土曜日だというのに朝から仕事。しかも、今日は自分の誕生日。
貧乏暇なしとはいえ、ちょっと気分的に辛い。というわけで夕方、仕事は完了していないがボイコットして外食に行く。
しばらく前に「暖中」という店ができたらしい。というか、近所に急に増えている。元ハングリータイガーがあった店が一斉に改装している。
ハングリータイガーは結構好きだったのだが、BSE の余波で潰れたか? と思ったら、どっこい生きているらしい。もっとも、HP を見ると BSE 騒動で傾いたのは確実なようで、愚痴としか思えないことも書いてある。まぁ、それは余談。
暖中、食べた後の評価は「悪い店ではない」。
実は新聞チラシを見て、値段が安いので「サイゼリヤ」のような、値段を下げて量も減らすが、その分いろいろ食べて楽しんでね、という店を想像していた。
入ってみたら居酒屋だった。そりゃ、一品づつの値段は安いだろう。
それほど飲む気は無かったのだが、居酒屋なら飲もう。メニューを見ると招興酒2合をホットで出していた。中華料理の店ならこうでなくてはいけない。それを頼む。
ウェイトレスが「ザラメはお持ちしますか?」とすぐに聞いた。もちろん頼む。この店はわかっている。
お奨め料理は「蟹玉チャーハン」ハーフサイズがあるので頼む。うまい。
「鉄鍋棒餃子」もお奨めらしい。これもうまい。
ここまでの時点で、「この店は非常にいい」という評価が出来上がっていた。
…このあと、いくら待っても頼んでいた料理が出てこない。
文句を言ったらやっと出てきた。「牛肉とおこげのレタス包み」。
おこげというのは、一般に揚げたての熱いものを出すものだ。しかし、そうではなかった。まずくは無いのだが、それならおこげを入れないで「牛肉のレタス巻き」の方が素直だと思う。評価下がる。
「鶏肉とカシューナッツの炒め物」。僕は中華料理でこのメニューが一番好きではないかと思う。
店によってはカシューナッツの歯ごたえがよくない。高温で揚げていないためだ。しかし、この店は良くできている。
…これだけなら評価も持ち直しただろうが、「ゴボウ」が入っているのがいただけない。
別にゴボウが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。そして、味が悪いわけではなく、この味付けにゴボウはよくあっている。
しかし、この料理は「歯ごたえ」を楽しむ料理なのだ。軟らかい鶏とカシューナッツが基本。ここはアレンジで、なにか芋のようなものが入っていたが、これもサクサクとして非常に良い歯ごたえ。やはり入っていたインゲン豆も、サクッとした歯ごたえ。
なのに、ゴボウだけが硬いのだ。ゴボウを入れなければ、料理として目指した方向が明快なのだが、ゴボウのせいで台無しになっている。評価下がる。
あとは「葱たっぷり醤油麺」と「角煮饅頭」を食った。どちらも卒の無い味。悪くないが、落ちた評価を回復するほどでもない。
というわけで、誕生日なのでちょっとした贅沢でした。2人で3千円ちょっとだけどね。
いくつかのメニューはよくなかったが、基本的にうまい店だったので、暖中にはまたいくと思う。
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