ぜんぜん日々更新ではない日記です

まぁ、ぼちぼちやっていきます。
このページは最新7日分で、逆順(最新が上)で並んでいます。
過去のものはヘッダ部分のリンクから選べます。

目次

2023-09-12 コロナで学級閉鎖
2023-09-03 交通整理
2023-09-03 町内会行事
2023-08-31 GODAN
2023-08-24 タイッツー
2023-08-20 中華スープ
2023-08-20 カルアピッグ
 今月の日記
コロナで学級閉鎖  2023-09-12 15:42:27  その他

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中学生の次女のクラスでコロナのクラスターが発生し、学級閉鎖になった。


仲が良くて部活が一緒で席も近いグループが、10人くらいまとめて発症したそうだ。

学級閉鎖で、念のため各自3日間は自宅で経過観察、となっている。


自宅で経過観察なので、塾もお休み。



夏休みには長女もコロナ発症したし、以前よりむしろ猛威を振るっている感じがする。

実際、統計的にも感染者はかなり多いらしいし。



もっとも、感染者に対する死者の割合、致死率は減っているのだろう。

その意味において、「政府が」警戒レベルを下げるのは妥当と言える。


警戒しすぎて経済が回らなければ貧困で死ぬ人が出る。

政府の仕事はトータルで死者を減らすことだ。コロナの致死率が落ちたら、経済を回すタイミングだ。



しかし、まだ怖い病気ではあると思う。

致死率が減ったと言っても、「死ぬこともある病気」であることには変わりない。


あとは市民レベルの行動の問題。

警戒するに越したことはないのだが、政府が警戒レベルを下げたことをもって「終息した」と考え、警戒しない人が増えているんだよね。


だから感染者が増えているのだけど。



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交通整理  2023-09-03 18:32:01  その他

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先に書いた、神社の秋祭りの話から派生して、交通整理について少し書く。

神輿とかで道路を使ったので、交通整理が必要だったのね。


町内の駐在さんと消防団が交通整理をやってくれたのだけど、これが安心感のある良いものだったのよ。

あぁ、ちゃんとわかっている人の交通整理はいいな、って思った。




というのも、ここ10年くらい、ひどい交通整理がすっかり増えたため。

特に道路工事とかの時の交通整理だな。


昔から底辺バイトではあった。

しかし、20世紀は自動車免許は「大人になったら持っとくべきもの」で、交通整理をする底辺バイトな人であっても、自動車免許を持っていた。


今は免許は持たない人も増えた。

これは時代の流れなので問題はない。


そして、免許を持っているだけで、バイトの幅が広がる。

わざわざ底辺バイトである交通整理をする人は、「免許を持っていない」ことが多いようだ。


結果どうなったかというと、手信号の出し方を知らない人間が、手信号で交通整理をするのだ。

手信号は免許の学科で必ず勉強しないといけないのだが、逆に言えば免許を持っていなければ勉強する機会もあまりないだろう。



手信号で何かを伝えようとしているが、何を伝えたいのかわからない、という交通整理が凄く多くなっている。

周囲の状況を見て判断するしかないのだが、そもそも「交通整理が必要な場所」というのは、見通しが悪いから整理している場合もあって、そんな時は周囲の状況もわからない。


それでも、こちらも事故を起こしたくないから、何とか状況を読んで車を動かすのだ。

だったら、交通整理する人がいなくても同じだよね、というくらいひどい状況も多い。




もう2年くらい前だったかな…

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、長年交通整理をやっている、というお爺さんを取材していた。


