クリスマスケーキ製造計画 (2)
そろそろ世の中はクリスマスに向けて動きはじめました。ジングルベルこそ聞こえないものの、商店街を歩けばクリスマスの雰囲気が漂っています。
さて、そろそろクリスマスケーキの準備をしましょうか。ところで、1ヵ月前に作った漬け込みフルーツはうまく行ったかな? 作ってない人でも、ケーキ材料の店に行けば漬け込んだフルーツが売っていますよ。
今回作るケーキ、基本的にはパウンドケーキです。
これぞ簡単で美味しいケーキの基本。なんといっても、材料がすべて1パウンドですから、計るのが簡単です。(注:1パウンドは約454gですが、実際にケーキを作るときにはそんなにつかいません)
さて、材料です。以下に示すのはケーキ1本分です。2本分だと本当に約1パウンドずつになります。
材料 | 小麦粉 | すべて200g | ここはパウンドケーキの基本 |
---|---|---|---|
バター | |||
砂糖 | |||
漬け込みフルーツ | |||
卵 | 5個 | ||
チョコレート | 30g | ここらへんは好みで増減してね | |
くるみ | 80g | ||
ブランデー | 大さじ3 | ||
カラメル | 大さじ3 | ||
シナモン | 小さじ2/3 | ||
オールスパイス | 少々 |
作り方
1)小麦粉、砂糖はふるいにかけます。
砂糖は混ざりにくい固まりがとれればいいので、ザルみたいなもので漉すのが楽です(フルイの目は大抵細かすぎるので、砂糖をふるうのは大変)。小麦粉は空気を含ませるのが目的なので、細かいふるいを使いましょう。
また、この作業をはじめる前にバターを冷蔵庫から出して、室温にしておくと良いでしょう。
2)バターをこねてクリーム状にし、いろいろ加える
バターを泡立て器でこねてください。泡立て器のなかに入り込んで全然うまく行きませんが、ひたすらこねていればいつか報われて、急にクリーム状になります。
クリームになったらふるった砂糖をすこしづつ加えながら混ぜてください。
砂糖の次はチョコレートです。細かく刻んで混ぜてください。
写真はチョコレートを入れた直後。混ぜる度に写真を撮っていたのだけど、全部同じ写真に見えるので載せません(笑)
3)さらに卵や、そのほかいろいろ混ぜる
溶きほぐした卵をすこしづつ混ぜます。バターと卵が分離したみたいにモロモロになりますが、気にしないで混ぜましょう。なんかとろろ芋みたいですけど、大丈夫です。
さらに、漬け込みフルーツ、荒く切ったくるみ、カラメルソース、ブランデー、シナモン、オールスパイスをいれて混ぜます。
写真は1ヵ月前から漬け込んだフルーツです。見事に溶け合ってどろどろのわけわからんものになっています。しかし、見た目と違ってうまいのです。
砂糖大さじ2に水小さじ2をまぜて火にかける。茶色く色づいたらすかさず水カップ1/2を加える。(タイミングが遅いと焦げるし、早いとカラメルの香りが出ない)
すこしとろみが出るまで煮詰めて(水を入れた後は、どういうわけか焦げなくなるので安心)でき上がり。
4)小麦粉を混ぜる。
ここまでは泡立て器で混ぜていましたが、最後はヘラで混ぜます。せっかく空気を含ませた小麦粉ですから、混ぜすぎて空気が抜けないように、さっくりとまぜあわせてください。
5)焼く
パウンドケーキ型に入れて180度のオーブンで90分焼きます。表面が焦げそうになったらアルミホイルで覆って下さい。
写真はオーブンに入れる前の生地です。パウンドケーキ型に流すときは、こんなふうにクッキングシートを入れるか、型にバターを塗っておきます。
6)ブランデーを含ませて、熟成させる
焼き上がった後荒熱をとり、ブランデーを含ませます。ブランデーの量は好みにより加減して構いませんが、私はたっぷり含ませるのが好きです。
すぐに食べたければ少ない量にするのが良いですし、じっくり熟成させるなら多めにしましょう。
写真は焼き上がったケーキを、網に乗せて熱を取っているところ。写真が暗いのは焼いている間に夜になってしまったからです。すまぬ。
ブランデーを含ませた後はラップで密閉して、冷暗所で熟成させます。アルコールがある程度飛んで味が丸くなったころが食べ頃です。
少なくとも3日は熟成させましょう。1ヵ月目くらいからが食べ頃ですが、3ヵ月はもつそうです。
おまけ
少し生地が余ったので、カップケーキを焼きました。こちらはほんの香り付けにブランデーを振りかけ、すぐ食べてしまいました。
パウンドケーキとしても、結構美味しいものでした。でも、これを熟成させるとさらに旨いんだ。