ラタトゥイユ
♪夏がく〜れば思い出す〜
ここ数年、夏になると作っている料理があります。それがラタトゥイユ。元はフランス・南プロバンスの料理らしいです。
フランス料理は難しいのだけど、南プロバンスの料理は事実上「イタリア料理」と考えてもいいくらい。大雑把に作ってもかなりうまいです。
材料
トマトの缶詰 | 1缶 |
ニンニク | 5かけ |
ベーコン | 5枚 |
茄子 | 3本 |
ズッキーニ | 1本 |
きゅうり | 1本 |
ピーマン | 3個 |
玉ねぎ | 1個 |
ドライトマト | 10個 |
オリーブオイル | 適当 |
コンソメの元 | 1個 |
塩コショウ | 好みに応じて |
唐辛子 | 好みに応じて |
元々の料理のイメージは「トマトシチュー」だと思ってください。スープのようなシチューではなく、もっと煮詰めた濃いシチューです。
なので、トマトは必須。料理用のトマトなんて日本では手に入りにくい(日本のものはフルーツトマトばかり)ので、缶詰が良いです。ドライトマトはたまたま家にあったので入れましたが、香りがよくなります。
ニンニク・ベーコンは香りを出すために重要ですが、肉をまったく入れない「野菜のみ」のラタトウィユというのも良く紹介されているので、ベーコンは無くても良いかも。
茄子はメインの具ですので是非。切ったらすぐに水につけないと表面が酸化して汚くなります。
ズッキーニもメインですが、無ければきゅうりで良いでしょう。ここでは両方入れました。ピーマン・玉ねぎなどはお好みで…他にも、煮崩れてしまうような野菜であれば、好きなものをいれていいと思います。
作り方
1.材料を切る
材料を小さく切ります。切って切って切りまくってください。
ニンニクはみじん切りに。ベーコンは小さめの適当な幅に。茄子は乱切りで、その他は1cm角くらいに適当に切ってください。最後には煮崩れることを期待しているので、見た目は気にしなくて良いです。
ドライトマトはぬるま湯で戻してから切るように。戻し汁はいいダシなので捨てないようにしましょう。
2.ベーコンとニンニクを炒める
ベーコンとニンニクを炒めます。
たっぷりのオリーブオイルを鍋に入れ、温度が低いうちからニンニク・ベーコンを入れてしまいます。目的は香りを出すこと。ニンニクは焦げやすいので、「温度が高くなってから」だと焦げ臭くなります。
ベーコンもすでに燻製にしてあるので火が通っています。あまり火を通さないで次の手順へ。
3.その他の材料も炒める
他の材料も入れて炒めます。
写真ではフライパンを使っていますが、鍋で直接炒めても構いません。今回、分量が多すぎたのでフライパンで少しづつ炒め、隣りに置いた鍋に移し変えていくようにしました (^^;
適当に火が入ればそれで良いです。この後煮込みますので。
4.煮込む
鍋で煮込みます。
野菜から出る水分だけで煮込む、というのが理想(?)です。今回、久しぶりに作ったので忘れていて、すこし水を入れてしまいました (^^; 焦げ付くのが怖いと思う人は多少水を入れてもいいと思います。
ちなみに、ドライトマトはここで、戻した水と一緒に入れました。辛いのが好きな人は、唐辛子を刻んだものなどをここで入れると良いでしょう。
適当なタイミングでコンソメを入れます。弱火でじっくり煮てください。最初の30分くらいは蓋をしておいて、その後は蓋を取って1時間くらい。煮詰めて水分を飛ばすようにします。煮崩れてしまうくらい火を通すのがいいです。
5.トマトを入れて、さらに煮込む
トマトの缶詰を入れます。あ、缶詰ごと入れるのではないので念のため。ホールの缶詰の場合、手でぐちゃぐちゃ潰しながら入れると良いでしょう。
写真は、入れた直後に撮りましたが、もちろんかき混ぜます。そしてまた煮込んでください。今度は味がなじみ、増えた水分が多少飛ぶ程度に。15分くらい煮ればいいかと思います。あまり煮込んでもトマトの香りが飛ぶので。
最後に、味を見て好きなように塩コショウしてください。多分しなくても十分うまいです。僕は単純に味付け忘れましたが(笑)、十分うまかったです。
6.完成
完成です。暖かいままでも、冷やしても美味しいです。
どうやって食べるの? とわからない人もいるでしょうが、なんにでもあいます。写真では冷やしてトーストに乗せてみました。
暖かいまま、シチューのように食べてもいいと思います。カレーのように御飯に掛けてもあうでしょうし、冷たくても暖かくても、パスタに絡めてソースにするとうまいです。
冷やしうどんや蕎麦にかけて食べる、というのも聞いたことがあります。やったことは無いけど、まぁうまいでしょう。クラッカーに載せると最高の酒のつまみにもなります。
茄子・ズッキーニ・トマトなどを使うので、夏に作るのがいい料理です。冷やしてもうまい、というのがさらに嬉しいですし、冷凍も利きますから作りおきできます。いつも材料は適当に作るのだけど、絶対おいしいというのも嬉しい料理です。