長年同じ仕事をしている、という人に密着するドキュメンタリーだけど、このお爺さんが、手信号が全くなってなかった。


まぁ、さすがに長年やっているので「全く伝わらない」というようなひどいゼスチャーはしない。

だけど、そのお爺さんの手信号は、ルールにのっとったものではなかった。


それを「職人」として伝えるのはどうかと思う。




手信号のルールは特に難しくない。

車に対して、手を「横」に向けたら停止、というだけだ。


夜、赤色灯を持って交通整理している場合などは、この赤色灯を「横」にしていれば、手を横にしているのと同じ意味だと思っていいだろう。



僕が町でよく見る「ダメな」手信号としては、赤色灯を縦にして、左右に振る人。

良く見えるように手を上に挙げるから赤色灯が縦になるのだけど、縦に「停止」の意味はない。



先日見た人は、斜め下に向けて振ることで「停止」を合図し、その後進んでいい状況になったら、斜め下に向けて振っていた。


同じ信号が、交通整理員の中では「停止」であり「進め」なのだ。

恐らく、「車に対して何か指示を出す」という気持ちがあり、それが「赤色灯を車に向けて振る」なのだと思う。

自分の中では「とまれ」とか「進め」とかいう気持ちがあり、その「指示を出す」が赤色灯を斜め下で振ることなのだ。


つまり、手信号で動くのではなく、交通整理員の気持ちを推察して動かないといけない。

これは本当に、いつか事故が起きるぞ、と思った。




実は、今日は僕も祭りの後で交通整理をしないといけない時間があった。5分程度だけど。


終わった後、子供神輿を神社にトラックで運んで、しばらくトラックを神社前に置いておく必要があったのね。

狭い道を片車線塞いでしまうので、交通整理をやった。


止まってほしい時は、車の方に向いて、はっきりと手を横に出す。

これが正しく伝わればいい。


仕事ではなくても、今日の僕みたいに急に交通整理をすることはあるかもしれない。

手が横なら停止、ということだけ覚えておいてもらえると良いと思う。




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町内会行事  2023-09-03 18:04:26  その他

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久しぶりに町内会の話を書こう。

僕は頼まれて、町内会の評議員をやっている。


コロナの間は、夏の盆踊りも、秋の神社のお祭りも、中止になっていた。

今年はどちらも久しぶりに開催。


しかし、盆踊りは4年ぶり(コロナ前に台風で中止になっている)、神社のお祭りは3年ぶりの開催で、段取りを知っている人が少なかった。


僕はどちらも経験しているが、それはまだ新人として、力仕事とか簡単な作業を手伝っていただけ。

今回は、それなりに重要な仕事を任されるようになった。でも、やり方がよくわからない。



盆踊りに関しては、手探りでなんとか役をこなした、という感じ。

これ、町内会のみんながそんな感じ。何よりも、「以前と同じ」ではダメだったんだ。


毎年盆踊りを楽しみにされていた老婦人たちは、今回は来なかった。亡くなった方や、子供との同居で引っ越したりしたらしい。

しかし、踊るための曲リストは、それらの人たちが毎年楽しみにしていた音楽だった。


…今年は誰も踊らない。


なので、予定を変更して、子供用に準備していた曲を流したら、大盛り上がり。

来年からは子供向けの曲を拡充しよう、と決まった。


世代交代だ。良い事だ。




今日は神社の秋祭り。


僕は子供神輿、子供山車にずっと付き添ってた。

神社から、町の中心となる大通りを通って、大きな公園まで行くのね。


(ちなみに、大人の神輿のコースを途中まで行ったところで終わり、というような構成)


この子供山車は、子供たちの力で引っ張るのだが結構重い。

そして、正しい方向に進めるための操縦が難しい。


後ろ舵…フォークリフトとかと同じ方式、と言って分かるだろうか。

右に進みたいときは、車体を左に押す必要がある。

ただそれだけのことなのだけど、わかってない人は逆に動かそうとするのだ。


町内会にフォークリフト操縦免許を持っている人がいて、その人が操舵する、と言っていたので任せるつもりでいたのだが、腰を痛めてしまって力仕事ができないというので僕が買って出た。



まぁ、進んでいる間ずっと、道の端から一定の距離をとるように気を使っているだけ、ということで、特に難しいことはないし、力もいらない。

しかし、子供の近くにいるので、子供の相手をしながら気を遣う作業を続けることになる。

結構疲れた。


子供の笑顔を間近で見られる仕事だった。

小さい子が喜んでくれれば、疲れなんて大したことではない。



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GODAN  2023-08-31 09:43:37  コンピュータ

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ここ2か月くらい、Android 用の標準入力システムである GBoard で、GODAN キーボードを使ってみている。


…さて、いろいろと説明が必要だろうな。標準システムでありながら、超マイナーな存在だから。


まず、GBoard は Google が開発した入力システムだ。各国語に対応している。

当然日本語も入力できるが、この入力方法は5種類ある。


・12キー(いわゆるフリック入力)

・QWERTY キーボードによるローマ字入力

・手書き文字認識

・GODAN

・50音表


フリック入力が一般的だろう。スマホで QWERTY は使いにくい気がするが、PC中心の人には悪くないかもしれない。

手書きと50音表は、入力が面倒くさそうだと思うが、機械馴れしていない人には良いのかもしれない。


そして、GODAN だ。一番マイナーな存在だと思う。

でも、一番最後に開発され、それまでの不満点を解消したものなのだ。




スマホ文字入力の歴史。

といいつつ、言語学の話から。



英語で使われるアルファベットも、日本語で使われる かな も、ともに表音文字と一般的には言われる。

音をあらわす文字で、漢字のように1文字で意味を持つわけではない、という意味だ。


しかし、より厳密な分類では、アルファベットは音素文字、かな は音節文字だ。

音素文字は音を最小単位まで分割しており、単体では発音すらできない場合がある。(子音のみの音など)

音節文字は、音を「音節」、つまり、発音できる単位で区切る。そのため、単体で発音が可能だ。


日本語の場合、母音が5種類ある。子音はたくさんあるのだが、9種類で代表され、他の子音はこの 9種類の亜種、という位置づけだ。

そのため、母音5種類に、子音…または「子音無し」の10種類を組み合わせ、一般に 50音と呼ばれる。

(実際には文字の種類は 50ではないが)


