報収集。近所のヤマダ電機に行き、各社のカタログをもらってくる。
…ん? ソニーが MicroMV という特殊カセットを作っている。
調べると、DV よりも小さいが画質は落ちるらしい。これは却下。
…そういえば、日立は DVD に直接記録できるのも作っていたっけ。
調べると、画質が落ちる上に DVD-RAM ドライブがないと読み出せないようだ。却下。
ビクターは…理由は無いけど、今もっているのが Victor 製で、それほど使いやすくないので却下。
キャノンの 22 倍光学ズームは惹かれるものがあるが、ソニーの新機種の軽さにも惹かれる。シャープは…あまり惹かれないが、とりあえず却下の理由も無い。
とりあえず、この3社に絞り込む。
この段階まできて、ネットで情報収集。
「CCD が大きく、画素数の少ない機種」というのは、やはり正しい考え方らしい。しかし、春の新機種はどこの会社も 1/6 インチという小さめの CCD を使っている…
#ちなみに、DV1 は 1/3 インチ。これは対角の大きさなので、1/6 インチというのはなんと 1/4 の面積になってしまったことになる…
ここで気づく。
1年前の機種だが、ソニーの TRV-22K というのがなかなか良いらしい。
もちろん旧機種なので、新機種に比べてスペック的な見劣りはある。
しかし、レンズも大き目だし、CCD も 1/4 インチと大きい。
気になるのは、新機種に比べて重いこと。
軽いほうが気楽に使えそうではあるが…
今度は店を巡り、実際に触ってみる。
TRV-22K をまだ置いてある店があまり無かったのだが、別にそれほど重くは無い。というか、新機種は軽すぎて不安を感じる。新機種は液晶ディスプレイがずいぶん改良されているのも魅力だが…
ネットを探していると、「カメラは重いほどよい」とする文章に出会う。電池が複数種類あるなら、迷わず一番重い電池を装着せよ。アタッチメントがあるなら、迷わず重いものを装着せよ…と言っている。
理由は「重ければ手ブレしないから」。正論だ。物理の初歩だ。
これで、TRV-22K 購入に踏み切るのだが…
今度は、売っている店が無い。1年前の機種で、もう生産は中止されているのだ。在庫を求めて秋葉原をうろつくが、今でも置いてある店は高くて売れ残っている店ばかりだ。
実はこの時点でまだ、「もう少し様子を見れば値段が下がるのではないか」と考えていたのだが、その考えが吹き飛ぶ。今買わなくては、この機種は入手できなくなってしまう!
結局、価格.COMで安い店を探して購入したが、実はこの店は秋葉原にあったりした。
「おいおい、ここまで検討しておいて衝動買いなのかい?」
という人もいるとは思うが、僕にとっては衝動買いの基準は「1ヶ月間の検討期間を置かないこと」だったりする。
今回、欲しくなり始めてから購入するまで、わずか2週間程度。
本当ならもっと「使っている人の意見を聞く」とか、「画質比較している雑誌のバックナンバーを漁る」とか、しっかり検討比較するのだ。(まぁ、最近ビデオカメラを買った友人には、メールでそのカメラの感想を聞いたのだけど)
何よりもこれが衝動買いだと思うのは、買ってなにするかをまだ決めていないこと (^^;;
今買わないと手に入らないと思って、買い急いだだけだから…
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