春の家族旅行2025

目次

計画段階

2月22日(土)(1日目)

朝食

曽我の梅林

小田原城

本間寄木美術館

旅館

箱根温泉

23日(日)(2日目)

ポーラ美術館

昼食

ガラスの森美術館

アチェロ

帰り道


ガラスの森美術館

ここは次女のリクエスト。好きな Youtuber さんが、ガラスの森のレポートしていて興味を持ったのだそうです。


以前、テレビで見ていたり、事前にホームページで見たりしましたが、まぁ、歴史的に価値があったり、綺麗なガラス工芸品が置いてあるんだな…くらいの認識でした。


でも、行ってみて分かった。ここは、自分の目で見ないと理解できない場所だ。

入り口からガラス細工で表現された「木」があるのですが、写真で見ても伝わらないくらい綺麗。


園内に入ると、同じように作られたガラスの木や、ガラスで作られたゲートなどが見晴らせる場所があります。

この光景が幻想的。風で揺れたガラスビーズが光を乱反射するのですが、この綺麗さは写真にも、動画にも映らない。


自分の目で見て体験する必要があります。


美術館部分も、驚きの連続。

僕の知っている「ガラス窓」って、19世紀くらいにならないと出てこないものだと思っていた。


板ガラスを作るのって難しくて、18世紀のガラス窓は、円盤をたくさん組み合わせたものなのね。

ガラスを吹いて球にしたら、切り開いて「皿」を作る。ここまではよく使われる技術。

この皿を、ぐるぐる回して遠心力で伸ばすと薄い板になる。これをガラス窓に使う。


でも、この方法だと厚みにもムラがあるし、綺麗な板にはならない。


でも、ガラスの森美術館の、ベネチアンガラスの博物館に入ると、入ってすぐの所に「18世紀の鏡」が飾ってあるんだ。

現代の鏡と比べても、何ら遜色はない。厚みが均一でゆがみのない板ガラスで作られている。


これがちょっと衝撃だった。


その後も、様々な時代のガラス製品が展示されているが、自分の中での「常識」がことごとく壊されていく。

18世紀にはもう、現代のそこら辺のガラス食器よりもはるかに繊細なものが作られている。まぁ、貴族が使っていたような高級品ではあるのだけど、技術でいえば今よりすごいかもしれないくらい。


一つ、ガラスの「花瓶」があった。大きなつぼ型で、両側に取っ手がついている。

よく見ると、片側の取っ手だけ、装飾のない透明なガラス。ガラスの形もなんかぎこちない。

おそらく、片方が割れてしまって、別の職人によって修復されたんだろうね。ベネチアングラスの職人であれば装飾付きで優美な形を作れるが、普通のガラス職人では、装飾も形も上手く作れなかった、ということだ。

これが何よりも、当時のベネチアングラスの技術の高さを物語る。




ベネチアングラスの美術館は結構広かった。ゆっくり見てたら、また疲れた。


18世紀ごろのものだという「ベネチア土産」と入っているガラス製ペーパーウェイトは面白かった。

今でも、観光地なんかで土地の名前が入ったお土産物あるけど、18世紀にはすでにあるんだ、って。


ガラスで作ったバラが沢山ある庭園に出たので、屋外でしばし休憩。しかし、寒い。

次女と長女は綺麗なバラの写真を撮って回っているが、妻は寒いから早く屋内に入りたい、という。


次へ。現代ガラスの美術館。

ガラスを使った芸術作品をいくつか置いてある。透明感のある繊細な作品で…いくつかのガラス板を組み合わせて作ってあるのだけど、透明すぎてどのように組み合わされているのかわからない。

どうなっているの? と考えるのも面白さのうち。


そのあとは、お土産物屋というか、ミュージアムショップだった。

ガラス製品多数で、これらを見ているだけでも美術館と同じようで楽しいのだが、歩き疲れたので適当に見て外へ出る。




日向にベンチがあったので座って休憩。

入り口からも見えたガラスの木などが見える。逆サイドに来た形。


近くには、ガラスでできた彫刻などが置かれています。


時間は15時過ぎ。ガラスの森美術館の閉館は17時半だけど、どうしましょう?


すぐ目の前に、水車小屋がありました。

パンやジャム、メープルシロップなどを売っているようです。ちょっとお腹空いたし、覗いてみます。


アチェロ

お店の名前は、アチェロ。どんな意味だろうと思って調べたら、「カエデ」でした。

なるほど。メープルシロップ売る店だもんね。


水車小屋だからパンを焼く粉挽きをしているイメージかと思ったら、水車の力で動いているのは、石臼を回転させる4人の人間…のようなからくり人形。


水車の力で、粉を挽く人(?)を表現するという、何とも不思議な感じ。


いろいろ試食があったので少し食べますが、美味しいのだけど値段が高い。

でも、次女が欲しいというので、ジャムのセット買いました。ものすごく小さな瓶2つで、千円。桜の風味と、抹茶の風味のセットです。


あと、美味しそうなミニクロワッサンを売っていたので、3ついただきます。

これも結構高かったので、家族で一人半分づつ味見できればいいかな…と。

美味しいクロワッサンでした。


帰り道


以上で旅行としては終わり。十分楽しんだし、もう帰るんでいいんじゃない? となったので帰ります。

これが、帰り道大渋滞。箱根湯本駅まで通常30分の所、1時間程度。もっとゆっくり遊んでいたら更にひどくなっていたんでしょうね。早く帰って正解でした。


途中で「くら寿司小田原東町店」に寄り夕食。うちの近所のくら寿司は混んでいて、予約なしにはとても食べられません。なのでこの店も途中で予約しておいたのだけど、特にナラバ内でも食べられるようでした。

小田原だったら回転ずしでもネタが美味しいかな…と思っていたのだけど、特にそういうこともありませんでした。まぁ、普通に寿司は旨かったけど。


帰宅は20時過ぎでした。


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(ページ作成 2025-03-30)

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