ここで、50音表では、子音が同じものを「行」、母音が同じものを「段」としてまとめられている。

行が10種類、段が5種類だな。


以下も、この名称に従って話を進める。


行が10種類に収まる、というのは、数字と相性が良い。


スマホ入力より昔、携帯電話よりさらに昔、ポケベルが流行した際には、プッシュホンのキーで文字を送ることができた。

1回目のキー入力で行を選び、2回目のキー入力で段を選ぶ。

慣れると、50音表が頭に入ってしまい、かなり高速に入力できる。


2回タッチすることで1文字を送る、いわゆる「ツータッチ入力」だ。

この頃は、家の電話や公衆電話からメッセージを送れたが、「入力中」の文字を確認するようなディスプレイはなかった。



携帯電話の普及の際には、ディスプレイが付いた。

入力中の文字が何であるか、確認しながら入力を進められる。


ここで、より分かりやすい入力方法として、テンキー入力が考案された。


ツータッチ入力では、キーの役割が行、段、行、段と交互に変わる。これが慣れた人でないとわかりにくい。


テンキー入力では、キーを行に固定した。そして、連続してキーを押す「回数」で段を選ぶようになった。


お段は5回押さないといけない。「起こそう」という4文字を入れるには、お、こ、そ、の時点で15回、全体では18回ものキー入力が必要となる。

あまり効率の良い方法ではないが、わかりやすかったので普及した。


余談だが、この頃「POBox入力」という日本語入力の発明が現れた。

上に書いたように、1文字の入力の打鍵回数が多い環境では、長い文面はとても入れられない。


そこで、途中まで入れたところで入力したい内容を「予測」して、候補を示し、選べるようにするという方式だった。

今では当たり前の方法になっているが、画期的な入力方法だった。



さて、スマホの時代になり、入力は実際のキーではなく、タッチ入力となった。

テンキー入力の「回数」で段を選ぶ形式は、タッチ入力では使いにくい。実際に押した感覚がないため、人の感覚とコンピューターの認識にずれが生じることがあるのだ。


ここで、POBox 入力の開発者が、また新しい日本語入力の方法を発明する。

「フリック入力」だった。


これは、ツータッチ入力とテンキー入力のいいとこどりだ。

テンキー入力のように、キーの意味は「行」に固定されている。しかし、その後に指を動かす方向により、「段」を指定する。

行と段を交互に指定、という方法はツータッチ入力と同じで、最大5回もキーを押す必要が無い。


まぁ、現在一番普及している方式だから、多くの人が理解していると思う。




フリック入力の弱みは、撥音、拗音、濁音、半濁音、それに数字だ。

最初に、日本語の発音は子音 9種類に「代表される」と書いたが、実際の子音はもっと多い。


これらの子音表現のため、撥音、拗音、濁音、半濁音を使う。

フリック入力は、「代表される」文字の入力に特化しているため、これらの文字は直接入れられない。


とはいえ、これらの文字には規則性がある。

撥音・拗音…つまり「小さな文字」に使われる文字は、濁音・半濁音にはならない。

また、半濁音は「は」行でしか使われない。


そのため、「文字を変化させる」キーが1つあればよい。

通常は、このキーを押せば、その直前に入力した文字が適切に変化する。

「半濁音」を指定する時だけ、文字変化キーをフリックする必要がある、という特例があるが。



そして数字。

フリック入力は、テンキーを「かな入力に」使うことに特化させてしまったため、数字は入力できない。

これが、文章中に数字って結構入るのだ。


アルファベットの入力ができない、というのもあるけど、こちらは数字よりは頻度が少ないだろう。

いずれにしても、「かな」以外を入力するときには、キーボードを切り替えることになる。




GODAN キーボードはこれらの弱点を解消するように作られている。


フリック入力などで使うテンキーは、縦に4つ、横に3つのキーが並ぶ。

GODAN では縦に5つ、横に3つと、1段増えている。

いまさら、プッシュホンから続く「テンキー」に縛られる必要はないのだ。



左の縦1列は、A I U E O の母音が並ぶ。

右の2列は K S T N / H M Y R W の子音が並ぶ。


まぁ、これだけ見れば大体使えるだろう。子音と母音を交互に打てばよい。

両手持ちなら交互に打つのも早いだろうし、片手持ちでもそれほど大変ではない。


濁音を入れるには、子音を右にフリックする。

K は G に変わる。S は Z に変わる。

半濁音は左だ。と言っても、これは H だけ。P に変わる。



拗音はどうだろう。「みょ」と入れることを考えてみよう。


フリック入力では「ま」を選んでから左に動かして「み」にする。動作としては2ストローク。

同様に「よ」を選ぶのも2ストローク。最後に、「よ」を小さくするために「小」を押す。

合計5ストロークが必要だ。


GODAN はローマ字入力なので「MYO」と3文字を入れる。3ストロークで済んでいる。



ちなみに、ローマ字で使用しないアルファベットは、「連想しやすい音」の上方向フリックに割り振られている。

Q は K の上、C は T の上、という感じだ。

(「ち」はローマ字では TI でも CHI でもいいのだから、C が T に紐づけられるのは自然だ)


でも、アルファベットはローマ字変換されてしまうので、英語入力を行いたいときはやっぱりキーボードの変更が必要なんだよね…


#厳密にいえば、キーボードと「日本語入力、英語入力」は、Android では別の概念。

 GODAN キーボードのまま、入力モードを切り替えたってかまわない。

 でも、モード切り替えるなら、僕はキーボードも切り替える。


数字を入れたいときは、下方向にフリックだ。

通常のテンキー位置のキーで、そのまま数字が入力できる。



というわけで、フリック入力では入力できなかった文字も、GODANなら入れられる。


僕の場合、パソコンではローマ字入力しているので、学習コストは低かった。

大体入力できるようになるまでは5分程度。拗音などまで戸惑わずに入力できるようになるまで、3日くらいだったかな。


ただ、数字入力でついキーボードを切り替えてしまったり、最初はそういうことも多かった。

本当の意味で身に沁みついたのは1か月程度たってから。


その後は快適に使っていた。




で、今このタイミングでこの話を書いているのは、そろそろフリックに戻そうかな…

と思い始めたため。


GODAN 、すごい便利なのよ。普通ならこのまま使い続ける。


でも、僕は仕事でいろんなスマホを使うことがある。

先日、デバッグのために iPhone と Android で長い文字入力が必要だったのね。

それも、交互に何度も。


これが、フリック入力したり GODAN 入力したり、切り替えるたびに混乱してイライラする。


ずっと自分のスマホだけ使っていればいいのであれば GODAN は悪くないのだけど、仕事となると選り好みはできない。


弱点を克服したマイナー方式より、多少の難はあっても普及した方式に合わせた方が良い、ということもあるのだろう。


フリックに戻してしまうと、この良さを伝えたい、というモチベーションも下がるだろう。

だから、今のうちに記事をまとめ公表する次第。


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タイッツー  2023-08-24 18:33:07  コンピュータ

