原  2003/3/12 7:45  「吉原」まで 11.7Km

スタート位置が家から遠くなると、そこに行くまでが大変になります。今回は5時15分に起きて、朝6時5分の電車に乗りました。

それでも原駅についたのは7時40分。1時間半もかかってしまいました。もちろん、今回は前回と同じ失敗はしません。通勤電車で駅弁は食べにくかったので おにぎり にして、移動時間を有効に使っています。足のテーピングも済ませたし、降りてすぐに歩けます。準備は万全!


ファミリーマートのおにぎり、鶏五目120円、シーチキンマヨネーズ、鮭ごま、梅ごはん、高菜ごはん、各100円、ペットボトル茶 150円。税金込みで、合計703円。

…と思っていたら、忘れ物をしていました。歩きながらいろいろとメモをとるための筆記具がありません。そこで前回夜食を購入したコンビニでボールペンを購入。余計な出費、158円也。


3日ほど前の予報では、今日は晴れて暖かくなるはずでした。しかし、当日の朝の予報では寒い一日とのこと。実際寒いし、曇っています。原は富士山が綺麗に見えることで有名なのに、残念…。

広重「原」現在の「原」



いちおう、広重の絵と同じ…になるつもりで写真を撮っています。しかし、愛鷹(あしたか)山は見えるのに富士山は分厚い雲の中。残念です。


ちなみに、初夢で縁起が良いといわれる「一富士 二鷹 三なすび」の鷹とは、この愛鷹山のことだと言われています。富士山は一番高く、愛鷹は二番目に高い。そして(正月の)なすび は価格が高い、という冗談。
 江戸時代には なすび の温室栽培が実際に行われていたそうです。とはいえ、非常に高価で、正月に売られるものは庶民の手に入るようなものではありませんでした。

まぁ、曇っているとは言っても徐々に晴れつつあります。1時間もたつ頃には、全体は見えないながらも、時々富士山の山頂が見え隠れするようになりました。そして、そのころには富士市に入ります。


前回、原を夜歩いたときに電灯が全然無く「もうこんなに田舎なのか」と驚いたのですが、そもそも原は東海道でも一、二を争う「小さな宿」なんだそうです。今でも、それほど大きな町にはなっていない感じです。

旧道の表示それに比べれば、富士市はお金があるのでしょう。富士市に入ったとたんに、旧東海道沿いを示す表示が目に付くようになりました。大きなものではないので気をつけていないと見落としそうですが、道に迷いそうな時に必ず表示があるというのは安心なものです。


今回もまたコーヒーを飲んでいなかったので自販機でコーヒーを買い、飲みながら歩きます。気温が低いので暖かいものがおいしいです。

もう5回目ともなると東海道歩きも普通のことで、散歩気分でぶらぶら歩いていると、なんだかかわいらしいものがこちらを見つめていることに気付きました。

ドラ○もんとピカ○ュウピカ○ュウと ドラ○もんがこっちを見つめています。ドラ○もんなんて、手まで振ってくれています。

っていうか、石屋の店頭です。他にもかわいらしいキャラクターが一杯並んでいましたが、オリジナルっぽいので問題なし。しかしこの2体は…良いのでしょうか?


ミッ○ーとミ○ーどうもここら辺は石屋が多いようです。次の吉原に入ってからの話になってしまいますが、そこにもこんな石屋がありました。

ミッ○―とミ○ーに非常によく似ています。あの会社、わがままなくらい著作権には厳しいのですが良いのでしょうか…



10時過ぎ、多少道に迷いましたが「左富士神社」に到着しました。

原から吉原に行く途中、ずっと道の右側に見えてきた富士山が道の左側に見えるようになります。もちろん、道の進む方向が急に変わっているからなんですけどね。

富士山が左に見える、いわゆる「左富士」は藤沢の先でも一度ありましたが、こちらの方がずっと有名です。

いわゆる「左富士」の見える場所は、この神社から数十メートル進んだところになります。

(ページ作成 2003-03-16)

前記事:沼津     戻る     次記事:吉原
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -