夏の家族旅行2013
目次
おまけ:上級問題
最後に余談。
富士山2合目検定の追加問題、家に帰ってから後日挑戦しました。
これがまた超難易度問題で…
雑学すぎて辞書には載っておらず、WEB で検索しても答えがわからないような微妙な問題を作ってあります。
たとえば「富士山の登山回数最高記録を持っている人の職業は?」という問題があります。
WEBで調べれば「強力(ごうりき)」だとわかります。でも、答えは選択式ですが強力はありません。
じゃぁ、強力とは何ぞや…とWEBで調べても、米の名前とか酒の名前ばかり出てきて、職業名としてはなかなか出てこない。職業の説明が出たとしても、「荷物を背負い、運ぶ人」と言うような説明で、やはり三択にある職業名とは結びつきません。
実は、「強力」は若干差別的な意味合いもある言葉。だからあまり使われませんし、調べてもなかなか出てこないのです。
確かに荷物を運ぶ人が強力なのですが、仕事として毎日悪路を歩いているため(車などで運べないような場所だから人が運ぶのです)、依頼されれば登山の案内人も務めるのが普通です。ということで、答えは「登山案内人」。
富士山登山回数日本一…というのは調べればわかることでも、その人の職業が何に当たるか、はあらかじめ知識がないと答えられないようになっているのです。
もう一つ例を挙げましょう。富士山で「見られない」高山植物は? という問題も、選択肢にある4つの植物は、すべてWEBで見つかり、富士山で見られるとわかります。
じつは、選択肢の一つ「オンダテ」が間違えているのです。
よく言い間違えられるのですが、正しくは「オンタデ」。蓼(たで)の仲間ですから、濁音は後ろに来ます。
ところが、日本語では2つの言葉がつながると、後ろの言葉の頭が濁ることが多いため「オンダテ」と言い間違える人が多く、そのまま表記されている WEB ページも多数あるのです。(この答えは僕は判らず、植物に詳しい妻によるものです。)
追加問題はこんなのばかり。google が存在する世の中でクイズの「難問」は作りにくくなっているのですが、本当によく作ったな…と思います。
遊園地のクイズラリーの問題も含め、「ぐりんぱのスタッフが作った」と言うことになっているのですが、恐らくは外部のクイズ作成会社の手を借りています。
それじゃなきゃ、こんなに巧妙な問題を 25問も用意できると思えない。
逆に言えば、このレベルの問題って、楽しみたくてもなかなかお目にかかりません。今回は非常に楽しませてもらいました。
ぐりんぱに次行くのは何年後かわかりませんが、また遊びに行くとは思います。
その時も、こういうクオリティの高いイベントをやっているといいな。