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最近タイッツーを見ている。


ツイッター改め 𝕏 ではないよ。

そのツイッターが最近おかしいから、と個人が作ったサービス。

名前の通りツイッターを参考にしているが、作者なりの理想のサービスを作ろうと頑張っている感じがある。


7月1日公開だったそうだが、僕が使い始めたのは7月21日から。

それから1か月たったが、その間にも 𝕏 は改悪が進み、以前より見るのが億劫になってしまった。

(TweetDeck の廃止・有料化が一番大きい)


最近では、すっかりタイッツーばかり見ている。




さて、実はタイッツーの話をしたいのではない。

いや、タイッツーの話ではあるのだが、自分が昔作ったチャットコミュニティを思い出しているのだ。


現在のタイッツーは、黎明期だ。個人が作ったものではあるが、いろいろと話題を呼んで、今ではすっかり「 𝕏 からの避難先」として人気になってしまった。


𝕏 に類似のものとしては、Meta (Facebook) が提供するスレッズがあるが、こちらは最初こそ試してみた人が多いが、すっかり人気低迷しているらしい。


正直なところ、機能も、運営の安定性も、個人でやっているタイッツーよりもスレッズの方がずっといいのに、なぜ人気に違いがあるのだろう。



そして、先に書いたように自分がチャットコミュニティを開発した時、今のタイッツーと同じようなことを経験しているのだ。




SNS とかチャットコミュニティーというのは、ある種の通信手段だ。

通信手段というのは、相手がいないと使い道がない。


しかし、できたばかりのサービスは、当たり前だがユーザーがいない。

この時期をうまく乗り越えられるかどうかが、勝負の分かれ目だ。



僕が作ったチャットコミュニティは、諸般の事情があって「簡単なものでよいからすぐ公開する」必要があった。

そこで、公開してしまってから機能を追加していった。

これが、偶然だが良い効果をもたらせた。


チャットコミュニティがあったとしても、最初は見知らぬ同士。

いきなり話がはずむ、なんてことはあまりない。

その意味では、通信手段があっても相手がいない。


でも、機能を次々追加していったから、とりあえずみんな「こんな新機能ができたらしい」という話題だけで、しばらく話ができるんだ。


共通の話題があり、それについて意見を言っていれば、性格も見えてくる。

やがて似た性格の人が友達になっていき、コミュニティは活性化していく。



タイッツーが、ちょうど今その時期だ。

数日ごとに新機能が追加される。その話題だけでしばらくみんなが発言する。


よくわからなくて質問する人もいるし、その質問にわかりやすく答えようと頑張る人もいる。

そうやって、知見も共有されていく。



コミュニティ黎明期は、みんなが、そのコミュニティが小さいものだと知っている。

だから、気に入ったその場を失わないように、仲間を増やそうと頑張る。


結果として、悪い人はいない。みんなが優しい世界。

現在のタイッツーは、その雰囲気を気に入っている、という人が非常に多い。




ただ、コミュニティが大きくなると、そのユーザー数が何よりも重要な「コンテンツ」になるのね。


初期ユーザーが作り上げてきた雰囲気とは関係なく、ある時点で「人が多い」こと自体が話題になり、さらに人を呼び始める。

爆発的に人が増えると、それまでの雰囲気なんてあっという間に壊されてしまう。


自分のための「利益」を求めてくる人も増え、場は荒れて行く。

運営する側は、その状況に歯止めをかけるためのコストを払わなくてはならなくなる。


これは、宿命だね。人が増えるということは、多様性が増すということとイコールだ。

もし、場が荒れるのを止めようとすれば、それは「多様性を認めない」ことになってしまい、それも嫌な世界だ。



タイッツーの開発者は、このことをよく理解しているようで、機能を慎重に選びながら実装している。


つい先日、メンション機能が実装された。

𝕏 のメンションよりも多少複雑な動作をするようになっていて、よく理解できないという人も多い。

しかし、この複雑な動作は、「個人の会話が多くの人の発言を邪魔しないように」「特定個人向けでも、皆に有益な情報なら、共有できるように」という、相反する要求を満たせるように、慎重に作られている。



