道を歩いていたら、後ろから急に車がきて驚いた。
別に急に来たわけではないのだが、静かで気付かなかったのだ。
最近の車はエンジン音が小さくなっている。電気自動車などはもっと小さいと言う。
これでは、将来交通事故が増えるのではないだろうか?
そんなことを思っていたら簡単な解決法を思いついた。
静か過ぎるのがいけないのだから、うるさくすればいい。誰にでもわかることだ。
もちろん、電気自動車になればエンジンの騒音はしない。
だから、かわりに「音を流して」やるのだ。
ボンネットの中にスピーカーを入れておいて、エンジン音を出せばよろしい。
どうせ音を出すものなのだから、クラクションの共鳴器を使えば大きな音が出るだろう。
そうなるとやっぱ、音は PCM で録音されていたりするのだろうか。
電気自動車ともなると、制御用の CPU を高機能なものにしてついでにカーナビもやらしていたりする。
なので、PCMで音を出すくらいのことは簡単にできるはずだ。
できることなら、車のオーナーが自由に音を録音できると嬉しい。
デフォルトでは普通乗用車のエンジン音だが、その気になればあこがれのフェラーリF40のエンジン音にしたりできるのだ。
最近のカーナビには、携帯電話などと接続して通信できる機能が普通についていたりする。
そんな状況でエンジン音を変えられるということになれば、音のデータファイルのダウンロードもできるのが当然だ。
メーカーのサイトに行けば、往年の名車のエンジン音が自由にダウンロードできる。
フォーマットが共通化されてくれれば、別のメーカーのエンジン音にだってできる。
せっかくPCMを使えるのだから、クラクションの音にも凝りたい。
名車と呼ばれるものには、非常によい響きのクラクションがあったりする。
ただ注意を促すブザーの音ではなく、穏やかなトランペットのような音だ。そういう音が使えるといい。
普通乗用車にはあまりついていないが、PCM で録音するのであれば「右に曲がります」とか、「バックします」という大型車に良くあるアナウンスも可能だろう。
これも、いろいろな声のバリエーションがあるといい。
いろいろと音を変えられれば、当然自分で作りたい人だって出てくるだろう。
当然それは可能だ。メーカーが公開しなくても、データ形式はいつか解析される。
まずは、「バックします」のかわりに「ガッツ石松」を入れてみよう。
ボキャブラでおなじみになった駄洒落(?)だが、一度言われてみるとそう聞こえるようになってしまうので不思議だ。
ここは、いっそのこと本当に喋らせてしまえ。
クラクションだって、喋ったって構わない。
事実、クラクションはコミュニケーションに使われることが多いのだ。
軽く押せば「ありがとう」、長く押せば「ふざけんな!」など、いろいろなバリエーションを用意しておきたい。
そうなると、エンジン音を「音」に限定しておく必要もないだろう。
MP3 などを使えば長時間の録音もできる。ちり紙交換や石焼芋の業者さんにもぴったりだ。
もちろん、右翼の人たちなら演歌を流したりするのだろう。
(うちの近所でよく見る右翼は、ウルトラセブンのテーマを流すのが好きなようだが)
いろいろな音がつかえるのであれば、トータルコーディネートで面白いものを作るものも出てくるだろう。
飛行機の音を集めて入れてみたり、船の音を集めたり、機関車にしてしまう奴も出てくるかもしれない。
いや、乗り物ならまだマシで、動物の音を入れる(クラクションが象の鳴き声)とか、アニメの台詞を入れるとか、わけのわからない車で「いかにウケを狙うか」という世界になってしまう気もする。
なんか面白そうだけど、うるさそうでもある。
ちなみに、S30にはシャッター音とかを好きな音にできる機能があって、そこから思いついた与太話。
カメラの機能ですら、うるさいので使っていない。車にこんな機能がついても僕は使わない気がする (^^;
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