リプライは、もっと難しいだろうね。

有益なリプライとクソリプは紙一重だ。タイッツー作者はこのことをよくわかっているからこそ、リプライ機能をすぐに実装せずに、慎重に考えている。




この話、ただ自分が昔通った道をもう一回見ているようで、懐かしいなぁ、というだけの話で、特にオチはない。


何よりも現在進行形なのでまとめにくいのだ。


ただ、これだけは言える。

コミュニティ黎明期の面白さ、というのを体験したければ、今すぐタイッツーにアカウントを作ると良いだろう。

恐らく、この面白さは半年後には体験できなくなっている。



ツイッターだって、そうした道を通ってきたのだ。

ハッシュタグが追加され、RT が公式機能として追加され、という段階ごとに、コミュニティは盛り上がった。


そういう意味では、𝕏 に変わってからは、ともかく激変はして、話題提供はできていると思う。

ただ、ツイッターは黎明期を過ぎ、すでに安定期だったのだ。

この期間になると、人々は変化を嫌う。結果、この激変は、多くの人に受け入れられていない。



スレッズは最初から多くを用意しすぎた。十分な機能があることを売りにした。

結果として、話題作りには失敗してしまったように思う。



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中華スープ  2023-08-20 15:30:58  料理

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今日は、料理ネタでもう一つおまけ。

先に書いた日記で、カルアピッグを作ったが晩飯は違うものにした、と書いた、その理由。



買い物に行ったら、ちゃんぽんスープを売っていたんだ。

ちゃんぽんって、ラーメンみたいなやつね。そのインスタントなスープ。

1食分づつ袋に入っていて、お湯を注げばスープになる。



お店では、箱が空いて中の袋が取れる状態で陳列してあった。

でも、値札には1箱 100円と書いてある。


スープ一袋で 100円は高いが、1箱で100円なら安すぎる。

店の人を捕まえて、100円というのは一袋ですか? と聞いたら、瞬時に「箱です」と返ってきた。


よし買おう。即決。


(時々、賞味期限が近いものを破格値で売っているお店です。このスープも、9月中頃が賞味期限のもの)




家に帰ってから箱をよく読んだら、スープ 50食分入りだった。1袋 2円だね。

材料としては豚骨ベースで、魚介だしなども入っている。


ちゃんぽんなら、野菜炒めが具材に載っているイメージ。

ならば、野菜炒めの味付けには合うだろう。


そこで、昨日の晩のメニューは、そういう感じにしたのだ。


豚小間切れ肉 500g

たまねぎ1個

人参半分

キャベツのざく切り てきとう


最初炒めて、途中からお湯を入れて煮る感じにした。

そして、スープを一袋入れ、澱粉でとろみをつける。

最後に、花椒塩、五香粉、ごま油で味を調えた。



作ってみたことで、スープの味の方向性もわかった。


これ、味覇とか創味シャンタンと同じ方向の味だわ。

白湯(パイタン)なのだから当然か。


それらの中華調味料は、結構高い。

それを考えると、100円で50食分はお買い得だったと思う。



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カルアピッグ  2023-08-20 15:06:38  料理 住まい

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庭の片隅にバナナが生えている。


20年近く前に家を購入したとき、費用の問題もあって庭の整備は頼まなかった。

それで、時々園芸店に行って庭木などを探していたのだが、そこでバナナの原種に近いものを見つけ、面白いから植えてみたのだった。


このバナナは種があるのだが、ちゃんとバナナの味がする。

ほとんど種で、食べるところはないので、飴玉のように口の中で種を転がす感じなのだが。


バナナの栽培と、種がなくなる変異のどちらが先かは知らないが、こんなおいしいのに種が無いものを見つけたら、それは大切に栽培して増やしただろう。

幸い、バナナは宿根草だ。1年で地上部は枯れるが、翌年にはもっと増えて芽吹く。


そんなわけで、我が家のバナナもどんどん増え、密生している。

今は花もつぼみで、芭蕉科の青々とした広い葉っぱが茂っている。




バナナもうまいが、せっかくあるのだからこの葉っぱを使いたい、というのはしばらく前から考えていた。


昨日買い物に行って肉屋に行ったときに、突発的に豚もも肉を2ブロック買ってきた。

およそ 1Kg 。



昔テレビの旅行番組で見た、どこかの地域の料理を作りたい。


地面に穴を掘って焚火をし、熾火(おきび)になったところで、バナナの葉にくるんだ豚を置いて埋める。

2時間ほどたつと蒸し焼きになっているので、それを食べるのだ。


具体的にはカルアピッグ、と思った。穴を掘って焚火は、いつかやりたい夢ではあるが、今回は圧力鍋で蒸す。

実際、現代的にはこちらの調理法の方が普通なようだ。


ネットで作り方を調べたが、伝統的な素朴な料理なだけに、作る人によってレシピはまちまち。

あまり気にせず適当にやることにした。



材料:

バナナの葉2枚、豚もも肉2ブロック、塩。



豚もも肉はフォークでめった刺しにしてから塩をたっぷり擦り込む。

そのまま2時間ほど置いて馴染ませる。


それから、バナナの葉でくるんで…バナナの葉は細長いし、折れやすいので1枚で綺麗にくるむことは難しい。

2枚の葉で、縦横2方向にくるんだ。


圧力鍋に水を少し入れ、蒸し調理用の板を入れ、バナナの葉でくるんだ豚肉を置く。

このまま、圧力をかけて弱火で 20分。煮物なら 10分で十分だが、蒸すのだと火が通りにくいと考え長めにした。


圧力が抜けるまで5分ほど待ち、蓋を開ける。

バナナの葉の良い匂い。竹の皮と同じような匂いだ。


熱いうちに肉を細かくほぐす。

熱いので大きなフォーク2本で行ったが、難しいというか、うまく力が入らずもどかしい。

途中から手づかみでほぐした。指先は熱いので時々休みながら。


鍋の底に最初に入れた水は、肉から落ちた油でいい感じのスープになっている。

ほぐした肉はスープに入れ、よく味を吸わせる。


食べるときは、肉部分だけスープから引き上げ、さらに盛って提供したり、この肉でさらに別の料理を作っても良い。


スープもうまいので別の料理に使うと良い。




バナナの葉の良い香りが付くことを期待したのだが、香りは特に感じない。

ということは、バナナの葉が無くても、豚肉を蒸してほぐせばカルアピッグだな。



周囲の葉っぱもおいしく食べた記憶があるのだが…と思ったら、先ほど調べたところ、それはラウラウという別のハワイ料理だった。


こちらは、豚バラ肉を食べやすいサイズに切ってから、里芋の葉でくるんで、さらにバナナ等の葉でくるみ、地面の中で蒸し焼きにする。


里芋の葉は食べるための食材、バナナの葉は、食材に土がつかないように守る役割だ。



そして、ポイも作ろうと思って材料を買ってきてあった。

ポイはタロイモのペースト。日本ではタロイモは入手が難しいが、近縁種の里芋で作ってみよう。


実は、カルアピッグと先に書いたラウラウを混同していたわけだが、ラウラウはポイと一緒に食べると美味しかったので作ろうと思ったのだ。



里芋を茹で、皮をむき、小さく切る。

この後、本来は水を加えながらペーストになるまで潰していくのだが、ミキサーでやってしまおう。


以上、出来上がり、ミキサーでやったら、少し粒状感が残る。

滑らかなペーストになるのが理想。



ポイは主食だが、作るのは重労働だったようで、昔は男が数日分まとめて作っていたようだ。

出来立てでも食べるが、数日置くと発酵してしまう場合もある。


そのため、現代的には通常発酵させてから食べるのだが、素人が発酵料理を作るのは危険なのですぐ食べる。



過去にハワイで食べたときには、発酵食品だとは知らなかったので、ピリピリとした味を「タロイモの消化酵素が残っているのではないか」と推察しているね。


これは間違いで、発行して炭酸ガスが発生しているので、ピリピリするようだ。




そんなわけで、カルアピッグとポイが出来上がった。


作ってすぐに家族で試食。皆美味しいと評判が良い。

もっとも、結構手間がかかっている割には素朴な料理で、また作るかは微妙なところ。


急に作ってみたくなって作っただけで、昨日の晩飯はこれとは違うものにした。

そのため、大半はまだおいてある。


今日は日曜日で、久しぶりに家族そろって晩飯が食べられるのでそこで提供しよう。



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